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外貨準備の本格的運用を始めた中国

―中国投資設立の影響とビジネスチャンス―

主席研究員 朱 炎

2008年1月

要旨

  1. 中国の外貨準備の運営会社、政府系ファンドとしての中国投資有限公司が設立された。チャイナマネーはいよいよ世界に向けて投資されることで注目を集めている。
  2. その設立の主な目的と果たす役割は、経済過熱をもたらす過剰流動性を吸収すること、外貨準備を減らすこと、外貨準備を効率的に運用すること、国有金融機関の持ち株会社の役割を果たすこと、企業の対外投資を支援すること、などが挙げられる。
  3. 資本金は特別国債を発行し、中央銀行から外貨準備を購入することで充てる。投資計画と運用方針に関しては、従来の金融機関への出資を引き継ぎ、新たに金融機関に出資し、海外の金融市場に投資することに1/3ずつ運用する予定である。海外投資の方針については、おもに証券投資で収益を確保するが、優良企業に出資する長期的投資も実施する。国内外への投資はすでに始まったが、2008年から本格的投資がスタートする。
  4. 外貨準備の運用に当たって、経験と人材不足、透明性の維持、収益性の維持、国際金融市場での受け入れ、制度と法律の未整備、などが直面する問題と課題である。
  5. 中国投資有限公司の設立と海外市場への投資は、チャイナマネーが世界に向かう象徴であり、世界経済と世界の金融市場に大きな影響を与える。外貨準備の独自運用によって、米国債への投資の形での資金還流が減少すれば、世界的資金の流れを変える可能性がある。
  6. 外貨準備の運用および他の機関投資家による対外証券投資は、日本市場も投資の対象になる。中国の対日投資の拡大は、日本経済の活性化に寄与し、金融関係の企業に大きなビジネスチャンスをもたらす。

全文はPDFファイルをご参照ください。

外貨準備の本格的運用を始めた中国 [845KB]