大企業のデジタルマーケティング取り組み実態調査
~ デジタルマーケティング成熟度でみる、特徴と課題 ~

大企業のデジタルマーケティングの取り組みは本格活用の段階に入りました。ソーシャルメディア(SNS)を使ったユーザーとのコミュニケーションは当たり前のものとなり、マーケティングオートメーション(MA)やDMP、CDPといったデータ管理基盤など、さまざまなツールやシステムが利用されています。成功体験を重ねて取り組みを拡大させる企業が増えてきた一方で、思うような成果が出ずに悩みを抱える企業もあり、両者の差は広がりつつあるようです。
そこで今回、成果を出すポイントを探ることを目的に取り組み実態を調査しました。デジタルマーケティングのビジネス貢献度合いを「成熟度」に置き換えて分析することで、全体戦略、リーダーシップやデータ活用などが成果に影響を与えていることがわかりました。
本レポートでは、調査結果の紹介とそこから読み解いた成果を出すポイントを解説します。
デジタルマーケティングで成果を出すためには
デジタルマーケティングと一言で表現しても、オンラインであればWebサイトのアクセスを増やすWebサイト最適化やインターネット広告、コンテンツマーケティング、SNSを活用したソーシャルメディア・マーケティングなど、様々な手法やツールが用いられています。これらの手法やツールはどの程度利用され、どのような成果を出しているのでしょうか。
まず始めに、手法やツールごとの利用状況や成果の有無を調べるため、代表的なデジタルマーケティング手法やツール20項目について、利用状況を複数選択で尋ねました。
調査概要
- 調査テーマ:大企業のデジタルマーケティングへの取り組み実態と課題
- 調査実施:2019年10月
- 調査方法:インターネット調査(モニターパネル使用)
- 調査対象:年商1,000億円以上の民間企業に勤務するデジタルマーケティング担当のマーケター
- 回収数:1,294
- 調査分析:株式会社富士通総研 経済研究所
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大企業のデジタルマーケティング取り組み実態調査
~ デジタルマーケティング成熟度でみる、特徴と課題 ~
概要
- デジタルマーケティングで成果を出すためには
- デジタルマーケティングはビジネスに貢献できているのか?
- デジタルマーケティングが企業にもたらす「副次的な効果」
- 大企業のデジタルマーケティングはどの段階なのか?
- 「トライアル」段階を抜け出すために取り組むべきことは?
- トライアルの成果を横展開して「全体最適」を実現するには?
- デジタルマーケティングの「リーダー」はどこが違うのか?