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高密度・高集積サーバにより、
限られたスペースでレンダリングサーバを増強・高速化
将来のメモリ容量需要に向けた拡張性も確保

株式会社白組 調布スタジオ様の外観の写真

株式会社白組 調布スタジオ様 導入事例


3DCGを駆使したVFXからミニチュア制作まで幅広い手法に精通しており、多彩な映像表現を追求し続ける白組。映画・TV番組・CM・ゲームなど、同社が活躍する領域は多岐にわたり、その制作スタジオは都内4箇所(青山・三軒茶屋・調布・杉並)にあります。『永遠の0』(2013)、『ALWAYS 三丁目の夕日'64』(2012)などの劇場用長編映画を中心に手がけてきた調布スタジオは、2014年春に富士通のサポートを受け、4年ぶりとなるレンダリングサーバのリプレースを実施しました。導入した製品は「PRIMERGY CX250 S2」20台と、それらを格納する2Uシャーシ「PRIMERGY CX400 S2」5台。これにより、従来通りの設置スペースを維持しつつ、レンダリングサーバを増強することに成功しました。富士通のICT技術が、最高の映画制作に挑戦し続ける白組 調布スタジオを支えています。

[ 2014年6月19日掲載 ]

【導入事例概要】
ソリューション PCクラスタ
製品 FUJITSU Server PRIMERGY CX400 S2、FUJITSU Server PRIMERGY CX250 S2
【課題と効果】
1 映画制作における新しい表現への取り組みに向け、レンダリングの高速化が必要 最新サーバへのリプレースで、既存システムの約2.8倍~約8倍のレンダリング高速化
2 ラック搭載スペースは増やせないが、サーバ台数の増強をしたい 「PRIMERGY CX250 S2」により、従来比2倍のサーバ台数を同じスペースに高密度搭載
3 映像制作で必要となるメモリは十分に搭載できるようにしたい 「PRIMERGY CX250 S2」は16スロット、最大256GBまで搭載可能のため、映像制作に十分なメモリ容量を確保

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導入の背景

新作映画制作の本格始動前にレンダリングサーバをリプレース、性能課題の解消を計画

株式会社 白組 システムエンジニア/3Dマッチムーブ 早川 胤男 氏の写真
早川 胤男
株式会社白組 システムエンジニア/3Dマッチムーブ

白組のなかでも、とりわけ小人数体制で運営されている調布スタジオ。その時々のプロジェクトに応じて多少の増減はあるものの、所属するCGアーティストは10名程度です。彼らをサポートするシステムエンジニアは2名で、常勤1名、他スタジオとの掛け持ち1名という構成。「入社当時は撮影部に配属され実作業を担当していました。映像制作のデジタル化に合わせて徐々にシステムを学び、次第にシステムエンジニアとしての仕事が増えていったのです。そんな経緯があるので、今でも依頼があればコンポジット(合成)も担当します」と常勤の早川胤男氏は語ります。

状況に応じてシステムエンジニアとCGアーティストの顔を使い分ける早川氏。新システム導入の度に、その経験が大いに役立つのだと続けます。「監督やCGアーティストの要望を全部受け入れると、もの凄いスペックのシステムになってしまう。でも使える予算には限界があるので、我慢できる部分と我慢できない部分の見極めが大切です」。CGアーティストの目線で制作工程全体を俯瞰し、システムエンジニアの目線で必要とされるキャパシティを予想する。そのうえで、少しだけ余裕のある構成を提案するよう心がけているそうです。

調布スタジオでは、1本の映画制作が終了し、次回作の制作が本格始動する狭間にシステムをリプレースすることが恒例となっています。今回のリプレースも新作映画の実制作が始まる直前に行われました。「新しい映画を作る度に新しい挑戦をするので、何らかのテコ入れが必須となっています。以前のレンダリングサーバを導入したのは4年前で、特にシミュレーション時のメモリ不足が限界にきていました。これを解消することは最重要課題の1つでしたね」。

導入の経緯

同業他社の導入実績が決め手
日本のCGプロダクションのニーズにマッチした、高性能CPU搭載・省電力・省スペース

3DCG制作との相性が良いシステム構成で、従来通りの設置スペースに収まるサーバを探していたと早川氏はふり返ります。「我々がリプレースの検討を始める数ヶ月前に、株式会社エヌ・デザインさんが富士通のレンダリングサーバを導入したのです。性能に問題はないし安定もしている。おまけに場所も取らないと、同社のシステム管理責任者から教えていただきました」。常日頃から白組のエンジニアたちは、会社の垣根を越え、他社のエンジニアとの情報交換を行っているそうです。「他社との横のつながりは大切だと感じています。相手からの相談に応じて我々が経験を伝えれば、フィードバックをもらえる。そのなかに新しい発見が含まれていることも多いです」。

エヌ・デザインでは、2013年夏に「PRIMERGY CX250 S1」12台を導入していました。その実績を評価した白組 調布スタジオは、「PRIMERGY CX250 S2」と「PRIMERGY CX400 S2」の試験導入を決定したのです。エヌ・デザインに限らず、日本のCGプロダクションがレンダリングサーバに期待する仕様は似通っていると早川氏は語ります。「CPUのクロック周波数が高く、CPUとメモリ間のバスは太い方が良い。100V電源にしか対応していない社屋が多く、サーバルームがあっても手狭な場合がほとんどなので、省電力・省スペースであることも重要ですね」。

