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Fujitsu

Japan

富士通フォーラム2012 SPARC Enterprise 出展

SPARC Enterpriseの本体装置は販売を終了しました。
本製品の後継機種はSPARC Serversです。

開催概要セミナー展示デモセミナーレポート展示デモレポート

Solaris仮想環境でのデータベース運用

2012年5月29日

"Reshaping ICT - Reshaping Business"をテーマに、富士通フォーラム2012 東京を開催しました。

富士通フォーラム2012 東京では、人々の暮らしや社会・お客様のビジネスを支える新たなICT利活用への取り組みと、それを支える最先端のプロダクト、サービス、テクノロジーについて、セミナーと展示デモにてご紹介しました。

富士通フォーラム2012 東京
Reshaping ICT - Reshaping Business
会期 5月17日(木曜日)~18日(金曜日)
会場 東京国際フォーラム(東京都千代田区)

開催2日間で1万人を超えるたくさんのお客様にご来場いただきました。
数ある展示デモやセミナーの中でも、SPARC64™プロセッサ搭載のスーパーコンピュータ「京」 注1には、多くのお客様にお立ち寄りいただきました。
また、ビッグデータ時代のモビリティ・マネジメントを支えるVehicle ICTでは、走行中の車からリアルタイムに収集したデータを活用した、安心・安全・快適なモビリティ社会の実現についてご紹介しました。
富士通の先進技術を駆使した静脈認証センサーや最新スマートフォンの展示はもちろん、当社のタブレット ARROWS Tabを使った会場のご案内は、お客様から高い評価をいただきました。

本サイトでは、当日の会場の様子を SPARC Enterpriseを中心に、より詳しくお届けいたします。

会場の模様


(左)SPARC Enterprise、(右)ETERNUS


次期SPARC64 プロセッサのウエハを展示


SPARC Enterprise M3000 筐体内部


Oracle Solaris Legacy Containersをご紹介


スーパーコンピュータ「京」


スーパーコンピュータのステージ


会場ご案内端末(ARROWS Tab)


車を軸としたICTの世界 -Vehicle ICT-(参考出展)


静脈認証センサー(右側は参考出展)


「プロダクト・サービス・テクノロジー」エリア

SPARC Enterprise 展示デモ

歴代のSPARC64 プロセッサ

UNIXサーバに搭載されている歴代のSPARC64プロセッサはもちろんのこと、現在、富士通が開発中の次期SPARC64プロセッサについてもご紹介しました。


歴代のSPARC64プロセッサ

当社のSPARC64プロセッサの開発の歴史は15年以上に及びます。高周波数化による単体性能の向上はもちろんのこと、マルチコア・マルチスレッドによるスループット性能の向上、演算・メモリ性能の向上、そして消費電力の削減など、時代の変化に応じながら、SPARC64プロセッサの強化に努めてきました。

実際にプロセッサ・ダイをご覧いただくと、富士通が追求してきたプロセッサの微細化技術も、目で確認することができます。
富士通フォーラム2012 東京では、当社のプロセッサ開発の取り組みについて、SPARC64プロセッサの開発者がセミナーでご紹介しました。

Solaris仮想環境でのデータベース運用

Oracle SolarisコンテナによるOracle RAC運用の効率化

OS仮想化機能の「Oracle Solarisコンテナ」と、複数台のサーバで1つのデータベースを処理できる「Oracle Real Application Clusters(Oracle RAC)」を使用したデータベース運用についてデモをご紹介しました。

タイトル Solaris仮想環境でのデータベース運用
紹介製品 SPARC Enterprise M3000、ETERNUS、Oracle 11g RAC、ServerView Resource Orchestrator
ご紹介パンフレット 「Solaris仮想環境におけるデータベース」 (221 KB)
ソリューション Oracle RAC on Containersで実現する最高のデータベース基盤
  • ライセンス費用を低減

    Oracle Solaris の仮想化機能「Oracle Solarisコンテナ」は、物理サーバ上に複数の仮想OSを構築することができます。物理サーバ上にOracle RACを構築すると、搭載しているCPUのコア数分のライセンスが必要となるため、ライセンスコストが莫大になってしまいます。Oracle Solarisコンテナ上にOracle RACを構築すると、使用するコア数分だけライセンスを購入すれば良いので、ライセンス費用を抑えられます。

