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Fujitsu

Japan

今までに発表した製品
FUJITSU Storage ETERNUS CD10000
ハイパースケールストレージ

ETERNUS CD10000 ハイパースケールストレージは、2015年12月11日に販売終息しました。本ページで紹介している情報は、2015年12月11日時点のものです。本製品の後継製品は、ETERNUS CD10000 S2 ハイパースケールストレージです。

概要

大容量

  • 大容量コンテンツの保管に適した分散ストレージによるオブジェクトス トレージ。
  • 最大物理容量56.6ペタバイトまでリニアに容量と性能の拡張が可能。

業務をとめない

  • 複数のノードでデータの信頼性を確保。データ保護方式としてレプリケーション(2~8)、またはイレージャーコーディング注1を選択可能。
  • ノード追加による容量拡張を業務停止せずに容易に実施可能。
  • DISK障害時からの復旧時、およびノード追加時にデータ移動が少なく性能劣化が少ない。
  • 新ハードウェアへのリプレースを業務停止無しで実施可能。

投資の最適化

  • 「Basicノード」「Capacityノード」「Performanceノード」の3種類のストレージノードからスモールスタート、大容量、高性能など要件に応じて柔軟な構成が可能。
  • 必要に応じてストレージノードの追加が可能。
  • オブジェクトアクセスだけでなく、ブロックアクセスも可能なマルチアクセス対応。

かんたん導入・運用

  • 当社独自のWebベースの管理GUIにより直感的な操作が可能。
  • オープンソース・ソフトウェアと当社ハードウェアを組み合わせて提供するこ とで導入・運用負荷を大幅に削減。
  • ワンストップのサポートサービスが可能。
  • ノードの増減設時にデータを自動的に再配置。製品ライフを超える長期保管データでも容易に移行が可能。

クラウド基盤との親和性

  • 分散ストレージのオープンソース・ソフトウェア「Ceph(セフ)」を採用。
  • Amazon S3互換のAPIを提供。
  • OpenStackのSwiftおよびCinderのストレージとして使用可能。

(注1)分散ストレージを構成するサーバ間でデータのパリティを作成することで可用性と容量効率を高める技術。オブジェクトアクセス時のみ使用可能。

仕様・諸元

種別 Basicノード Performance
ノード
Capacity
ノード
ストレージノード単体
物理容量注1 12.6TB 34.2TB 252.6TB
PCIe-SSD容量 (データキャッシュ用) 0.8TB 1.6TB 0.8TB
ネットワーク
インターフェース
[最大転送速度]
ホスト接続 Ethernet [10Gbit/s] ×2
ストレージ
ノード間接続
Infiniband [40Gbit/s] ×2 (クラスタネットワーク),
Ethernet [1Gbps] ×2 (管理ネットワーク)
外形寸法 (W×D×H) [ピッチ数] 483×770×87mm [2U] 483×770×177mm [4U] 483×980×263mm [6U]
質量 27kg 61kg 127kg
最大消費電力 [皮相電力] 471W [524VA] 894W [994VA] 1,783W [1,982VA]
最大発熱量 1,696kJh 3,219kJh 6,419kJh
最小構成時 (単一ストレージノード構成)
構成品 ストレージノード×4、管理ノード×1、
クラスタネットワークスイッチ×2、
管理ネットワークスイッチ×2、19インチラック×1
ACコンセントボックス (Basic / Performanceノード構成:4台、Capacityノード構成:6台)
物理容量注1 50.4TB 136.8TB 1,010.4TB
外形寸法 (W×D×H) 700×1,075×2,008mm (19インチラック)
質量 308kg 444kg 717kg
コンセント数 [形状] 4 [NEMA L6-30] 6 [NEMA L6-30]
最大消費電力 [皮相電力] 3.0kW [3.4kVA] 4.7kW [5.3kVA] 8.3kW [9.2kVA]
最大発熱量 10,775kJh 16,866kJh 29,668kJh
その他
ストレージノード数 4~224
データ保護方式 レプリケーション(2~8多重)、イレージャーコーディング
電源条件 電圧 AC200~240V±10%
相数 単相
周波数 50Hz、60Hz
周囲環境条件 温度 15~35℃ (動作時)
湿度 20~80%RH (動作時)
省エネ法に基づく表示 (2011年度基準) 区分 N N N
エネルギー消費効率 [達成率] 注2 0.038 [94%] 0.027 [A] 0.0071[AA]

(注1)1TB=1,000GB、1GB=1,000MBとして計算したシステム領域を除く容量で、ユーザ容量はデータ保護方式の設定によって異なります。
(注2)エネルギー消費効率とは、省エネ法で定める測定方法により測定された消費電力を、省エネ法で定める記憶容量で除したものです。本装置のエネルギー消費効率は、容量と回転数が同一のディスクドライブを最大数搭載した場合の値です。基準達成率の表示語は、Aは100%以上200%未満、AAは200%以上500%未満、AAAは500%以上を示します。

環境への配慮

グリーン製品の提供
グローバルな環境対策に則った当社独自の厳しい環境評価基準(省資源化、リサイクル設計、化学物質含有/使用規制、省エネルギー、環境情報の提供など)に基づいた地球に優しい、環境への負荷の少ない「グリーン製品」として提供しています。

