現場にしかない価値を遠隔から手にできるメタバース
-コロナ禍で失われた現場のコミュニケーションを補完せよ-

富士通では2020年3月から、ローカル5Gの実証環境を整えた「FUJITSUコラボレーションラボ」を富士通新川崎テクノロジースクエア内に展開している。多くのソリューション共創やPoC検証を実施しているなかで現在加速しているのが、リアルとバーチャルが融合した空間でのコミュニケーション体験を可能にする「xR(現実世界と仮想世界の融合)」技術、いわゆるメタバースへの取り組みだ。リアルな現場にいる人と遠隔にいる人が自在にコラボレーションし、協働できるこのテクノロジーに富士通が注力する理由は何か。
新型コロナウイルス感染症によって生じた現場との分断を乗り越えるメタバース
新型コロナウイルス感染症拡大により、社会や人々の生活は大きく変化した。Web会議の急速な普及など企業におけるデジタル活用は進んだが、小売店に限らず、工場やオフィスなど業務の現場に行きたくても行けない状況が生じたのだ。
富士通株式会社 ネットワーク&セキュリティサービス事業本部 5G Vertical Service事業部
紙徳直生は「さまざまな行動制限によって、人が職場である工場や商業エリアに行けなくなり、リアルな場所がその価値を発揮しにくくなりました。そこで、失われた現場のコミュニケーションを補完するテクノロジーとして、メタバースの本格的な活用検証を始めました。遠隔にいる人が現場での出来事をリアルに体感・確認できるようになれば、一般的なWeb会議などでは実現しえない、現場との一体感を持った新たなコミュニケーションが実現できると考えたのです」と話す。
富士通でビジネス用メタバースコンテンツの開発をリードするキーパーソン2名に、テクノロジーの詳細と活用事例、将来展望を聞いた。
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