太陽生命保険株式会社様 T&D情報システム株式会社様

 

支社サーバーを仮想化することで、環境対応とコスト削減を実現。

導入事例レポート 太陽生命保険株式会社様 T&D情報システム株式会社様

1893年に創業、全国に146支社を展開する太陽生命保険株式会社様(以下太陽生命様)と、太陽生命様の情報システムを支えるT&D情報システム株式会社様(以下T&D情報システム様)では、太陽生命様の支社サーバーを仮想化しました。VMwareによる仮想化で、従来であれば438台必要だったサーバーを、146台に集約することができました。運用・管理コストが削減され、省電力・省スペースといった環境対応も進みました。

導入までの背景

営業の現場で増す情報化ニーズ。システム強化で対応

1893年に創業、2003年に株式会社化し、現在はT&D保険グループの一員として、個人向けの保険商品を展開している太陽生命様。グループのIT戦略を支えるT&D情報システム様とともに、情報化が進む保険業界の中で、業務のシステム化を推進しています。2008年に「CRMベストプラクティス賞」を受賞した独自の営業支援システム「T-SMAP」に代表されるように、太陽生命様は、業務に情報システムを積極的に活用していらっしゃいます。他社にさきがけ、いち早くシステムの仮想化にも取り組んでおり、ホストコンピューターシステムの仮想化を実現するなど、新しい技術の導入にも積極的でいらっしゃいます。

太陽生命保険株式会社 IT企画部 部長 吉川 正敏様 太陽生命保険株式会社
IT企画部 部長
吉川 正敏様
T&D情報システム株式会社 テクニカルサポート一部 シニアマネージャー 櫻井 仁一様 T&D情報システム株式会社
テクニカルサポート一部
シニアマネージャー
櫻井 仁一様
T&D情報システム株式会社 テクニカルサポート一部 IT基盤管理一課マネージャー 池田 睦様 T&D情報システム株式会社
テクニカルサポート一部
IT基盤管理一課
マネージャー
池田 睦様

導入以前の課題

1.サーバー更改による安定稼働の継続
2.既存アプリケーションのスムーズな移行
3.将来のシステム強化を見通したサーバー環境の整備

太陽生命様でお使いの支社サーバーは、導入から7年が経ち、保守の問題などから早急な更改の必要がありました。太陽生命様では、更改に際して保守対応だけでなくさらに2つの課題に対応したいとお考えでした。ひとつは更改前のサーバーで動かしていたアプリケーションを、新しいサーバーでもそのまま使えるようにすること。「既存の業務アプリは、そのまま更改後のサーバーのOSには移行できません。対応するためのアプリ改修は、コスト的にも時間的にも難しかった」とT&D情報システム様。もうひとつの課題は、サーバースペースの創出です。「各支社に共通する課題なのですが、導入以前はサーバーラックがいっぱいで、これ以上サーバーを増強する余地がありませんでした。今後、システム業務の増加が予想されることや、バックアップサーバーが必要になってきたことなどから、各支社にサーバースペースを作る必要がありました」。こうした課題を解決するため、太陽生命様ではすでに実績のあったサーバー仮想化を、支社サーバーにも導入することを決めました。「仮想化なら、アプリケーションもそのまま移行できますし、サーバースペースを節約することができると考えたのです」とT&D情報システム様。サーバー更改を機に、支社のサーバー環境整備を目指しました。

