新しい価値を生み出す「攻めのセキュリティ」
「守りのセキュリティ技術」だけでなく、セキュリティ技術の適用により、新しい価値を生み出す「攻めのセキュリティ技術」についても研究しています。例えば、企業間のデータ流通を実現するには、データの「Trust」を「管理する」ためのセキュリティ技術が必要です。富士通研究所は、企業をまたがって流通するデータの追跡や改ざんの検出を可能にするブロックチェーン拡張技術「Chain Data Lineage(チェーン・データ・リネージュ)」を開発しました。これによりお客様はデータの信頼性を確保することが可能になり、例えば運転履歴データをもとにしたオーダーメイド自動車保険のような新たな商品の提供などが可能になります。
また、パーソナルデータに関しては、匿名化やプライバシー評価技術など安全に活用するためのセキュリティ技術を開発しています。あくまでも情報をコントロールできるのは利用者本人ですが、個人情報の自己コントロールと利活用の両立を実現する情報銀行のセキュリティも研究しています。私たちは富士通の「Human Centric」の考え方に基づき、セキュリティ技術の活用を推進していきます。