Green Policy Innovation グリーン製品のロゴマーク

グリーン購入法への対応

本製品は、国などによる環境物品などの調達の推進などに関する「グリーン購入法」に基づく調達の基本方針(判断の基準)に対応しています。

サポートサーバ/OS

サポートサーバ/OS
ベンダー名 サーバ名 OS
富士通 PC サーバ PRIMERGY,
基幹 IAサーバ PRIMEQUEST
Red Hat Enterprise Linux 6.5,
Red Hat Enterprise Linux 6.4
その他 各社 PC サーバ Red Hat Enterprise Linux 6.5, Red Hat Enterprise Linux 6.4,
CentOS 6.5, CentOS 6.4,
Ubuntu 14.04, Ubuntu 12.04
ベンダー名 クラウド基盤ソフトウェア
Red Hat Red Hat Enterprise Linux OpenStack Platform 5,
Red Hat Enterprise Linux OpenStack Platform 4
Ubuntu OpenStack 14.04, OpenStack 12.04
SUSE Cloud 3.0
Mirantis OpenStack 5.0

補足:サポートサーバ・OS・ソフトウェアの詳細は、弊社担当営業、または販社パートナーまでお問い合わせください。

特長・機能

抜群の拡張性と運用性により、大容量のコンテンツを効率よくセキュアに保管

大容量コンテンツの保管

ICTの進化により、ビジネスや社会生活の様々な場面で情報が利用されています。利用する多様なコンテンツを収集・管理し、配信するサービスや組織で利用するインフラとして、大容量データを効率的に保管するための新たなストレージが求められています。

従来のストレージは、保管データ量が増加するにつれて、容量・性能のリソース不足や、ディスク故障に伴うRAIDのリビルドが発生するリスクが高まり、RAIDのリビルド中はデータの可用性が低下します。また、リプレース時のデータ移行により、長時間のシステム停止が生じる可能性があります。

ハイパースケールストレージ「ETERNUS CD10000」は、抜群の拡張性と運用性を備え、大容量コンテンツを効率よくセキュアに保管し、従来型ストレージの運用課題を解決します。コンテンツのデータを属性情報と共に管理するオブジェクトアクセスに対応し、多様化する情報の利用を促進する新たなストレージ基盤を提供します。

スケールアウト

大容量コンテンツの保管に対応する極めて優れた拡張性を備え、ノード追加によりスケールアウトで容量・性能を拡張できます。最大224ノードまで増設可能で、最大56PB注1の大容量ストレージを単一のプール領域として提供します。従来型ストレージはディスク増設が行えても、コントローラー性能が頭打ちとなる場合がありますが、ETERNUS CD10000はディスクとコントローラーを組み合わせたノードを追加できるため、処理量の増加に応じて柔軟かつタイムリーにシステム拡張が行えます。ノードは無停止で増設可能です。

(注1) 1TB=1,000GB、1GB=1,000MBとして計算したシステム領域を除く物理容量、ユーザ容量はデータ保護方式の設定によって異なります。

スケールアウト 概要図

分散ファイルによる冗長化と負荷分散

分散ストレージのオープンソース・ソフトウェア「Ceph(セフ)」を採用。特定のノードに負荷が集中しないよう、ワイドストライピングでデータを自動で分散配置します。また、ノード間でデータを冗長化し、ディスクやノードが故障時した場合は、データの冗長性を自動で復元します。冗長化方式として、分散ストレージで一般的なレプリケーション(多重化)に加え、イレージャーコーディング注2にも対応しています。
可用性、容量、性能など要件に合わせて冗長化方式を自由に選択可能です。
また、Cephの分散ストレージ技術は、構成変更時のデータ移動を最小限に留め、一般的な分散ストレージと比べて性能影響を大幅に低減します。

(注2)分散ストレージを構成するサーバ間でデータのパリティを作成することで可用性と容量効率を高める技術。オブジェクトアクセス時のみ使用可能。

レプリケーション(多重化)
レプリケーション(多重化) 概要図

イレージャーコーディング
Erasure Coding 概要図

容易なマイグレーション

旧ノードから新ノードに順次入れ替えるだけで、新ノードへのデータ移行を無停止で行えます。ノード構成の変更に応じて、データの冗長性を自動復元し、負荷分散を自動で調整することから、データの移行作業は一切不要です。従来型ストレージはリプレース時のデータ移行で長時間のシステム停止や煩雑な移行作業を要する場合がありましたが、ETERNUS CD10000は大規模なデータ移行でも無停止で容易に行えます。

容易なマイグレーション 概要図

マルチアクセス対応

保管するコンテンツに固有のIDを付与し、属性情報と共に管理するAmazon S3互換のオブジェクトアクセスをサポート。ブロック単位でデータを読み書きするブロックアクセスにも対応し、用途に応じてアクセス方式を選択できます。また、オープンソース・ソフトウェア「OpenStack」をサポートし、OpenStackによるクラウド基盤のストレージとして利用可能です。

ジオレプリケーション

ETERNUS CD10000はジオレプリケーションをサポートしています。遠隔地に置かれたETERNUS CD10000にデータのバックアップを行うことで災害対策が可能です。

優れたユーザインターフェース

直感的に操作できるWeb GUIを提供し、ダッシュボードでシステムの統合管理が行えます。また、当社独自のCeph管理用CLIを実装し、コマンドによる各種設定も可能です。

アプライアンス製品

オープンソース・ソフトウェアの分散ストレージと検証済みのハードウェアを組み合わせ、アプライアンス製品としてオールインワン提供します。ワンストップのサポートサービスに対応し、導入・運用負荷を大幅に軽減します。

ストレージノードとして、「Basicノード」「Capacityノード」「Performanceノード」の3種類をラインナップ。異なる種類のストレージノードを混在搭載でき、要件に応じて柔軟な構成が可能です。

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