- グローバルに戦う企業が持つべき人事戦略を考える -
去る2010年2月23日(火)に厚生労働省委託事業・高度外国人材の活用促進に関するフォーラム「どう活かす、高度外国人材!~グローバルに戦う企業が持つべき人事戦略を考える~」を名古屋の東建ホール・丸の内において開催しました。
今回のフォーラムでは、アンケート調査、文献調査、企業へのインタビューから得られた、具体的な高度外国人材の受け入れや、活用の意義、人事・労務管理の方法等のご紹介及び、外国人材の活用が進んだ企業による講演、パネルディスカッションを行いました。
基調講演では、法政大学大学院イノベーションマネジメント研究科の藤村博之教授を招き、人口減少局面に入った日本において、企業が今後とも競争力を維持していくためには、高い知識と能力を持った外国人(高度外国人材)の活用が重要性を増していることについて示して頂いた上で、高度外国人材の現状を整理するとともに、企業内で活用していく上での必要な条件整備についての報告を行いました。
豊和繊維工業株式会社人事部長の高崎敏治氏を招き、はじめての外国人採用の経緯や目的、その後の展開などをお示しいただき、その効果についてお話いただきました。
トヨタ自動車株式会社人材開発部第1人事室主幹の竹村章敏氏を招き、外国人採用の実態や、トヨタグループ全体で取り組んでいる「30万人コミュニケーション活動」についてご紹介いただきました。
民間企業、大学、国からの有識者を迎え、企業が求める高度外国人材について、価値観、歴史観、キャリア志向、協調性など様々な切り口から、グローバルに戦う企業が持つべき人事戦略に関する課題について議論を行いました。