光触媒材料が汚れなどを分解する原理 -光エネルギーを吸収したときの様子-
光触媒材料が光エネルギーを吸収したときの様子をイメージ図を使って説明
光触媒材料が光エネルギーを吸収したときの様子をイメージ図を使って説明します。
1)光エネルギーを吸収する前は、光触媒材料の中の原子と電子は結びついて安定している状態です。

2)光エネルギーを吸収した光触媒材料の中の電子は力が有り余って、安定した位置から飛び出し、電子と電子が抜けた孔(ホール)に別れます。

3)飛び出した電子は空気中の酸素と結びつきます。

4)残った孔(ホール)は光触媒材料の表面の水から電子を呼び込んで安定した状態に戻ります。

5)逆に電子を取られた水から生成したは何とか電子を取得しようと、汚れや菌の中の電子を取りにいきます。汚れや菌は炭素や水素からできており、それらは電子によってお互いに結びついた状態なので、その電子を取られてしまうと、炭素や水素がバラバラになります。バラバラになった炭素や水素は空気中の酸素と結びつく(酸化する)ので、水や二酸化炭素になり、蒸発して全てなくなります。
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