GTM-MML4VXJ
Skip to main content

English

Japan

小話

声の研究

毎日、声の研究をしている研究員は、声にはとても敏感になっているそうです。テレビ番組を見ていても、ついついナレーションの声質や深み、韻律(イントネーション、リズム、ポーズ)などを意識してしまいます。ナレーションだけを聞いて、その声の持ち主を特定できることも多いようです。研究員ではない筆者は、ナレーションを聞く時、どんな人の声かということまで注目していないし、その声の持ち主を特定することはできません。

また、それぞれの研究員によって、好みの声質があるそうです。例えば声のサンプルを採る際に、たくさんのナレーターの候補の中から選考する際、ある程度までは候補者を絞り込めるのですが、最終選考になるとみんなの意見がわかれてしまいます。そこで、最終選考に残った人の合成サンプルを作成してみて、一番きれいに合成することができた人に決定するそうです。

男性の声と女性の声はどこが違うのでしょう

男性と女性の声はどのように違うのでしょう。
女性のほうが高い声だというのは想像できますが、その他に声道の形の違いが影響します。女性の声道は、男性の約3分の2しかないので、声道での音の響き方が変わり、その結果として、音声の周波数成分が違ってきます。
音声は、色々な周波数の音が混ざり合ってできています。 それぞれの周波数の強さの違いを周波数成分と呼びます。音質の違いは、この周波数成分の違いとして表すことができます。犯罪捜査に使われる声紋は、この周波数成分を表したものです。

合成音声では音の高さを自由に変えることができます。でも男性の声を高くしていっても女性の声にはなりません。やっぱり男性が無理して高い声で喋っている声になります。それに男性と同じイントネーションで女性の声を合成しても、淡々と情報を伝えているだけで、女性らしい声にはなりません。
男性らしさ、女性らしさというものは、音の高さだけではなく、普段何気なく話している会話の全体に現れるもののようです。

ページを移動