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製品の取扱い上のご注意

半導体デバイスは、ある確率で故障が発生します。また、半導体デバイスの故障は、使用される条件(回路条件, 環境条件など)によっても大きく左右されます。
以下に、半導体デバイスをより信頼性の高い状態で使用していただくために、注意・配慮しなければならない事項について説明します。

  1. 設計上の注意事項
    ここでは、半導体デバイスを使用して電子機器の設計を行う際に注意すべき事項について述べます。
    • 絶対最大定格の遵守
      半導体デバイスは、過剰なストレス(電圧, 電流, 温度など)が加わると破壊する可能性があります。この限界値を定めたものが絶対最大定格です。従って、定格を一項目でも超えることのないようご注意ください。
    • 推奨動作条件の遵守
      推奨動作条件は、半導体デバイスの正常な動作を保証する条件です。電気的特性の規格値は、全てこの条件の範囲内で保証されます。常に推奨動作条件下で使用してください。この条件を越えて使用すると、信頼性に悪影響を及ぼすことがあります。

      製品個別データシートに記載されていない項目, 使用条件, 論理組み合わせでの使用は、保証していません。記載されている以外の条件での使用をお考えの場合は、必ず事前に弊社または営業部門までご相談ください。
    • 端子の処理と保護
      半導体デバイスには、電源および各種入出力端子があります。これらに対して以下の注意が必要です。
      1. 過電圧・過電流の防止
        各端子に最大定格を超える電圧・電流が印加されると、デバイスの内部に劣化が生じ、著しい場合には破壊に至ります。機器の設計の際には、このような過電圧・過電流の発生を防止してください。
      2. 出力端子の保護
        出力端子を電源端子または他の出力端子とショートしたり、大きな容量負荷を接続すると大電流が流れる場合があります。この状態が長時間続くとデバイスが劣化しますので、このような接続はしないようにしてください。
      3. 未使用入力端子の処理
        インピーダンスの非常に高い入力端子は、オープン状態で使用すると動作が不安定になる場合があります。適切な抵抗を介して電源端子やグランド端子に接続してください。
    • ラッチアップ
      半導体デバイスは、基板上にP型とN型の領域を形成することにより構成されます。外部から異常な電圧が加えられた場合、内部の寄生PNPN接合(サイリスタ構造)が導通して、数百mAを越える大電流が電源端子に流れ続けることがあります。これをラッチアップと呼びます。この現象が起きるとデバイスの信頼性を損ねるだけでなく、破壊に至り発熱・発煙・発火の恐れもあります。これを防止するために、以下の点にご注意ください。
      1. 最大定格以上の電圧が端子に加わることが無いようにしてください。異常なノイズ, サージ等にも注意してください。
      2. 電源投入シーケンスを考慮し、異常な電流が流れないようにしてください。
    • 安全等の規制と規格の遵守
      世界各国では、安全や、電磁妨害等の各種規制と規格が設けられています。お客様が機器を設計するに際しては、これらの規制と規格に適合するようお願いします。
    • フェイル・セーフ設計
      半導体デバイスは、ある確率で故障が発生します。半導体デバイスが故障しても、結果的に人身事故, 火災事故, 社会的な損害を生じさせないよう、お客様には、装置の冗長設計, 延焼対策設計, 過電流防止設計, 誤動作防止設計などの安全設計をお願いします。
    • 用途に関する注意
      当社の製品は、通常の産業用, 一般事務用, パーソナル用, 家庭用などの一般的用途に使用されることを意図して設計・製造されています。極めて高度な安全性が要求され、仮に当該安全性が確保されない場合、社会的に重大な影響を与えかつ直接生命・身体に対する重大な危険性を伴う用途(原子力施設における核反応制御, 航空機自動飛行制御,航空交通管制, 大量輸送システムにおける運行制御, 生命維持のための医療機器, 兵器システムにおけるミサイル発射制御をいう), ならびに極めて高い信頼性が要求される用途 (海底中継器, 宇宙衛星をいう)に使用されるよう設計・製造されたものではありません。当社は、これらの用途に当該製品が使用されたことにより発生した損害などについては、責任を負いかねますのでご了承ください。
