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p07-富士通の強み

人が「きれい」と感じる画像

同じ情報量の高画質な画像でも、機械的に均一な圧縮処理をしたものと、人間が「きれい」と感じるようにバランスを考えて処理したものでは、見た目が異なります。その人間の視覚特性を利用した画像制御技術を開発しました。

<コンピュータが、判断する高画質とは?>
国際標準ソフトウェアで処理すると画面全体を均一に高画質に処理します。全てが均等に圧縮処理されているので、コンピュータは高画質であると判断します。しかし、人間が見ると全体に少しぼけたように見えます。

人間が「きれい」と感じる画像とは?
人間は全体ではなく、見たい部分に注目しています。その注目する部分を高画質化すると、最も「きれい」な画像であると感じます。そこで、注目している部分の圧縮率を抑えて高画質にし、注目していない部分の圧縮率を上げて情報量を減らします。このように、バランスよく圧縮率を変える「メリハリ画像制御」をしています。

色にじみ防止技術

従来の技術では、何度も圧縮復元を繰り返すと画像が悪くなります。例えば、「色にじみ」と呼ばれる、輪郭がはっきりしなくなる現象が知られています。

映像が悪くなるっていうのはどういうことかな
現場の映像から私たちのテレビに届くまでに、複数の中継地点を通過します。その中継地点を通過する度に、映像を一旦復元し、また圧縮して送信します。何度も圧縮復元を繰り返すと映像の中の文字の色がにじんできます。



そもそも、なんで中継地点を通過するたびに圧縮したものを一旦復元するんだろう
圧縮した状態で、現場からテレビまで一度に運べたら良いのですが、ニュース等で見かける映像は、複数の映像を切り替えて使います。その 切り替え装置をスイッチャーといいます。スイッチャーを使うには圧縮された映像のままでは使えず、元に戻してから編集をします。スイッチャーは中継地点ご とに入っている装置です。


開発した技術
複数の中継地点で映像が圧縮復元されるたびに映像が悪くなるのには理由があります。 現場で撮影された映像はまず「色成分」と「明るさ成分」に分けられます。その「色成分」の縦方向の解像度を半分に縮小してから全体を圧縮します。(この時、「明るさ成分」は縮小しません。人の目は「明るさ」に敏感なので、あまり手をくわえないようにします)。 縦方向の解像度を半分に縮小する時に、従来の計算式だと少しずつ色にじみが積み重なって、繰り返すうちに人の目で見てもわかるようになります。そこで、何度も圧縮復元を繰り返しても、色にじみが発生しない富士通オリジナル計算方式を開発しました。

 


世界的な規格として認められました
世界的な放送規格を決める協会(映画テレビ技術者協会)が、この技術をおすすめ技術として採用しました。色にじみ防止技術が優れていることはもちろんのこと、採用されたのには、もう一つ理由があります。今回の新しい技術が入った装置と、今までの装置を一緒に使えるようにしたところが決めてとなりました。もしこの技術が旧装置と一緒に使えないとしたら、複 数の中継局の装置を全て一度に買い替えなければなりません。あまり現実的ではありません。今回は、可能な所から装置を置き換えれば良いので、中継局を運営 する会社にもやさしい技術だったので、採用されました。


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