物理サーバ上にOracle RACを
構築した場合

Oracle Solarisコンテナ上にOracle RACを
構築した場合

  • 業務負荷に柔軟に対応
    Oracle Solarisコンテナ上のOracle RACでリソース不足が発生した場合、システムリソースを拡張する方法が2つあります。

    1つはOracle Solarisコンテナの機能を利用して、RACを運用しているOracle Solarisコンテナ環境に、別のコンテナ環境からリソースを移動・追加する方法です。もちろん、リソースを元に戻すことも可能です。もう1つはRACの機能を利用して、別のサーバのリソースを活用する方法です。どちらの方法でも、業務の負荷変動に応じて、仮想環境に柔軟にリソースを割り当てることで、システムの安定稼働を実現しています。

    さらに、Oracle Solarisコンテナは、必要なときにOS環境をすばやく用意することができるため、システムを一から開発する必要がなく、ビジネスチャンスを確実にキャッチアップできます。

同一サーバ内のリソース追加・削除

別サーバのリソース追加・削除

  • 万一の時も安心・安定稼動
    Oracle RACの場合、サーバが1台故障しても、故障していないサーバだけでデータベースを運用し続けることができます。故障したサーバが復旧するまではOracle Solarisコンテナの移動機能を利用して、リソースに余裕のあるサーバにコンテナ環境を移動することで、十分なリソースでデータベースを運用することもできます。

故障時にもRAC構成で継続稼動

  • データベースオンラインバックアップ
    仮想環境であっても、業務を止めずに瞬時にバックアップが可能です。
    ストレージシステム ETERNUSの「アドバンスト・コピー機能」と連携して、仮想環境上でデータベース運用中にバックアップを取得できます。

仮想環境でのオンラインバックアップ

仮想環境の運用管理に最適なServerView Resource Orchestrator

仮想環境の効率的な運用には、運用管理ツールが欠かせません。そこでサーバやストレージ、ネットワークなど、ICT リソースの有効活用と運用・管理の効率化を実現するソフトウェア「ServerView Resource Orchestrator」についてご紹介しました。

  • 異なるプラットフォームを統合管理
    サーバやストレージ、ネットワークなど、異なるプラットフォームの統合管理が可能なため、システム全体の状態を確認することができます。物理サーバはもちろんのこと、Oracle Solarisコンテナをはじめとする仮想環境の状態や、異常・警告などのイベント情報も確認することができます。

異なるプラットフォームを統合管理

  • Oracle Solarisコンテナの移動をGUIで簡単操作
    従来コマンドラインで実施していたOracle Solarisコンテナの移動を、ServerView Resource Orchestratorを使用するとGUIで容易にミスなく実施できます。
    サーバの故障検出もGUIで把握できるので、万一の故障時でも、短時間での業務復旧を可能にします。

Oracle Solarisコンテナの移動もGUIで簡単

  • Oracle Solarisコンテナの自動配備
    ServerView Resource Orchestrator は利用者の要望に応じて、Oracle Solarisコンテナを自動配備する機能をサポートしています。
    管理者はあらかじめ、コンテナ環境の構築に必要なリソースを設定したテンプレートを複数用意しておきます。利用者は、構築したいシステム規模に合わせてテンプレートを選択します。すると、そのテンプレートに従いコンテナ環境を自動配備できるので、利用者は必要な時にコンテナ環境をすぐに入手して利用することができます。
    ServerView Resource Orchestrator を使えば、Solarisによるプライベートクラウド環境が簡単に構築できます。

利用者の申請によりOracle Solarisコンテナを自動配備

展示デモ以外にも、「SPARC/Solarisで実現するプライベートクラウド -メイドインジャパンの技術が基幹インフラを変える- 」というテーマでセミナーを行いました。本セミナーでは、展示デモや、 SPARC Enterprise と Solarisの仮想化技術で実現するプライベートクラウド基盤についてご紹介し、たくさんの方に足を運んでいただきました。

(注1)理化学研究所が2010年7月に決定したスーパーコンピュータの愛称。

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