ATMコーナーの新しいコミュニケーションツール「ATM Comdisplay」を新発売
富士通株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:山本正已)と富士通フロンテック株式会社(本社:東京都稲城市、代表取締役社長:利根廣貞)は、金融機関のATMコーナーにおいて、お客様との効果的なコミュニケーションを支援するツール「FUJITSU Financial Services ATM Comdisplay (フジツウ ファイナンシャル サービシーズ エーティーエム コムディスプレイ) 」を開発し、本日より販売します。
本製品は、ATMの小型化により生じた上部の空きスペースに19 .2型の横長液晶ディスプレイを搭載し、ATMを操作するお客様に向けてタイムリーにさまざまな情報をお知らせすることができます。具体的には、金融商品の広告、地域や時期に応じたキャンペーン情報などをはじめ、お客様の操作状況に応じてATMが取り扱うことのできる取引種類の案内や、時間帯に応じた手数料の表示、振り込め詐欺防止の注意喚起メッセージなどが表示でき、これらを柔軟に切り替えることも可能です。さらに、お客様のカード情報をキーに、金融機関の顧客情報管理システムと連携することで、お客様に対してより適切なメッセージを表示することもできます。
これにより、金融機関は、お客様ごとに快適かつ安全にATMを利用してもらうための情報を、本製品を通して提供することが可能となります。
なお、本製品は、株式会社クレディセゾン様(本社:東京都豊島区、代表取締役社長:林野宏)のクレジットカードを取り扱うATMにおいて、カード取り忘れ防止の注意喚起や、お客様へのキャッシング関連セールス情報の表示を目的に導入いただき、すでに2月より稼働しております。
2013年3月19日
写真:「ATM Comdisplay」のイメージ画像
【 本製品の特長 】
1. 地域・時期・人に応じてタイムリーなメッセージ表示を実現
ATMの設置場所(地域・店舗内外)や時期に応じて、表示内容を柔軟に変更することができます。また、金融機関の顧客情報管理システムと連携することで、個別のお客様に特化したメッセージ表示も可能です。
2. ATMコーナーへの容易な設置を実現
ATMの小型化により空いた上部のスペースにフィットする横長液晶ディスプレイを採用し、大がかりな設置工事を行うことなく、容易な設置と素早い稼働を実現します。
3. 表示コンテンツの豊富なテンプレートの用意と容易なメンテナンスを実現
ATMの利用時間帯や各種手数料などのお客様への案内情報や、振り込め詐欺防止といった注意喚起メッセージなど、目的に応じた豊富なテンプレートを用意しています。これらのテンプレートをカスタマイズすることにより、容易にコンテンツの作成を行うことができます。また、ATMのリモートメンテナンスシステムを活用することにより、コンテンツの更新をATMを経由して自動的に行うことができます。
【 製品仕様 】
項目 |
仕様 |
外形寸法 |
幅570×奥行177×高さ160 (mm) |
表示領域 |
19.2型液晶 (幅478.08mm×高さ89.64mm) LEDバックライト方式 |
画素数 |
1,920ドット(幅)×360ドット(高さ) |
消費電力 |
約20W (LCD最大輝度、音声無時) / 約28W (LCD最大輝度、音声再生時) |
入力電源 |
DC12V / AC100V(50Hz/60Hz) ※ACアダプタ付属 |
使用温度範囲 |
5℃~35℃ (稼働時) |
使用湿度範囲 |
20%~70%RH (稼働時) |
※ATMとの連動には、別途ATMアプリケーションの開発とLAN接続が必要になります。
※本製品の搭載対象ATM機種は、「FACT-V X200」「FACT-V model20」となります。
【販売価格および販売時期】
製品名 |
販売価格(税別) |
販売時期 |
FUJITSU Financial Services ATM Comdisplay |
オープン価格 |
本日より |
【 販売目標 】
販売開始から 3年間で 5,000 台
【商標について】
記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。
日付: 2013年3月19日
会社名:
富士通株式会社,
富士通フロンテック株式会社
お問い合わせ
富士通株式会社
フロントビジネス推進統括部 チャネルソリューション推進部
03-6252-2647(直通)