【東京開催】 「どう活かす、高度外国人材!」
- グローバルに戦う企業が持つべき人事戦略を考える -
去る2010年3月5日(金)に厚生労働省委託事業・高度外国人材の活用促進に関するフォーラム「どう活かす、高度外国人材!~グローバルに戦う企業が持つべき人事戦略を考える~」を東京の浜離宮朝日ホールにおいて開催しました。
今回のフォーラムでは、アンケート調査、文献調査、企業へのインタビューから得られた、具体的な高度外国人材の受け入れや、活用の意義、人事・労務管理の方法等のご紹介及び、外国人材の活用が進んだ企業による講演、パネルディスカッションを行いました。
基調講演『どう活かす、高度外国人材!』
法政大学大学院イノベーションマネジメント研究科の藤村博之教授を招き、人口減少局面に入った日本において、企業が今後とも競争力を維持していくためには、高い知識と能力を持った外国人(高度外国人材)の活用が重要性を増していることについて示して頂いた上で、高度外国人材の現状を整理するとともに、企業内で活用していく上での必要な条件整備についての報告を行いました。
講演『外国人材が働きやすい職場づくり ~外国籍従業員サポートプロジェクトのご紹介~』
富士通株式会社総務人事本部グローバル人事部長の林博司氏を招き、同社の外国人材の採用・活用について、採用・制度の実態や現在実施しているプロジェクトなどをご紹介頂きました。
講演『IBMの人事制度概略と外国人の受け入れ』
日本アイ・ビー・エム株式会社人事シニアアドバイザーの古海正子氏を招き、IBMグループの海外赴任制度の概略と、その背景にあるポリシー、ダイバシティマネジメントの取組みをご紹介いただきました。
パネルディスカッション『グローバルに戦う企業が持つべき人事戦略を考える』
民間企業、大学、国からの有識者を迎え、企業が求める高度外国人材について、価値観、キャリア志向、協調性、言語の障壁など様々な切り口から、グローバルに戦う企業が持つべき人事戦略に関する課題について議論を行いました。
アンケートの結果
基調講演『どう活かす、高度外国人材!』
- 外国人留学生支援をしている立場なので、共通点が多くあり、納得感があった。
- 留学生をどういう人材として捕らえるかということについて、考え方を整理できた。
- 詳細なデータに基づくご説明でコンパクトで分かりやすかったと思います。
調査報告『高度外国人材の活用の実態報告』
- 裏側にあるコメントも聞かせてもらえたので、課題とその対策が良く理解できた。
- 現在、課題を感じている点について、大変参考になる情報、他社の成功例を知ることが出来ました。
- 当社でも課題になっていることがあるので、詳細を確認して参考にしていきたいと思います。
講演『外国人材が働きやすい職場づくり~外国籍従業員サポートプロジェクトのご紹介~』
- 先進的な取り組み、外国人の定着への取り組みが大変参考になりました。
- 組織風土(内なる)のグローバル化を推進するヒントを多く得ることができた。
- 大企業(特に日本メーカー)の実例として、とてもリアリティがあり、興味深かった。
講演『IBMの人事制度概略と外国人の受け入れ』
- グローバル企業の最終形はどういうものか、といった視点で見識を深められました。
- 真のGlobal人事管理について参考になりました。
- 外資系ならではの実例なので、とても新鮮でした。
パネルディスカッション『グローバルに戦う企業が持つべき人事戦略を考える』
- 藤村先生の質問の投げ方が大変よく、興味深い回答を導き出している。企業の枠を超え人間のコミュニケーション討議部分は面白い。
- 退職問題は、報酬とポジションとキャリアパス、とのこと。最終的には大幅な人事給与制度を変える必要があると感じました。
- 企業側が、留学生のどの能力を重視しているのかを知ることが出来た。