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PRESS RELEASE

2010年11月15日
株式会社富士通総研

 

2010・2011年度経済見通し(2010年11月改訂)

~踊り場後の回復力は弱いものに~

当社は、2010年7~9月期のGDP統計(1次速報)の発表を受け、経済見通しを改訂しました。世界経済は、アメリカは景気失速を回避し、中国など新興国はインフレを収束させることで、来年春頃には再び成長軌道に戻っていくと見込まれます。日本経済は、輸出の減速と政策効果の一巡により踊り場に入っていますが、新興国の景気の再加速が見込まれる来年春以降には、輸出の増加を通じ、再び回復軌道に戻っていくと予想されます。

実質成長率 2010年度 2.4%(前回2.3%)、2011年度 1.2%(前回1.5%)

【 世界経済 】

世界経済はこの春までは政策効果や、金融危機後の大幅な落ち込みの後の在庫復元の動きなどにより高めの成長を遂げてきたが、これらの動きが一巡したことにより、成長ペースが鈍化している。今後の世界経済は、アメリカは追加金融緩和による事実上のドル安政策によって失速を回避し、中国など新興国はこれまでの金融引き締めによってインフレが次第に収束に向かうことにより、来年春頃には再び成長軌道に戻っていくと見込まれる。新興国の所得水準の向上に伴う潜在的な需要の強さや、社会インフラ整備のための投資増強は、今後の世界経済の成長を下支えしていく役割を果たすと考えられる。

【 日本経済 】

日本経済は世界経済の成長鈍化に伴う輸出の減速と、これまでの政策効果の一巡により、踊り場に入っている。エコカー補助金やエコポイントの打ち切りに伴う生産調整が終了し、世界経済が景気拡大スピードの調整を終え、再加速に向かうと見込まれる来年春以降は、輸出の増加を通じ、日本経済も足踏みから回復軌道に戻っていくと見込まれる。しかし国内で有望な投資先を見出しにくい状況には変わりないため、企業収益の回復が設備投資や雇用の回復につながり、景気回復が自律性を高めていく可能性は低いと考えられる。踊り場脱却後の日本経済も、何らかのショックがあった場合、景気回復が途切れかねない緩やかなものにとどまりそうである。

以上

 

関連資料

2010・2011年度経済見通し(2010年11月改訂) [352KB]

本件に関するお問い合わせ先

株式会社富士通総研 経済研究所 上席主任研究員 米山秀隆
電話:03-5401-8392(直通)
E-mail:yoneyama.hide@jp.fujitsu.com

注)本資料は内閣府記者クラブ、日銀記者クラブにて配布いたしております。

報道関係者お問い合わせ先

株式会社富士通総研 管理部(広報担当)
電話:03-5401-8391(直通)