  2. パッケージ実装上の注意事項
    パッケージのはんだ付け時の耐熱性に関する品質保証は,当社の推奨する条件での実装に対してのみ適用されます。実装条件の詳細については弊社または営業部門までお問い合わせください。
    • 実装方法について
      表面実装形パッケージは、リードが細く薄いため、リードが変形し易い性質をもっています。また、パッケージの多ピン化に伴い、リードピッチも狭く、リード変形によるオープン不良や、はんだブリッジによるショート不良が発生しやすいため、適切な実装技術が必要となります。 当社ははんだリフロー方法を推奨し、製品ごとに実装条件のランク分類を実施しています。当社推奨のランク分類に従って実装してください。
  3. 保管上の注意事項
    プラスチックパッケージは樹脂でできているため、自然の環境に放置することにより吸湿します。吸湿したパッケージに実装時の熱が加わった場合、界面剥離発生による耐湿性の低下やパッケージクラックが発生することがあります。以下の点にご注意ください。
    1. 急激な温度変化のある所では製品に水分の結露が起こります。このような環境を避けて、温度変化の少ない場所に保管してください。
    2. 製品の保管場所はドライボックスの使用を推奨します。
    3. 当社では必要に応じて半導体デバイスの梱包材として防湿性の高いアルミラミネート袋を用い、乾燥剤としてシリカゲルを使用しております。半導体デバイスはアルミラミネート袋に入れて密封して保管してください。
    4. 腐食性ガスの発生する場所や塵埃の多い所は避けてください。
  4. 静電気に関する注意事項
    半導体デバイスは静電気による破壊を起こしやすいため、以下の点についてご注意ください。
    1. 作業環境は相対湿度40%RH以下などの低湿状態を避けるよう注意してください。
      除電装置(イオン発生装置)の使用なども必要に応じて検討してください。
    2. 使用するコンベア, 半田槽, 半田ゴテ, および周辺付帯設備は大地に接地してください。
    3. 人体の帯電防止のため、指輪または腕輪などから高抵抗(1 MΩ程度)で大地に接地したり、導電性の衣服・靴を着用し、床に導電マットを敷くなど帯電電荷を最小限に保つようにしてください。
    4. 治具, 計器類は, 接地または帯電防止化を実施してください。
    5. 組立完了基板の収納時、発泡スチロールなどの帯電し易い材料の使用は避けてください。
  5. 使用環境に関する注意事項
    半導体デバイスの信頼性は、先に述べました周囲温度とそれ以外の環境条件にも依存します。ご使用にあたっては、以下の点にご注意ください。
    1. 湿度環境
      高湿度環境下での長期の使用は、デバイス自身だけでなくプリント基板等にもリーク性の不具合が発生する場合があります。高湿度が想定される場合は、防湿処理を施す等の配慮をお願いします。
    2. 静電気放電
      半導体デバイスの直近に高電圧に帯電したものが存在すると、放電が発生し誤動作の原因となることがあります。 このような場合、帯電の防止または放電の防止の処置をお願いします。
    3. 腐食性ガス, 塵埃, 油
      腐食性ガス雰囲気中や、塵埃, 油等がデバイスに付着した状態で使用すると、化学反応によりデバイスに悪影響を及ぼす場合があります。このような環境下でご使用の場合は、防止策についてご検討ください。
    4. 発煙・発火
      樹脂モールド型のデバイスは、不燃性ではありません。発火物の近くでは、ご使用にならないでください。発煙・発火しますと、その際に毒性を持ったガスが発生する恐れがあります。

その他、特殊な環境下でのご使用をお考えの場合は、弊社または営業部門にご相談ください。

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