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レンダリングファームをFUJITSU Server PRIMERGYによる
PCクラスタにリプレースし、高性能・省スペース、さらに管理性向上を実現

株式会社エヌ・デザイン様の受付の写真

株式会社エヌ・デザイン様 導入事例


映画・TVドラマ・ゲームのオープニング映像・遊技機向け液晶映像など、幅広いジャンルのCGI・VFX制作に挑戦し続けるエヌ・デザイン。「クライアントや視聴者から期待される映像クオリティの高まりと、それにともなって増加し続けるデータ量にどう対応するか?」エヌ・デザインに限らず、多くのCGプロダクションがこの課題を抱えています。エヌ・デザインでは2012年の夏にストレージをリプレース。2013年の夏にはレンダリング用サーバとして「FUJITSU Server PRIMERGY CX250 S1」を12台導入しました。省電力・高密度サーバで安定したレンダリング環境を可能にする富士通のICT技術が、エヌ・デザインのハイエンドなCGI・VFX制作を支えています。

[ 2014年6月19日掲載 ]

【導入事例概要】
ソリューション PCクラスタ
製品 FUJITSU Server PRIMERGY CX400 S1、FUJITSU Server PRIMERGY CX250 S1
【課題と効果】
1 電源設備に制限がある中でも、レンダリングの高速化を行いたい 100V電源にも対応しながら、高性能CPU Intel Xeon E5-2600製品ファミリー搭載可能な「PRIMERGY CX250 S1」の導入で、既存システムのワークステーションと比較し、単体レンダリング処理速度比3~4倍を実現
2 サーバルームにスペースの制限があるため、レンダリング用ワークステーション台数は増やせない 2Uシャーシに2wayサーバを最大4台まで高密度に集積可能な「PRIMERGY CXシリーズ」へのリプレースで、既存システムの約1/8(注1)に省スペース化
3 レンダリングファームを安定的に運用したい ServerView Suiteでハードをモニタリング、安定運用に向けた管理性が向上

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導入の背景

従来のシステムに限界を感じ、思い切ったリプレースを決意

株式会社エヌ・デザイン 開発部 システム管理責任者 渡邉 一郎 氏の写真
渡邉 一郎
株式会社エヌ・デザイン 開発部 システム管理責任者

2001年の設立以来、徐々に規模を拡大し、約45名のスタッフが所属するまでに成長したエヌ・デザイン。現在は社内にサーバルームを設け、専任の管理者が常駐していますが、以前はシステムへの投資の優先順位が低かったと同社 システム管理責任者の渡邉一郎氏は話します。「私が入社したのは2012年の春で、当時はワークステーションを使ってレンダリングを実行していました。ストレージもレンダリングシステムも前回の購入から時間が経過しており、そろそろリプレースの時期だと感じました。やるからには、より多くの物量を安定して処理できる環境へ改善したいと思いましたね」。

長編映画のVFXを始めとする大規模案件の増加にともない、エヌ・デザインは渡邉氏が入社する以前の2007年に現在の社屋へ移転しています。スタッフの増加やプロジェクトの内容に合わせ、社内のレイアウトは何度か変更してきたといいます。使える電力に限界があるため、レイアウト変更の際には電気工事も合わせて実施し、デザインルームやサーバルームに分配する電力量を調整してきたと渡邉氏は続けます。「扱うデータ量の増加にともない、現状のシステムに限界を感じる機会も多くなっていったのです。"今の環境でできる努力はやり尽くしました。思い切って大きな買い物をする時期が来たと感じています。ストレージとレンダリングシステムを段階的にリプレースしませんか"という私の提案に、当社の経営陣も賛同してくれました」。

エヌ・デザインの事業内容や環境、限られた予算に適合する最適のシステムは何か、多角的な検討・検証を重ねた結果、たどり着いたのが現状のシステムなのだと、渡邉氏は解説します。

導入の経緯

「PRIMERGY CX250 S1」2台を社内に試験導入し、
レンダリング時の処理能力・消費電力・安定性などを確認

エヌ・デザインは2012年の夏、手始めにストレージのリプレースを実施。富士通の「ETERNUS DX90 S2」を導入しました。さらに翌年の2013年からは、レンダリングサーバの導入検討にも着手しました。「富士通を含む複数のベンダーから試験導入用のサーバをお借りして、社内環境下でのパフォーマンステストを行いました。レンダリングの処理能力や消費電力の確認に加え、3日間連続でCPUを100%使い切るような耐久性テストも実施したのです。富士通のサーバは、処理能力・消費電力・安定性など、すべての面で我々の期待に応えてくれました」。

また、レンダリング処理でサーバに求められるリソースの特徴を理解し、最適な構成を提案した、富士通の技術ノウハウも評価のポイントになったといいます。「PRIMERGY CX250 S1」(注:CPUクロック周波数/2.6GHz・メモリ/64GB)と、よりハイスペックのCPUを搭載した他社サーバ(注:CPUクロック周波数/2.9GHz・メモリ/64GB)を比較した結果、「PRIMERGY CX250 S1」を使った方がレンダリング時間を約20%短縮できました。「映像制作ではメモリを大量に使うので、当社のアーティストを一番満足させられるのは富士通の構成だと感じました」。

「PRIMERGY CX250 S1」2台を使った約2ヶ月の試験導入期間を経て、2013年の夏、エヌ・デザインは「PRIMERGY CX250 S1」12台と、それらを4台まで集積できる2Uシャーシ「PRIMERGY CX400 S1」3台を導入しました。「常時稼働しているレンダリングシステムをテコ入れすれば、アーティスト全員の仕事が効率化されるので費用対効果は大きい。試験導入でそれが確信できたので、ワークステーションからサーバへのリプレースに踏み切りました」。

