2013年12月2日
昨今、クレジットカード・各種電子マネー・銀聯カードなど現金を必要としない決済サービス市場が拡大しており、これらの決済サービスの導入によって、顧客満足度を向上させることが出来ます。しかし、従来型の決済サービスは、導入コストやサービス開始までの期間が障壁となっておりました。
「J-Mups」は、決済サーバの構築が不要であり、センシティブ情報(カード番号など)をクラウド型システムで管理するため、スピーディーかつ安価、そして安全に多彩な決済サービスの導入が可能であり、物販・専門店様向けPOSシステム「FrontStore」と接続することで、POSシステムと連動したマルチ決済環境が簡単に実現できます。
また、「J-Mups」は、国内初のクレジットカードや交通系電子マネー、銀聯カード、デビットカードなどに対応したクラウド型マルチ決済システムであり、決済サービス市場において今後更なるなる普及が期待できます。
【連携のメリット】
1.POSと決済サービスを簡単導入
「FrontStore」はソフトのインストール作業や面倒な初期設定が不要になっており、また、POS1台でお店の業務に必要な売上管理・顧客管理、バックオフィス業務を行うことが可能なPOSシステムです。
そして「J-Mups」はお申込から約2週間で設置可能なクラウド型マルチ決済システムとなっており、どちらも従来製品/サービスと比較し、簡単に導入が可能です。更に「FrontStore」と「J-Mups」を接続するだけでPOSシステム連動による決済サービスを開始できます。
連携イメージ
2.決済時の二度打ち不要
「FrontStore」と「J-Mups」が連動する事で、「FrontStore」で指定した決済金額と決済方法を、「J-Mups」端末に自動的に送ることが可能になり、二度打ちが不要になります。
これにより、金額入力ミス防止やスピーディな決済を実現します。
3.多彩な決済サービスに対応
クレジットカードはもちろん、銀聯カード、デビットカード、Suicaなどの交通系電子マネー、QuicPayやIDなどの電子マネーに対応可能なため、お客様のニーズにあわせ多彩な決済サービスの導入ができます。
さらに、J-Mupsセンターへの決済アプリ集約により1台の端末ですべての決済が可能です。
4.優れたコストパフォーマンス
「J-Mups」は従来型の決済端末と比べ1/3~1/4の価格を実現しました (※1)。また、決済用のサーバを自社で構築する必要が無いため、安価にご導入いただけます。さらに、既存のインターネット回線をご利用いただけますので、毎月の通信コストも削減可能です。 (※2)
※1 カード決済+電子マネー対応端末の場合。
※2 アナログ・ISDN、モバイルブロードバンド回線(携帯・PHS等)には対応しておりません。
5.安心のセキュリティ
「J-Mups」では、クレジットカード番号を含む決済情報をJ-Mupsセンター(クレジット決済部分PCI DSS (※)準拠)で集中管理することにより、端末内にカード番号を保有せず、高いセキュリティを実現しております。
[セキュリティの特長]
(1)J-Mupsセンター(クレジット決済部)としてPCI DSS(※)準拠認定取得(2012年5月)
グローバルスタンダードなセキュリティ基準に準拠した、安全な決済環境を提供
(2)クライアント認証
「J-Mups」端末⇔J-Mupsセンター間については、デジタルクライアント証明書による相互認証を実施。
(3)クレジットカード取引データの暗号化
取引決済データについては、データ経路を高度に暗号化することによって高いセキュリティを確保。
※ Payment Card Industry Data Security Standardの略。加盟店・決済代行事業者が取り扱うカード会員様のクレジットカード情報・取引情報を安全に守るために、JCB、アメリカンエキスプレス、Discover、マスターカード、VISAの国際ペイメントブランド5社が共同で策定した、クレジット業界におけるグローバルセキュリティ基準。
【導入事例】
お客様:西陣織会館 様(京都市)
和装の美しさを余すところなくお見せするきものショーや、西陣織の伝統文化に直接触れることができるさまざまな体験教室を開催しています。
また、帯やきものに和装小物、テーブルセンターなどのインテリア製品まで、多岐にわたって作られた西陣織製品の購入が可能です。
[導入前の課題]
「FrontStore」導入前はPOSを使用されておらず、レジで値札を見ながら会計をした後にハンディターミナルで売上登録を行っており、販売業務の効率化が課題となっていました。
また、施設の特性上海外から観光ツアーで来館されるお客様が多いため、クレジットカードや銀聯カードの利用率が非常に高く、カード決済処理(最大で1取引あたり2分程度)の迅速化が求められていたほか、二度打ち(レジで会計した金額をカード決済用端末に再度打ち込み)による決済金額間違いの削減も課題となっておりました。
[選定理由]
面倒な初期設定が不要で導入が簡単な「FrontStore」と高い安全性と高速処理を低価格で実現する「J-Mups」の連携、さらには販売パートナーである扶桑電通株式会社の売上管理システム「Fusosuks」を介して、既存の販売管理システムと接続することにより、安価で導入が可能な点をご評価いただきました。
[導入効果]
・お客様の声 (コメント:松本副館長様)
機器の設置や既存の商品マスタの取込もスムーズに行うことができ、使い方にもすぐ慣れることができました。
そのため、導入後すぐに販売業務にかかる時間を1日あたり2時間程度減らすことができ、空いた時間でよりきめ細やかな接客ができるようになりました。
また、「J-Mups」によりカード決済にかかる時間が短縮できたことでレジの前で長時間にわたりお客様をお待たせすることも無くなりましたし、二度打ちが不要になったことで決済金額の間違いも無くなりました。
販売に関する様々な面で業務が改善できたほか、POS上でもリアルタイムで売上状況が確認できることで販売員のモチベーションが向上するといった思わぬ効果も見られました。
現在は3セット導入していますが、催事用の追加導入や電子マネーのサービスも検討していきたいと考えています。

■お客様プロフィール
会社名:西陣織会館
店舗:京都市上京区堀川通今出川南入
Web:http://www.nishijin.or.jp/index.html
【関連製品】
FrontStore
1店舗から10店舗程度の専門店・飲食店様向けにレジ機能と販売管理機能をあわせ持ったPOSシステムで、サーバの構築をすることなくPOS1台から運用が可能です。
また、ソフトウェアのプレインストール出荷、商品の基本的な部門情報もあらかじめ設定しているなど、導入時の面倒な作業が不要な「箱から出してすぐ使えるPOSシステム」というコンセプトがご好評をいただいています。
<製品提供元>
J-Mups
「J-Mups」はクラウド型のマルチ決済システムです。ブロードバンドインターネット回線を活用してJ-Mupsセンターと通信することで、クレジットカード決済や各種電子マネーの利用が、1台の端末で取扱可能になります。
<決済サービス提供元>
会社名 |
: 三菱UFJニコス株式会社 |
代表者 |
: 代表取締役社長 和田 哲哉 |
本社 |
: 〒101-8960 東京都千代田区外神田4-14-1 秋葉原UDX |
製品ページ |
: http://j-mups.com/ |