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Fujitsu

Japan

株式会社ジー・モード様 導入事例

携帯ゲームのトップベンダーが選んだ信頼性と拡張性
制作現場の財産である画像データなどのバックアップに活用

業種:エンタテイメント
ソリューション:新コラボレーション・システム
ハードウェア :ETERNUS SX300,PRIMERGY
ソフトウェア :SharePoint Portal Server, Live Communications Server

掲載日:2005年11月30日 (取材日:2005年10月18日)

印刷対応版 (386 KB)


導入前の課題   導入後の効果
  • ディスク容量不足とシステム信頼性の強化
  • システム増加による開発作業環境の圧迫
  • システム管理者不足で運用負担の増大
 
  • ビジネスの拡大を見据えて、拡張性と信頼性を確保
  • コラボレーションシステムにより快適な作業環境を提供
  • Fsasのワンストップな支援による運用効率と安全性を確保

「新たなITインフラの構築で、成長への基盤が完成しました。容量不足やデータ消失などを心配することなく、ビジネスに打ち込むことができます」

いつの時代にも急成長を続ける業界があり、そこでは多くのベンチャー企業がエネルギッシュに活躍しています。そして、これらベンチャー企業が、必ず直面する課題が成長のためのITインフラ整備です。創業当時に構築したいくつかのシステムを統合したり、拡張するための新たなインフラ整備が必要となるのです。携帯ゲーム業界のリーディングカンパニー株式会社ジー・モードも、既存ITシステムの大がかりな刷新が必要となりました。その際、ストレージに採用されたのが富士通ETERNUSです。採用の決め手は、同社の成長に対応できる卓越した拡張性と、制作現場の財産ともいえる画像・映像データなどを蓄積できる優れた信頼性でした。

導入の背景


ビジネスの拡大につれITシステムのインフラ整備が課題となる


携帯電話の進化は、いくつもの新たなビジネスの登場を可能にしました。その1つが携帯ゲームです。電車での移動時間や、待ち時間など、ちょっとした空き時間を利用して、サイトからゲームをダウンロードして楽しむことができます。

この携帯ゲーム業界のトップベンダーであり、業界をリードしてきたのがジー・モードです。「『いつでも、どこでも、誰とでも』をコンセプトに、わずかな時間で皆さんに楽しんでいただける多くのゲームを開発、配信しています。」と、同社開発本部 システム部部長 金子恵治氏は語ります。

携帯ゲームにいち早く着目し、2000年7月に設立。DoCoMoへのゲーム配信は2001年1月、J-フォンは2001年5月、auは2001年7月から配信を開始し、業界の拡大と共に順調にビジネスを拡大させてきました。

そして、同社の急成長と共に課題となったのが、ITインフラの整備でした。

導入のポイント


信頼性と拡張性から富士通ETERNUSを採用


会社の設立当時から、主に社内で業務システムを構築してきましたが、増え続ける社員をカバーできなくなりました。「事業が拡大して、既存のストレージ容量も足りなくなってきました。そこで、富士通も含めて、3社にサーバとストレージの新しい提案を求めました」と、金子氏は語ります。

ストレージ提案の条件は、まずWindowsベースであること。マイクロソフトのActive Directoryを利用して、複数システムへのシングルサインオンを企画していました。業務システムが増え、1人でシステムログインのためのパスワードを数個持つ必要があり、大きな負担となっていたからです。このため、新たなインフラのOSをWindowsに統一する方針であり、ストレージもWindows対応の製品に限定しました。

次に拡張性が保証されていること。ビジネスも社員の増加に耐えられるだけの、十分な拡張性が必要でした。そして、信頼性。「ゲームやゲームの重要な要素となる画像データを蓄積するためのストレージです。確実な信頼性が不可欠でした」と、金子氏は強調します。

これら条件をクリアして採用されたのが、富士通ETERNUS SX300でした。「Fsasが窓口となり真摯に対応していただきました。富士通を選んだのは条件を満たしていることもありますが、グループが一丸となっての支援を期待したからです。製品も構築も稼働後のサポートも、富士通であればワンストップで提供してくれるでしょう」と金子氏は期待しています。

システム概要


全システムのデータバックアップ用にETERNUS SX300を活用


2005年5月に提案し、翌6月には富士通に決定。それからシステム構築を開始し、新たなITインフラは同年8月から稼働しています。

この新インフラ上で稼働しているのが、PCサーバPRIMERGYです。業務アプリケーションは、SharePoint Portal ServerとLive Communications Serverの2つ。SharePoint Portal Serverによりポータルサイトを構築し、システムへのログインや情報の共有などを可能にしています。Active Directoryによるシングルサインオンもこのポータルから可能です。「従業員はいくつものパスワードを覚える必要がなくなり、とても喜ばれています。運用側もパスワードを忘れた社員への対応が不要で助かっています」と、新システムのメリットを金子氏は語ります。

Live Communications Serverは在席状況を確認するツール。同社では大勢の制作担当者がおり、インスタントメッセージなどを利用して、密に連絡を取りながら共同作業をしています。Live Communications Serverで相手の在席状況を確認し、効率的にコミュニケーションが取れるようになりました。

これら業務システムのデータバックアップや、制作途中のゲームの素材となる画像・映像など膨大な量のデータ保存先がETERNUS SX300です。現在1.5テラの容量を持ち、必要に応じて拡張していきます。

今後の展望


既存業務システムのWindows化とセキュリティの強化


Fsasでは、ジー・モード専用のサポート窓口を設け、さまざまな相談や質問などに対応しています。「大変ありがたく思っています。私たちシステム部門にはわずか3人しかおりません。しかもLinuxで独自にシステム構築してきたので、Windowsの構築には不安がありました。Fsasの対応には助けられています」と、金子氏はFsasによる強力な運用支援を高く評価しています。

会計や販売など、Linuxで稼働しているシステムがいくつか残っており、これらも新たなインフラに移行していくとのこと。また、現在は業務システムやゲーム開発データをバックアップしていますが、個人のパソコン内のHDDに格納されているデータもバックアップしていきたいと考えています。ETERNUS、そして富士通にかけられている期待は大きいといえます。

新たにインフラが整備されましたが、これで終了ではないと金子氏は語ります。「今、プライバシーマーク取得の準備を進めており、そのPDCAのサイクルに沿って、システムの改善を続けていく予定です。他の業務システムのWindows化も残っています」。加速的に拡大していくビジネスに対応していくため、堅牢かつ柔軟なシステム基盤の確立が不可欠です。その面からも今回のインフラ整備の意義は大きかったといえるでしょう。ETERNUSは、ITシステムはもちろん、同社の成長を支える強力な企業基盤として活躍しています。

お客様概要


株式会社ジー・モード


所在地: 〒151-0053 東京都渋谷区代々木3丁目22-7 新宿文化クイントビル9階
資本金:32億7,443万円(2005年9月末日現在)
設立: 2000年7月
事業概要:世界初のJavaTM専門ネットワークゲーム ・コンテンツ・プロバイダーとして設立され、JavaTM携帯ゲームの企画・開発、有償コンテンツの配信、OEM事業に従事。海外でも事業を展開している。
URL: http://www.g-mode.co.jp/Open a new window(新しいウィンドウで表示)



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