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サービス部門・サービスビジネス本部・
東日本第二サービス統括部
柴田 志子
SHIBATA SHIZU(2017年入社)
Profile
2017年11月入社。
前職は、料金システムの汎用機のプログラマー/SEとして開発案件に従事。文系出身ではあったが、高い責任感や向上心と、先輩や上司からの丁寧な指導により、着実にスキルアップ。結婚・出産を機に退社した後、当社にて派遣社員としてインフラ案件のSE支援に従事、数年後インフラSEとして正社員に登用。
当社を選んだ理由
上流から参画して、主体的にプロジェクトを進めたい
私は結婚・出産を機に前職を辞めた後、当社に派遣社員として勤務、その後正社員登用にチャレンジし、現在に至っています。
派遣社員という道を選んだのは、仕事と子育てを両立させるため勤務時間が決まっていることが最重要条件だったからです。当初は、営業支援として伝票処理などを担当していました。その中で、システムの更改案件に携わった際にSEの支援をする機会があったことをきっかけに、私自身にSE経験があることも相まって、徐々に営業支援からSE支援にシフトしていきました。
しばらくSE支援をしていましたが、「派遣社員だから・・・」と自分自身線を引いて仕事をしていた部分があり、一方で「もっと主体的に仕事をしたい」と思うことが増えるようになりました。その頃、当時の部長から正社員として働かないかと声をかけていただき、正社員登用にチャレンジしました。正社員になってからは、金融機関様の基盤やネットワークの更改案件を中心に、上流である企画・設計から構築まで携わり、プロジェクトマネージャーとして案件を主導しています。
仕事のやりがい
お客様からの感謝の言葉が大きなモチベーション
正社員になって間もなく、大きな案件を任せていただいたことがありました。開発のSE経験はあるものの、インフラの分野についてはあくまでも支援経験のみ。もちろん周囲のバックアップ体制はあるのですが、不安でいっぱいでした。それでも上司が自分のことを信用して任せてくれたということがとても嬉しく、その思いに応えようと必死で取り組みました。最終的に、無事リリースにこぎつけることができたことで少し自信もつきました。周囲の期待に応えること、案件をしっかり完遂することは、私の大きなやりがいですね。
システムのリリース当日は何かしらのトラブルが起きることがあるのですが、私が担当したある案件で、全くトラブルなくスムーズにリリースを終えることが出来ました。その時、いつもは大変厳しいお客様から、「感謝しかない」と改まって言っていただけたのは、感無量でした。インフラという目には見えづらいものを扱う仕事ではありますが、お客様からの感謝の言葉は何よりもモチベーションにつながります。
入社して感じた、当社のいいところ
自律的な学び・成長を支援する環境がある
スキルアップや自己研鑽のための環境が整ってるところです。私は今、「Fujitsu Learning Experience」(注1)や「Udemy」(注2)など、自分の好きなタイミングで、好きなだけ学べるオンライン学習ツールを活用して学び続けています。業務に直結するものから、そうでないものまで幅広く受けていますが、講師の中にはシリコンバレーで働いている人などもいて、大変刺激になります。忙しい中でも隙間時間で学習できるのもいいところですね。富士通グループの人材育成方針が大幅に変わり、一律の研修を提供する形から、社員一人ひとりの自律的な学び・成長を支援するという方向へ舵を切っているので、自ら学びたい人にはぴったりです!
また、困ったときに助けを求めやすい雰囲気と環境があります。部内では毎朝ミーティングを開催し、密に情報共有をしています。社内でも過去のノウハウがまとまっているデータベースがあったり、社内向けSNSがあったりと、情報にアクセスしやすく発信しやすい環境があります。そうした中で、声を上げればその道のスペシャリストに出会えるので、日々助けられています。
- 注1:富士通グループ社員向けの学びのポータルサイト
- 注2:世界最大級のオンライン動画学習プラットフォーム
入社して、苦労しているところ
社内業務の負荷が大きい…改善に期待!
