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ハードウエアとソフトウエアが融合する世界の展望 ―新たな産業革命に関する考察―

主任研究員 湯川 抗
2015年5月

要旨

  1. 近年、Industrial Internet、Industrie 4.0、IoTといった新たな産業革命を期待させるコンセプトが普及している。これらはいずれもモノがインターネットを介して互いに繋がる世界観を示しており、こうして生み出された膨大かつ多種多様なデータが解析されることは様々な変化と新たな市場をもたらすとされている。
  2. 本稿はこうした最近の議論を踏まえ、新たな産業革命の本質をハードウエアとソフトウエアの融合と捉えた上で、このような大きな変革がもたらす企業活動への影響を明らかにすることを目的に分析を行った。具体的には、1.ハードウエア企業とソフトウエア企業の境界が揺らぎつつある、2.大企業とハードウエア・ベンチャー企業の境界が揺らぎつつある、という二つの仮説を検証し、新たな産業革命とも考えられる変化の本質と、そうした変化への対応の方向性を検討した。
  3. 新たな産業革命の本質は、ハードウエアがソフトウエアを使ってインテリジェントになろうとしているということである。このような本質から考えると、今後ソフトウエア企業は、ハードウエアの機能に注目し、それをどのように変化させるのかということに踏み込んだ考察を行う必要がある。ハードウエア企業からみれば、ソフトウエアを用いて、顧客それぞれにカスタマイズしたハードウエアを作り上げると共に、自社のハードウエアをアップデートして最新のインテリジェンスを与えていくことが求められる。
  4. 既にソフトウエアにおいては、ベンチャーと大企業の境界は曖昧になっているが、今後同様のことが、ハードウエアにも起こる可能性がある。結果的にハードウエアかソフトウエアかを問わず、既存の大企業は、異業種の大企業だけでなく、異業種のベンチャーからも挑戦されることになるだろう。大企業はこうした変化を恐れるのではなく、チャンスと捉え積極的に異業種に挑戦する、あるいはベンチャーのような挑戦者をパートナーとしてビジネスを行う必要があるだろう。

全文はPDFファイルをご参照ください。
ハードウエアとソフトウエアが融合する世界の展望 ―新たな産業革命に関する考察― [1,116 KB]