2013年3月8日
富士通は、「ISSCC 2013」に参加し、SPARC M10搭載プロセッサ「SPARC64™ X」の回路技術を発表しました。本セッションでは、高速・小型化した汎用レジスタ、14.5Gb/sの高速シリアル転送、メインフレームクラスのRAS機能など、SPARC64 Xの回路技術についてより詳しくご紹介しました。
ISSCCは米IEEEが主催する、半導体技術に関する最大級の会議である「国際固体素子回路会議」です。
ISSCC 2013 | |
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開催日 | 2013年2月17日(日曜日)~2013年2月21日(木曜日) |
場所 | 米国サンフランシスコ
マリオット マーキース ホテル |
主催 | 米IEEE(The Institute of Electrical and Electronics Engineers, Inc.) |
公式Web
サイト |
ISSCC 2013(International Solid-State Circuits Conference 2013) |
講演テーマ | A 10th Generation 16-Core SPARC64 Processor for Mission-Critical UNIX Server
(ミッションクリティカルUNIXサーバ向け第10世代16コアSPARC64プロセッサ) |
講演者 | エンタプライズサーバ事業本部 プロセッサ開発統括部
第一技術部 菅 竜二 |
論文執筆者 | 菅 竜二、田中 智浩、杉崎 剛、西山 龍一、酒林 聰太、小柳 洋一、岩月 竜二、早坂 和美、上村 大樹、伊藤 学、小関 由知、安達 裕幸、古谷 和弘、本車田 強 |
当社は「A 10th Generation 16-Core SPARC64 Processor for Mission-Critical UNIX Server(ミッションクリティカルUNIXサーバ向け第10世代16コアSPARC64プロセッサ)」という題目で、最新プロセッサ「SPARC64 X」で採用されている回路技術の発表を行いました。
高性能・高信頼が求められるミッションクリティカルサーバ向けのプロセッサとして、高速レジスタファイル回路、チップ間高速伝送技術、ソフトエラー耐性強化技術について言及しました。
同学会には世界中から最前線で活躍する回路技術者が参加しており、高速化・高性能化・省電力化といった最先端テクノロジにおける共通の課題について、活発な議論が行われました。
発表後に数多くの方から質問を受け、富士通のプロセッサ開発技術に対する関心の高さを実感しました。
世界を相手に戦っていることを再認識し、今後もミッションクリティカルサーバ向けプロセッサの開発を行ってまいります。
ISSCC講演会場