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円高と競争力、空洞化の関係の再考

上席主任研究員 米山 秀隆

2012年5月

要旨

本稿は、円水準の評価をどのように行うかについて論じた上、円高が競争力や空洞化、直接投資などに与える影響について分析を行った。これらの分析を通じ、円高の進展によってもたらされることは、日本経済の将来にとってプラスになる面もあることを指摘した。

とりわけ、旺盛なアジアの需要を取り込むためには、海外直接投資を積極的に展開していくことが必要で、円高がそれを容易にする点は重要である。収益性の高い海外投資が、国内投資の減少分を代替する形となれば、経常収支は赤字とならず黒字を維持できる。さらに、海外投資が国内投資を上回るようになったとしても、コア部品などの輸出を維持できれば国内は空洞化せず、また、海外からの配当収入を国内での研究開発に還元できれば、日本の役割は維持可能である。

今後の日本がグローバルに投資し、海外から果実を得ることで生き残っていく道が現実的であるとすれば、円高はむしろ望ましいと考えられる。こうした意味で、日本は輸出立国から投資立国への発想と戦略の転換が求められる段階に入っている。

全文はPDFファイルをご参照ください。

円高と競争力、空洞化の関係の再考 [718 KB]