人間中心の自律システムの実現

Human-centric Autonomous System

デジタル時代のシステム開発技法

社会の様々な分野において、あらゆる人・モノ・コトのつながりから多種多様なデータを収集・精製・分析して有益な価値を抽出し、新たなサービスを提供していくデジタルシステムが増えています。また、デジタルシステムが顧客体験(CX)に占める役割も大きくなっており、あらゆる顧客接点において顧客が期待する、あるいは期待以上の対応が求められます。
デジタル時代のシステムはIoTやAIの技術によってデータで次々とつながり、複雑さを増していきます。データから顧客やシステムの状況を把握して問題点を見つけ出し、改善を繰り返していくには、データ駆動型でシステムの開発・運用を自動化・自律化する技術が必要です。

RPAなどルールをあらかじめ明確化できる業務の自動化は今でも実現できていますが、自動運転に代表されるような、顧客や環境の変化に対応しながらサービスを提供するシステムでは、顧客の心理状況や環境の変化にタイムリーに対応するため、IoTや映像など様々な形式のデータを的確に計測・分析する技術が求められます。さらに、顧客の目的に迅速に対応するソフトウェアの自律適応を実現するため、ハードウェア制御でも用いられている将来の挙動を予測しながら制御を行う技術などの知見も活用します。
富士通研究所は、ICTが人を支援し協動する社会に向けて、デジタル時代にふさわしいシステム開発技法の実現を目指します。

  • AIを含むデジタルシステムの安心・安全を提供

    「品質」は富士通のDNAです。社会システムや業務システムの開発・運用で守ってきた品質に加え、IoTやAIなどデジタル時代のテクノロジーを取り込んだシステムでこれまでと同様の安心・安全を提供することは、ソフトウェアの研究開発を担う私たちの社会的役割ととらえています。

    特にAI活用においては、大量のデータを学習することでAIモデルが成長していきますが、取り込むデータによってはモデルが劣化し、誤った結果を導き出す恐れもあり、そうした状況に陥らないよう未然に防止する仕組みも同時に必要です。富士通研究所では、長年培ってきたシステム品質に加え、データに応じて変化するAIモデルの品質を観測・監視し、対応を推薦する技術の研究にも取り組んでいます。

  • 人を支援し協働するシステムを目指して

    顧客視点の製品・サービス提供が重要視される世の中にあって、富士通はかねてより人間中心(Human Centric)のICTに取り組んできました。様々な現場で顧客に適切な働きかけを行うため、音声・画像・映像技術を適切に組み合わせて多種多様なデータを計測・分析する技術を提供し、人とICTのインタラクションを高度化していきます。

    また、ユーザーの満足度や快適さ等を含む利用状態や変化を計測・分析し、それらをシステムの評価指標に加えることで、顧客価値モデルを含む品質評価によるシステム制御を実現します。人にとっての価値は何なのか――これを普遍的なテーマとして、自ら成長するデジタルシステムの実現に向けて取り組んでいきます。

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