約1ヶ月間に渡って実施した試験導入には、調布スタジオのCGアーティストが参加したそうです。「試験導入段階からCGアーティストも巻き込み、「PRIMERGY CX250 S2」のパフォーマンスを体感してもらいました。"これは我々に必要な投資だ"という確信をチームで共有できたので、円滑な新サーバ導入が可能となったのです」。既存のサーバと、「PRIMERGY CX250 S2」との処理速度を比較すると、平均して約1.4倍、特に導入効果の高かった処理では、約4倍にもなりました。さらに、同スペースで設置できるサーバ台数が2倍になっていることを考えると、システムとしては約2.8倍~約8倍の性能が得られることになります。

導入のポイント

従来と同じスペースに2倍の台数のサーバを設置
メモリスロットの空きが豊富なため、後日の拡張も可能に

試験導入を経た後、調布スタジオでは「PRIMERGY CX250 S2」20台と、それらを格納する高さ2Uのシャーシ「PRIMERGY CX400 S2」5台を導入しました。「4年前に導入したサーバ10台を設置していたスペースに、全てのシステムが収まりました。2UにPCサーバ「PRIMERGY CX250 S2」が最大4台、格納できる。このコンパクトさは大きな魅力ですね」。

【株式会社白組様 システム構成図】
株式会社白組様のシステム構成図です。従来のスペースに収まる新システムで、処理速度の向上を実現しました。

白組ではベンダーのサーバ構築サービスを利用せず、自らサーバ構築を行っているため、今回の導入ではサーバラックへの搭載が簡単で、メンテナンスが容易な点も決め手になったと早川氏は続けます。「サーバの扱いに慣れているエンジニアであれば、短時間で着脱が可能だと思います。100Vと200V電源の2段階を選択でき、メモリスロットも16個と十分な数があるため、今後の状況の変化にも柔軟に対応してくれるだろうと期待しています」。なお、前述のエヌ・デザインでは100V電源、OSにはWindows系を使用しており、白組 調布スタジオでは200V電源、OSにはLinux系を使用しています。どちらの環境でも安定した運用が確認されている点は心強いと、両社から評価いただいています。

FUJITSU Server PRIMERGY CX400 S2の前面および背面の図です。

導入の効果と今後の展望

増強したレンダリングサーバのリソース活用を、ジョブ管理ツールの導入により促進

調布スタジオの主な使用ソフトウェアは、3DCG制作用がAutodesk Maya、コンポジット(合成)用がThe Foundy NUKEXとAdobe After Effectsとなっています。CGアーティストには1人1台相当のレンダリングサーバが割り当てられており、ジョブ管理の専用ツールは、いくつか導入テストをしたものの問題があったこともあり、導入していませんでした。1台では不十分な場合は、CGアーティスト同士が相談し、融通し合ってきたそうです。その理由を早川氏は次のように話します。「個々のジョブに対して責任感を持つのに加え、リソースを節約する意識も備えて欲しいという意図もあり、あえてジョブ管理の自動化を見送ってきたという面もあるのです。けれども今回のリプレースでサーバ台数が2倍になったので、ジョブ管理ツールとしてThinkbox社 DEADLINE 6の導入を決定しました。CGアーティストたちには既に十分な責任感と節約の意識が根付いているため、新サーバを最大限、有効に使ってくれるだろうと期待しています」。

早川氏の頭の中では既に次回のリプレースに向けた検討が始まっており、サーバルームには今後の試験導入に向けたスペースも確保されています。「最高の映画制作に挑戦し続けられる環境をCGアーティストに提供するためには、レンダリングサーバに加え、ストレージサーバ、ネットワーク、ワークステーションも順番に更新し、常にシステム全体のバランスを検討していく必要があります。富士通はシステムの知見が豊富で映像制作への理解もあるため、今後のサポートも期待しています」。

調布スタジオに導入されたPRIMERGY CX400 S2
株式会社白組 調布スタジオ様に導入されたシステムの写真です。

担当営業メッセージ

写真右から、株式会社富士通マーケティング 首都圏営業本部 神奈川支社 情報・サービス営業部 青木 啓太、茨木 亮平

(写真右から)
株式会社富士通マーケティング 首都圏営業本部 神奈川支社 情報・サービス営業部 青木 啓太
株式会社富士通マーケティング 首都圏営業本部 神奈川支社 情報・サービス営業部 茨木 亮平

白組様では導入タイミングが非常に難しいデジタルコンテンツ業界において、サーバ性能の向上や設置スペース集約等、導入ライフサイクルの調整が重要な課題となっておりました。そのため、今回ご導入して頂いた製品を評価して頂けたことを大変嬉しく思っております。
今後も白組様のご期待に迅速にこたえられるよう、富士通グループ全体でサポートに努めてまいります。

【株式会社白組様 会社概要】
所在地 本社
東京都渋谷区神宮前 5-2-18
調布スタジオ
東京都調布市多摩川5-20-1
代表者 代表取締役社長 島村 達雄
設立 1974年8月28日
資本金 495,000,000円
従業員数 180名(2014年4月24日現在)
事業内容 劇場用の実写映画やアニメーション映画、TV用のCMや実写番組、アニメーション番組などの企画制作を行う映像プロダクション。3DCGを駆使したVFXからミニチュア制作まで幅広い手法に精通しており、多彩な映像表現を追求している。
株式会社白組様のロゴマーク
ホームページ 株式会社白組 ホームページOpen a new window

【導入事例(PDF版)】

本事例中に記載の肩書きや数値、固有名詞等は掲載日現在のものであり、このページの閲覧時には変更されている可能性があることをご了承ください。

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