GTM-MML4VXJ
Skip to main content

English

Japan

  1. ホーム >
  2. 調査・研究成果 >
  3. 研究レポート >
  4. 2016年 >
  5. ソーシャル・イノベーションの仕組みづくりと企業の役割への模索 ―先行文献・資料のレビューを中心に―

ソーシャル・イノベーションの仕組みづくりと企業の役割への模索

―先行文献・資料のレビューを中心に―

上級研究員 趙 瑋琳、駒澤大学文学部社会学科教授 李 妍焱
2016年1月

要旨

本研究はソーシャル・イノベーションの概念を明確にした上で、企業がソーシャル・イノベーションの主役となるためにどのような役割を果たしていくべきか、どのような課題があるのかを示し、企業によるソーシャル・イノベーションの仕組みづくりの方向性を示唆するものである。

まず、先行研究に基づいて、ソーシャル・イノベーションの定義をレビューし、ソーシャル・イノベーションの到達点として「納得のできる生活世界の構築」を提起する。そしてソーシャル・イノベーションのプロセスの議論から、それを「自動的に」生み出す理想的な仕組みとは何かを論じる。その仕組みづくりのヒントを探るために、日本で実施されてきたソーシャル・イノベーションに関する調査報告書のサーベイを行う。サーベイの結果から、ソーシャル・イノベーションの成功要因を整理し、企業がソーシャル・イノベーションの仕組みづくりの主役になる必要性を主張したい。

企業を主役に据えたソーシャル・イノベーションの仕組みについて、既存調査研究による成果と問題点を示した上で、特に企業の生存状態(企業内に活力があるかどうか)の観点から、「企業理念の浸透とそれに基づく戦略」と、企業の生存環境(企業の理念と努力を正当に評価する社会環境)の観点から、「多様な協働関係を可能にする社会環境」が重要だと強調する。とりわけ「協働関係」を可能にするプラットフォームを企業が主導して創ることを提案し、今後の課題としたい。


(注釈)本研究は共同研究者李妍焱が研究代表を務める科学研究費補助金基盤研究C(課題番号23530683)の研究成果の一部でもある。

全文はPDFファイルをご参照ください。
ソーシャル・イノベーションの仕組みづくりと企業の役割への模索 ―先行文献・資料のレビューを中心に― (933 KB)