競争環境の激化により、さらなるローコストオペレーションが求められている現在、企業や組織は、今以上に限られた人数で、今以上の価値を創造していく必要があります。多くの企業や組織では様々な取り組みが行われていますが、実際、思うように効果が上がっていないようです。それは何故か?「どの部署・業務に何人配置するか」から議論が始まるためです。
そもそも、その業務は必要なのか、何を根拠に配置人数を決めるのか、リソースが足りなければどうするか等、配置人数を決める前に検討・確認すべきことは多々ありますが、結論だけを決めようとするので、うまくいかないのです。
「人を減らしたいが、現場に人員不足と言われて進まない」とご相談いただいたお客様も、 ありたい姿を共有した上で、それに対する現状実態を、定量・定性の両面から把握し、必要な業務の選別と、それに必要な体制を、納得性の高いデータに基づいて算出したことにより、ドラスティックな変革や巨大なシステム投資を行うことなく、2割の人員削減を成し遂げています。
ムダをムダで終わらせることなく、新たなチャレンジをするための原資とするためには、人数の最適化を行うだけでなく「誰(組織)が、どのようなスキル・能力を保有しているか」というタレントマネジメントを行い、継続的に組織・人材を戦略的に配置・活用していくことが欠かせません。
そのためには、業務量の把握とともに、業務特性分析による業務の「質」の明確化を行い、業務と人的資源のバランスを分析することが必要です。
業務改革セミナー「業務改革と人員配置の最適化による価値創造型組織作り」では、「人員配置の最適化」とは何かを確認しながら、実際に進めて行くために必要な検討や検証のステップについてご紹介します。