映像行動解析ソフトウェア TrackingEye(トラッキングアイ)
製品詳細
機能概要
TrackingEyeは映像に写った人や車両、動物など、動体の動きを認識し、デジタル化します。本製品は主に3つの機能から構成されます。
解析機能 | 入力映像から「動体カウント」「滞留時間計測」「起動表示」を行い、解析情報をデジタル化します。 |
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バッチ機能 | 動画ファイルの解析を自動的に実施し、お客様の運用負担を軽減可能にします。 |
リアルタイム解析機能 | カメラ入力からリアルタイムに解析を行い、監視業務等にご利用いただけます。 |
解析機能
解析機能では「動体カウント」「滞留時間計測」「軌跡表示」を行い、解析情報をデジタル化します。
デジタル化されたデータは、カメラ映像上での表示やグラフ化などを行うことで、動体の行動傾向を知るために利用できます。例えば店舗や工場内で人溜まりができる場所、顧客や従業員の動線、人や車の増減が顕著な時間帯を分析できます。
動体カウント
映像上の指定したラインを横切る動体を検出し、カウント(⼈数など)できます。複数のラインを指定できます。
滞留時間計測
映像上の指定したエリア内に滞留する動体を検出し、滞留時間を計測できます。複数のエリアを指定できます。
軌跡表示
動体の動きを検出し、軌跡データを出力できます。
データ出力・結果表示
映像を解析した結果はCSVファイルに保存されます。解析結果は、動体の映像上に重ねて表示したり、グラフで表示したりできます。
バッチ機能
動画ファイルからの解析は、バッチ処理で実行できます。
バッチ処理を行うため、次の2つのコマンドラインツールを提供しています。これらのツールを利用することで、自動的に解析を行うことができます。
自動解析ツール
(TrackingEyeAuto) | Windowsのタスクスケジューラ等に登録することにより、定期的に解析を実行できます。 |
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バッチ起動ツール
(TrackingEyeBatch) | 他アプリケーションからの呼び出しで解析を行うことが可能です。 |
リアルタイム解析機能
カメラの設定を行うことで、カメラ入力からリアルタイムに解析できます。 (動体カウント、滞留時間計測、軌跡検出)
リアルタイム解析では、ライン通過検知やエリア内での滞留時間検知を行えます。検知時には、ダイアログ表示、画面点滅、警告音で通知します。
また、監視中の映像を録画したり、検知時にカメラ画像を静止画保存することもできます。
※こちらに動画が表示されない場合は、お手数ですがyoutubeサイト内公式ページ にてお試しください。
動作環境
OS | Microsoft Windows 8.1以降(32ビット版または64ビット版) |
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CPU | CPU 3GHz以上のマルチコアCPU |
メモリ | 2GB以上 |
上記の動作環境であれば、解像度640*480、フレームレート30fpsの動画ファイル(またはカメラ入力)を、動画ファイル再生時間と同程度の時間(カメラ入力の場合、リアルタイム)で解析を行うことができます。
例えば、動画ファイルが30分の場合、30分程度の解析時間で解析が完了します。ただし、この解析時間は目安であり、映像品質や解析設定値、カメラ入力ではカメラ静止画取得性能、等によって変化します。
映像ファイル形式
WMVなどWindowsで再生可能なもの。
【ご注意】
TrackingEyeはDirectShow対応のコーデックを利用できます。
ただし、TrackingEyeには映像再生用コーデックは含まれておりませんので、解析対象の映像がWindows標準以外の場合は、対象映像に応じたDirectShow対応のコーデックをインストールする必要があります。
使用可能なカメラは、ネットワークカメラ(IPカメラ)でhttpのjpeg画像取得が可能なカメラです。
通常、ONVIF対応カメラであれば、httpでjpeg画像取得が可能ですが、詳しくはカメラメーカーに確認ください。
例えば、キヤノン製カメラのVB-S30Dの場合は、「http://xx.xx.xx.xx/-wvhttp-01-/GetOneShot」で静止画を取得できます。
【ご注意】
カメラからの認識処理では、カメラからjpeg静止画を取得する時間が必要であり、この画像取得時間(転送時間含む)がカメラごとに異なるため、30fpsでの認識を期待して静止画取得間隔(認識間隔)を33msecに設定したとしても30fpsでは処理できない場合があります。
その他、CPU性能、各種IO性能、等環境に認識速度は影響されます。
また、複数カメラを同時に認識処理する場合は、CPU負荷が上がるため、1つのカメラで認識処理するよりも時間を要す場合があります。
上記推奨環境で動作確認したカメラでは、解像度640*480程度、かつ、1つのカメラを認識する場合、カメラ機種によって5~30fps程度の認識速度性能であることを確認しています。
価格・ご購入方法
価格
1インストール | 150万円(税抜) |
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10インストール | 900万円(税抜)※1インストールあたり90万円 |
100インストール | 4,500万円(税抜)※1インストールあたり45万円 |
メディアパック | 1万円(税抜) |
- 製品ご購入の際、メディアパック(10,000円(税抜))というインストール媒体のみの商品が必要です。メディアパックには使用権は付属しておりませんので、必要な数の使用権(製品)を購入してください。TrackingEyeの使用権は「インストール台数従量制」であり、インストールするコンピュータの台数に応じて購入が必要です。
- ライセンス体系については、「富士通製ミドルウェア商品のライセンス体系について」
をご覧ください。
ご購入方法
ご購入は富士通営業または富士通代理店にお問い合わせください。
カタログ・資料
ご紹介ビデオ
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Imagepower TrackingEye (簡単操作編)
映像行動解析ソフトウェア FUJITSU Software Imagepower TrackingEye のご紹介ビデオ(簡単操作編)です。
※こちらに動画が表示されない場合は、お手数ですがyoutubeサイト内公式ページ
にてお試しください。
※音声はありません。動画内の表記は、旧名称のMiZZO!となっている箇所があります。 -
Imagepower TrackingEye (リアルタイム解析編)
映像行動解析ソフトウェア FUJITSU Software Imagepower TrackingEye のご紹介ビデオ(リアルタイム解析編)です。
※こちらに動画が表示されない場合は、お手数ですがyoutubeサイト内公式ページ
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※音声はありません。動画内の表記は、旧名称のMiZZO!となっています。
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