FUJITSU Software AFII V10 基本制御プログラム(OSIV/MSP)

AFII (Advanced Facility II) V10は、OSIV/MSPの基盤ソフトウェアです。


AFIIは、GS上で動作する基盤ソフトウェアであり、大量・高速な業務処理と高信頼・連続運転を実現し、お客さまの基幹情報システムを支えます。
AFIIが提供する機能や、AFIIに提供される各種の製品を利用することにより、広範囲で大規模なアプリケーションを構築することができます。

AFIIの基本機能

タスク管理

制御プログラムの中核を構成するコンポーネントの一つであり、CPU資源とメモリ資源をシステム全体で効率よく使用できるように、これらの管理と配分を行っています。
AFIIでは、これらの機能の拡張機能として以下の機能を提供し、より大きな処理能力、ユーザ資産や流通ソフトウェアの移植の容易性、および障害の影響範囲の局所化を実現します。

  • 拡張チャネル機構(ECF)を含む新ハードウェアアーキテクチャのサポート
  • MVS/XA互換の強化
  • システム運用の簡易化
  • RAS強化
  • 基本ユーザ域の拡大
  • 仮想ディレクトリ機能

ジョブ管理

ジョブ管理は、システムの運転およびジョブの実行に関連する機能を提供します。これらの機能により計算機システム資源(CPU、入出力装置、実記憶など)の有効利用を可能とし、また、計算機システム全体の操作の簡易化、多種多用で大量な処理要求の円滑な実施および柔軟なシステム運用が可能となります。

JES

JES(Job Entry Subsystem)は、ジョブの投入からジョブの実行結果の出力までを統一的に管理するための機能を提供します。

データ管理

データ管理は、主記憶装置と外部記憶装置間のデータ転送に関するサービスをアクセス法という形態で標準化して提供します。アクセス法を使用することによってユーザプログラムは、個々の入出力装置に依存しない汎用的なプログラムを作成することができます。

IOS

IOS(I/O Supervisor)は、制御プログラムの中核を構成するコンポーネントの一つであり、入出力装置にかかわるハードウェア資源を最も有効に利用できるように配分します。

VSAM

VSAM(Virtual Storage Access Method)は、直接アクセス記憶装置(DASD)に対するアクセス法で、データセット編成に関係なく統一的なアクセス形態を実現します。

システムユーティリティ

システムユーティリティは、直接アクセス記憶装置(DASD)上のデータセットの印刷、データの複写、移動など計算機システムの管理と保守のための機能を提供します。

サービスエイド

サービスエイドは、システムプログラム(制御プログラム、処理プログラムなど)に障害が発生した場合に、その障害の原因を究明し、修正を行うための手助けとなる機能を提供します。

SMP

SMPは、OS/MSPシステムを構成する製品をインストールしたり、一括修正や緊急修正などを適用したりするための機能を提供します。

ARCS

ARCSは、センタ管理者および一般ユーザに対して直接アクセス記憶装置(DASD)内のデータの退避、復元、複写、移行、およびシステム記憶(SSU)内のデータの退避、復元を実現します。

PDL/PDA

PDL/PDA(Performance Data Logger/Performance Data Analyzer)は、センターのハードウェア、およびソフトウェアの双方の効率を測定するソフトウェアモニタです。

適用OS・ご提供時期

GS21

当製品は、GSS21sx に含まれます。

製品名 サポート機種 サポートOS 提供時期
AFII V10 GS21シリーズ OSIV/MSP 提供中

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