導入のポイント

2Uシャーシに最大4台の2wayサーバを集積可能で、100V電源にも対応
使える資源が限られている日本の作業環境を熟知した仕様

非常に高密度な設計で、100V電源に対応している点も導入の決め手になったと渡邉氏はふり返ります。「当社のサーバルームは手狭で、使える電源は100Vのみという環境は頭の痛い課題でした。ベンダー各社のサーバの多くは200V電源にしか対応していません。かといって、レンダリング用のワークステーションを追加購入しても並べるスペースがない。ワークステーションの場合、消費電力や放熱量がサーバルームの限界を超えてしまうことも容易に想像できました」。

FUJITSU Server PRIMERGY CX400 S1の背面の図です。

「PRIMERGY CX250 S1」には、Intel Xeon E5-2600製品ファミリーのCPUを2個搭載可能です。そして2Uシャーシ「PRIMERGY CX400 S1」には、最大4台の「PRIMERGY CX250 S1」を集積できます。また、200Vはもちろん100V電源にも対応しています。「CX250 S1は1台で既存のワークステーションの3~4倍の能力を発揮してくれました。そのため、既存のワークステーション24台からCX250 S1 12台へのリプレースで台数を減らしても、システムとしては約1.7倍の性能向上になっています。しかも、2Uシャーシ1台のなかに最大64個のCPUを搭載できるので、省スペース・省電力も実現できます。使える資源が限られている日本の作業環境を熟知した、心強い仕様だと感じました」。

【株式会社エヌ・デザイン様 システム構成図】
株式会社 エヌ・デザイン様のシステム構成図です。レンダリングファームをミニタワー型ワークステーションからPCクラスタにリプレースし、性能の向上や省スペース化とともに安定した運用を実現しました。

導入の効果と今後の展望

メモリを大量消費するシミュレーションも安心して実行可能に

エヌ・デザインのスタッフ約45名のうち、直接的にCG制作にたずさわるアーティストは約40名。主な使用ソフトウェアは、3DCG制作用がAutodesk MayaとAutodesk 3ds Max、コンポジット(合成)用がAdobe After EffectsとNuke、レンダリングのジョブ管理用がDEADLINEとなっています。各アーティストが任意のタイミングでレンダリングやシミュレーションのジョブを「PRIMERGY CX250 S1」に送るため、多い時には100個以上のジョブが集中するそうです。「帰宅前にジョブを設定する人が多いので、休日も含めサーバの大半は常時稼働していますが、混乱なく管理・運用されています」。アーティストからは"レンダリングが速くなった" "以前は分割して送っていたジョブを1個にまとめられるようになった"といった評価が寄せられていると渡邉氏は話します。「メモリを大量消費する流体シミュレーションも安心して実行できるようになった価値は大きいですね」。

また、レンダリングファームをサーバにリプレースしたことにより、運用管理ツールにPRIMERGY CX250 S1に標準添付のServerView Suiteを活用でき、エラーの自動検出やサーバ停止の事前回避などに効果を発揮していると渡邉氏は評価します。「例えばサーバ内温度がしきい値を超えれば直ぐに警告してくれるので、早め早めの対策が取れます」。

運用管理ツールによって、導入したシステムの稼働状況を定量的に把握できるようになり、渡邉氏は今現在、先々を見据えてシステム投資の判断基準作りに取り組んでいるということです。エヌ・デザインでは、年々、高くなる映像クオリティへの期待に応えるために、今後もストレージ、レンダリング、さらにファイルシステムも含め、段階的なシステム増強を検討しています。

担当パートナー メッセージ

株式会社エヌ・デザイン様と弊社は2012年にADサーバをご採用頂いた時からのお付き合いとなります。
この度、レンダリングファーム最適化に関するご提案の中で「高性能」、「高集約」、「管理面向上」の3つをポイントにご検討いただいた結果、PRIMERGY CX400をご採用いただきました。
事前に実機検証にご協力いただいたこともあり、最適な構成でご提案させて頂くことができ、本稼働後特に性能面並びに管理面の向上について高い評価を頂くことができました。
今後も富士通様とともにエヌ・デザイン様のご発展に寄与できる、ご提案・ご支援をさせていただく所存でございます。

ミツイワ株式会社 営業本部 第二営業部 池ノ内 正博の写真
ミツイワ株式会社 営業本部 第二営業部 池ノ内 正博

ミツイワ株式会社 営業本部 第二営業部 小山 優雅の写真
ミツイワ株式会社 営業本部 第二営業部 小山 優雅

【株式会社エヌ・デザイン様 会社概要】
所在地 東京都杉並区荻窪3-47-21シティハウス2F
代表者 代表取締役 野崎 宏二
設立 2001年5月1日
資本金 10,000,000円
従業員数 45名(2014年4月23日現在)
事業内容 映画・TVドラマ・ゲームのオープニング映像・遊技機向け液晶映像など、幅広いジャンルのCGI・VFX制作に対応し、多くの実績を残してきました。「目指すは、日本で一番クオリティが高いCGプロダクション」というビジョンを掲げ、日々挑戦を続けています。
株式会社エヌ・デザイン様のロゴマーク
ホームページ 株式会社エヌ・デザイン ホームページOpen a new window

【導入事例(PDF版)】

用語解説

注1: 既存システムの約1/8
ミニタワー型ワークステーション24台からPRIMERGY CX250 S1 12台リプレース時の比較

本事例中に記載の肩書きや数値、固有名詞等は掲載日現在のものであり、このページの閲覧時には変更されている可能性があることをご了承ください。

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