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Fujitsu

Japan

メインフレーム資産の価値向上に向けソフトウェアを強化
~モバイル、クラウド、ビッグデータなど最新プラットフォームと連携~

当社はこのたび、メインフレーム「FUJITSU Server GS(ジーエス)21シリーズ」上の資産の価値を向上するため、対応するソフトウェアの機能強化を実施しました。基幹データベースにクラウドサービスからアクセス可能にするための「FUJITSU Software Remote Access eXtension(フジツウ ソフトウェア リモートアクセス エクステンション、以下、Remote Access eXtension)」では、既存の業務アプリケーションから容易に接続できる機能の強化を行いました。また、ストレージを運用管理するソフトウェア「FUJITSU Software GSM/MNGR(フジツウ ソフトウェア ジーエスエム マネージャー、以下、GSM/MNGR)」では、一度に扱えるデータ容量を拡大しました。これらのソフトウェアを、本日より順次販売開始します。基幹アプリケーションや基幹データをモバイル端末から利用するための「FUJITSU Software WSMGR for Web(フジツウ ソフトウェア ワークステーションマネージャー フォーウェブ、以下、WSMGR for Web)」では、端末へのソフトウェア・モジュールのインストールを不要にした「WSMGR for Web External(ワークステーションマネージャー フォーウェブ エクスターナル)」を2015年2月より提供しており、今回販売開始する2つのソフトウェアと併せて、最新プラットフォームとの連携を継続強化していきます。当社のメインフレームは、国内メインフレーム市場の年間出荷台数において15年以上連続で1位を獲得(IDC Japan)しており、国内最多を誇るメインフレームのお客様の資産価値向上に注力していきます。

(*1) ESB(Enterprise Service Bus):様々なシステムのアプリケーションを接続・統合する基盤。
(*2) IOT(Internet of Things):次世代のインターネット。パソコン/サーバ/プリンタ等のIT関連機器が接続されていたインターネットにそれ以外の様々な"モノ"を接続する技術。

1.エンハンス概要

あらゆるものがデジタル化され、ネットワークでつながる「ハイパーコネクテッド・ワールド」においてビジネスイノベーションを起こすには、ビッグデータの収集分析などで社会や個人とつながる新システム(「システム・オブ・エンゲージメント」)と、生産・物流・販売などビジネス実行のノウハウが蓄積された基幹システム(「システム・オブ・レコード」)との連携が不可欠です。富士通メインフレームは、既存業務領域(システム・オブ・レコード)の中核を担うと同時に、新規領域(システム・オブ・エンゲージメント)との連携を継続強化し、既存の基幹アプリケーションを営業現場などのビジネスフロントからシームレスに利用できるようにすることで、IOT時代のお客様ビジネスをエンパワーしてまいります。

(*3) システム・オブ・エンゲージメント:ビジネス上で関わる人々の関係性を強化するためのシステム。IOT上の多様なモバイル・デバイスを通して人々をつなぎエンパワーします。
(*4) システム・オブ・レコード:販売・生産・物流などビジネス実行のノウハウが蓄積された基幹システム。

新ソフトウェアの特長

(1)「Remote Access eXtension」によるクラウド連携の強化

オープンシステムから基幹データベースへ直接アクセスするための本ソフトウェアにおいて、企業全体の様々なアプリケーションを接続、統合するための技術であるエンタープライズ・サービス・バスとの接続機能を強化しました。これにより、オープンシステム側の連携プログラム作成が不要となり、既存の業務アプリケーションを活用することで、システム構築・テスト期間を従来の数ヶ月から数週間に短縮できます。さらに、ERPパッケージやSaaSからもエンタープライズ・サービス・バスを通じて基幹データベースへ簡単にアクセスできるようになり、お客様の新規ビジネス立ち上げを支援します。

(2)「GSM/MNGR」によるビッグデータ連携の強化

メインフレームに接続するストレージを効率的に運用管理するための本ソフトウェアにおいて、一度に扱えるデータ容量を従来のテラバイト規模からペタバイト規模に拡大します。これにより、フロントエンドのシステムで収集したビッグデータと基幹システムとの連携が容易になり、システム・オブ・エンゲージメントとシステム・オブ・レコードとの最適なハイブリッドシステムを実現します。

(3)「WSMGR for Web External」によるモバイル連携の強化

当社は、Webブラウザから基幹オンライン・アプリケーションを操作するための「WSMGR for Web」において、端末へのソフトウェア・モジュールのインストールを不要にした「WSMGR for Web External」を2015年2月より提供しており、モバイル連携を強化しています。例えば、取引先を含めた数百以上の営業担当者へモバイル端末を配付し、小売の現場から在庫照会や受発注業務を行うシステムを短期構築できるようになり、ビジネス機会の拡大、競争力の強化に貢献します。