すべての工場の品質データは本社の品質保証部に一元的に集められ、数値を監視・分析することで、少しの異常も見逃さない体制が整っています。たとえば、データを解析時に、異常になりかねない予兆が検出された場合、工場と連携して原因を追究し正常値に戻す活動を実施。ほかの生産工場にも情報を共有して横展開を図ります。数値を読み取るだけでなく、現物を取り寄せて調査も行います。
工場のトラブルは、ひとつ間違えれば不良品流出にも発展するため、迅速な対応が欠かせません。現場では、「部品がうまく組み付かない」といった、データには表れないトラブルが起きていることがあります。各工場と本社は定期的にミーティングを実施し、設計改善を含めた品質向上の活動を進めています。