導入の概要

1.各支社サーバーの更改
2.各支社サーバーラックの改造
3.仮想化による支社サーバーの統合

すでに仮想化の実績をお持ちの太陽生命様ですが、全国に広がる各支社のサーバーを仮想化することは、これまでにない挑戦だったと振り返ります。「サーバー構成自体は複雑なものではないのですが、全支社分を一度に仮想化するとなると、どこでなにが起こるのかわからない、という不安を抱えることになります」と太陽生命様。このチャレンジを一緒に実行するパートナーとして富士通エフサスを選んだのも、サーバー仮想化の実績に加えて、展開・運用など実行をスムーズに行え、展開後も手厚い対応を求めていたからです。「極端なことを言えば、ただ展開するだけなら、誰にでもできると思っていました。富士通エフサスには、日々刻々と支社単位で変わる状況をつかみキャッチアップする対応力や、担当する人間が変わってもしっかりと運用できる情報共有能力がある。信頼してお任せできると思っていました」とおっしゃっていました。その期待に応えるべく、富士通エフサスではすべての支社の環境を事前に調査、ラック周りの環境を徹底的に確認し、トラブルのないようにシミュレーションを行ないました。さらに本格的な導入作業に入る前に、いくつかの支社に試験導入を行ない、課題を洗い出しました。また、今回導入するサーバーにあわせて各支社のラックを改造しました。結果として、従来であれば438台必要だったサーバーを、3分の1の146台に集約することができました。半年をかけた仮想化環境への移行は、特に大きなトラブルもなく、スケジュール通りに完了することができ、太陽生命様から高い評価をいただきました。

仮想化技術を活用したスムーズな移行

仮想化技術(VMware)を適用し移行を行う事から、業務基盤の移行に伴う負担を最小限に抑えます。

導入事例レポート 太陽生命保険株式会社様 T&D情報システム株式会社様

導入の効果

業務効率化・安定稼働だけでなく、環境対応にも大きな貢献

導入事例レポート 太陽生命保険株式会社様 T&D情報システム株式会社様

「仮想化の第一のねらいは、これまで使っていたアプリケーションを入れ替えたり改修したりすることなく、新しい機器へ移行することでした」と太陽生命様。無事に全支社の仮想化が実現したことで、このねらいが達成できた、と振り返ります。また、バックアップサーバーを新しく作ることで、仮想化環境をまるごとコピーしておくことができるようになり、これまで時間がかかっていたトラブル時のダウンタイムも短縮でき、業務効率化が実現しました。システムを動かしたままの機器交換「活性交換」が可能になったことは、安定稼働に寄与しています。さらに太陽生命様が挙げるもうひとつの大きな効果に、環境対応があります。太陽生命様では2006年に制定したT&D保険グループの環境方針に基づき、環境保全の取り組みを推進しています。コスト面からだけでなく、環境対応の面からも、消費電力、排出するCO2の削減が求められていました。今回の仮想化により、年間約150トンのCO2を抑制し、約5億円のコスト削減効果を実現できました。「効率化・安定稼働だけでなく、環境対応やコスト削減の面からも、今回の仮想化には満足しています」と太陽生命様では高く評価しています。

今後の展望

より一層の仮想化推進で、さらなる効率化と環境対応を目指す。

「今後新しく構築する予定の業務システムは、できるだけ仮想化する意向です」と太陽生命様。更改したサーバーは、あと2~3のシステムを搭載する余裕があり、そこに新しい業務システムを搭載していきたいとお考えです。「今回導入した仮想化サーバーが本格運用のフェーズに入ると、計画段階では予想できなかったようなトラブルへの対応が必要となるかもしれません。富士通エフサスには対応力・技術力を活かした運用サポートをお願いしたい」ともおっしゃっています。臨機応変の対応力で支社サーバー運用をサポートする役目を、富士通エフサスに期待していらっしゃいます。

富士通エフサス 東日本本部 関越支社 情報サービスビジネス部 酒井 一行 富士通エフサス
東日本本部 関越支社
情報サービスビジネス部
酒井 一行

太陽生命保険株式会社 様

所在地 東京都港区海岸1-2-3
設立 1948年2月(創業 1893年5月)
代表取締役社長 中込 賢次氏
社員数 内勤職員3,013名、営業職員9,014名、顧客サービス職員694名(2010年3月末)
支社数 143支社3営業所(2010年4月1日現在)
ホームページ https://www.taiyo-seimei.co.jp/

T&D情報システム株式会社 様

所在地 埼玉県さいたま市浦和区針ヶ谷4-2-18
設立 1999年7月15日
代表取締役社長 山住 明宏氏
社員数 676名(2010年3月末)
ホームページ http://www.td-system.co.jp/

[掲載日:2010年11月24日]

本事例中に記載の肩書きや数値、固有名詞等は取材時のものであり、このページ の閲覧時には変更されている可能性があることをご了承ください。

本事例に関するお問い合わせ

ページの先頭へ