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富士通総研フォーラム2003

『事業/組織革新の成功の秘訣を考える』

去る2003年11月21日(金曜日)13時30分~17時30分、経団連会館におきまして、

富士通総研フォーラム2003
『事業/組織革新の成功の秘訣を考える』
を開催いたしました。

本年の富士通総研フォーラムでは、多くの企業で取組みが進む、古い体質からのブレークスルーや、抜本的な事業/組織の革新をテーマに、まず、商船三井前会長で現在日本郵政公社総裁として活躍中の生田正治氏より「企業/公社の創造的改革」と題してご講演頂きました。

さらに、富士通総研から、事業/組織革新の着実な定着化を加速させるポイントにつき、3つの視点(事業活動、革新投資、リスクマネジメント)で、実践的なご提案をさせていただきました。

当日は350名を超える方々が参加され、大盛況のうちに閉会いたしました。

下記に当日の講演・発表内容について要旨、スライド等をご案内いたします。
なお、講演者の所属はフォーラム当日時点のものです。

詳細

「企業/公社の創造的改革」

日本郵政公社総裁
生田 正治

1. 21世紀初頭の世界と日本

本日は、商船三井での改革の経験と、現在日本郵政公社の改革にどう取り組んでいるのかということを中心にお話ししたいと思います。

商船三井と郵政公社は規模も比較すべくもないほど違いますし、事業内容も全く違います。また、片方は民でもう片方はいわば官です。しかし、経営という観点からは、要諦というところで必ずしも共通点が無いわけではありません。

ピーター・F・ドラッガーは著書『チェンジ・リーダーの条件』でまず、正確な時代認識を持った上で問題意識を持つことが第一であると書いていらっしゃいます。私も同感であり、さらに、経営者としてのビジョンをきちんと示すことが重要だと思います。そして、そのビジョンを達成するための戦略を示し、戦略体制を敷き、その上で行動計画・アクションプランを示していくことが経営の要諦であろうと考えております。

さて、21世紀初頭の世界と日本は、産業革命以来の地球を挙げての大経済社会変革期だろうと私は認識しております。89年のベルリンの壁の崩壊を契機に東西冷戦構造が終わり、ITとロジスティックスの発達で、今、経済に関して国境は液状化しています。しかし、日本はサッチャーやレーガンがやったような構造改革とディレギュレーションをやることなく、株式持合い、コンセンサス経営、プラザ合意以降の円高への推移や終身雇用制の足かせにより国際競争力を喪失し、今や先進国の中では世界最下位レベルです。

『バランス・スコアカード(BSC)を活用した組織運営マネジメント』

富士通総研 公共コンサルティング事業部
シニアコンサルタント 中村 耕三

『事業変革のパフォーマンスを引上げる革新投資マネジメント』

富士通総研 産業コンサルティング事業部
シニアマネジングコンサルタント 森岡 豊

『価値創造の最大化を目指すリスクマネジメント』

富士通総研 金融コンサルティング事業部
シニアコンサルタント 半田 智子

関連コンテンツ

「企業/公社の創造的改革」全文
バランス・スコアカード(BSC)を活用した組織運営マネジメント・スライドのダウンロード [398 KB]
事業変革のパフォーマンスを引上げる革新投資マネジメント・スライドのダウンロード [841 KB]
価値創造の最大化を目指すリスクマネジメント・スライドのダウンロード [452 KB]