GS21 900モデルグループはシングルクラスタからマルチクラスタまで、幅広い性能レンジを有した高性能かつ高信頼なサーバです。
GS21シリーズの超大型機であるGS21 600モデルグループの後継機種として位置付けられます。最先端レベルのCOMSテクノロジーを採用した最大16台の新プロセッサと従来の2倍の主記憶容量の搭載、さらに新開発のチップ間接続バスへの高速伝送技術の採用でシステムスループットを向上したシステムボードによる高性能を実現しています。GS21 600モデルグループに比べて、システム性能を最大約1.5倍に向上しています。
CPUは、最先端の高集積・高性能なCMOSテクノロジーを採用し、256KBの一次キャッシュメモリに加えて6MBの二次キャッシュメモリを1チップの中に実装しています。また、このCPUは複数の処理系統をもち、複数の命令を並列に処理するスーパースカラや、プログラムで記述されている順序とは 異なる順序で命令を実行するアウトオブオーダ、実行など、高速化アーキテクチャーの採用により高い処理能力と高信頼のCMOSプロセッサを実現しています。
GS21 900は、最大4台のCPUと最大64GBの主記憶装置など主要ユニットを460mm×506mmの1枚のシステムボードに搭載することにより、筐体の小型化や省電力化を図っています。GS21 900はこのシステムボードを最大4枚まで実装でき、システムボード間の情報を高速に伝達できるよう新たに開発した高信頼な超高速インターフェース・テクノロジーにより相互接続しています。これにより大容量の主記憶、高い処理能力、幅広いスケーラビリティを実現しています。
高性能、高信頼なシステム基盤をはじめとしてインターネット対応、マルチサーバ連携など各種ソリューションを実現するMSP、XSPのソフトウェア体系「Global System Software 21i」。インターネット時代の新企業システム構築を強力に支援します。
チャネルの機能とLAN制御装置の機能を兼ね備えたオープンネットワークアダプター(ONA)によるギガビットイーサネット(1000BASE-SX/T)の直接接続をサポート。ブロードバンド・インターネットに最適なネットワーク環境を実現します。
ファイバーチャネル(FC-SCSI)によるオープンシステム(UNIX, Windows)との高速なファイル共有・連携をサポート。マルチサーバ環境による柔軟性、生産性の高いシステム構築を実現します。
富士通メインフレームでは、高信頼化のための各種機構を標準装備しています。
富士通メインフレームではオンラインシステムの連続運転に向けて、「オンラインのサービス時間拡大」「不測のトラブルに対応するノーダウンシステムの追求」に取り組んでいます。これにより、お客さまはシステム要件に応じた最適な連続運転システムを構築できます。
オンラインサービス時間拡大を追求
不測のトラブルに対応するノーダウンシステムを追求