お客様対応以外の業務、例えば、社内での報告や各種審査にかかる負荷が高いと感じます。リスクの低減や法令順守、各種認証維持のためには仕方ない部分もあると思いますが、もう少し効率化するといいなと思っています。
また、同じグループ会社でもシステムや制度など業務プロセスが異なる場合もあるため、組織再編があった場合に突然今までの方法で受発注ができなくなることがあります。業務プロセスの改善を進める社内の取り組みがあるので、改善に期待したいです。
コロナ禍における働き方の変化
気軽に相談できるチームづくりがポイント
私は、現在テレワークとオフィス勤務の割合が半分ずつぐらいです。私の場合は、ある程度組織内で人とのつながりができた上でのテレワークだったため大きな問題はなかったのですが、最近入社した人は大変かもしれませんね…。私の部署では、離れていても気軽に相談できるチームを目指して、情報や困り事を共有するためのミーティングを設けたり、オンラインで歓送迎会を開催するなどしています。先日は、異動する人にオンライン寄せ書きを送りました。物理的な寄せ書きより敷居が低く感じるのか、より多くの人に協力してもらえました。笑
お客様とのミーティングはオンラインと対面どちらもあります。お客様の方針や内容によって使い分ける感じですね。
今後の目標
モノ売りからコト売りへ!
今、ボランティアとして学校に赴いてICT支援をしています。GIGAスクール構想の中で多くの学校がタブレットやPCを導入していますが、実際どのように教育が行われているか気になっていました。ボランティア活動をして感じたことは、学ぶ子どもたちより、学ぶ環境を整える先生の方が苦労していた点です。そういった先生方の支援・・・ここをビジネス化できないかなと思っています。
教育分野はもちろん、他の分野でも私たちが支援できることはまだまだたくさんあると思います。当社はサーバーやネットワークなどインフラ部分をメインに手掛けていますが、インフラの分野においても、「モノ売り」ではなく、「コト売り」を意識して仕事に取り組む。これが私の大切にしたいことです。

転職を考えている方へ一言
子育てや介護などプライベートとの両立に不安を抱える方も多いと思います。当社は、時短勤務やフレックス勤務、テレワーク、遠隔勤務など、柔軟な働き方ができる制度が整っています。
ただ、私の子どもが小さかった頃は今と比べて制度も少なかったため、働くことに後ろめたさがありました。「子供に寂しい思いをさせて申し訳ない」「自分自身ももっと子供と一緒にいたい」「もっと仕事もしたい」葛藤の毎日でした。家族や信頼できる人に子どもを預け、安心と安全を確保した上で、とにかくタイムマネジメントを意識して仕事を進めていました。そんな私の背中を見て育った息子ももう中学生。今では母親を「イチ社会人」として理解してくれています。築き上げたものを振り返って、これで良かったと心から思ってます。そして、当時から支えてくれている家族には本当に感謝しています。
前述の通り、今は様々な制度が整っており、子育てや介護などと両立しながら働いている社員はたくさんいます。活用できるものは活用し、自分の可能性の幅を狭めず、信じる道を突き進んでほしいと思います!
そして、今転職を考えている方!社会人経験が浅い方は、少し踏みとどまってみてはいかがでしょうか。今の会社で見切りをつけるのはまだ早いかもしれません。まだその組織で学ぶことがあるかもしれませんし、その会社の良さ、あなたのやりたいことがまだ見つかっていないだけかもしれません。経験を十分積んだ方は、思い立ったらすぐだと思います。新しいことにチャレンジしたいという気持ちや、現状が停滞している、何かに我慢しているという感覚があるなら、ぜひ次の道を探してみてください。人生は長いようで短いです。結果はあくまでも自己責任、その覚悟があれば後悔することはないのではないでしょうか。
プログラミングを学ぶ息子さん
富士通オープンカレッジ「F@IT Kids Club(ファイトキッズクラブ)」にて息子さんの成長が原動力!