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No.243 : 「秘密」の法的保護と管理義務:情報セキュリティ法を考える第一歩として

研究顧問 林 紘一郎

2005年10月

要旨

2005年4月1日からの個人情報保護法の全面施行もあって、情報セキュリティに関する意識は、かつてないほど高まっている。しかし個人情報保護は情報セキュリティの一要素に過ぎず、情報という無形の財貨一般が、法的にどのように保護されているかを網羅的に調べなければ、情報セキュリティの法体系を俯瞰したことにはならない。

そこで情報セキュリティの3要素の第一番に上げられ、また情報の中でも機微に触れ、法主体(国家・企業・個人)が最も守りたいと考えるであろう「秘密」を取り上げ、それが法的にどのように保護されているか、またその保護を享受するためにはどのような管理責任を果たさねばならないかを考察してみた。

その結果、現在の法体系では「秘密」は法的対象として十分に考察され保護されているとは言えず、法の不整合や欠缼が見られることが判明した。また、秘密が法的に保護されるためには、保護したいとする主体が相応の秘密管理をしていなければならないが、その程度がいかにあるべきかは、必ずしも明確になっていないことも見出された。

こうした考察を、今後情報セキュリティの他の要素である「完全性」「可用性」等にも及ぼし、さらにはデジタル情報財一般に拡張していけば、情報セキュリティ法の客体としての「情報」の保護のあり方に関する、一般原則が見出されるかも知れない。本稿は未熟だが、その第一歩を目指したものであり、林・石井[2005]の前半部分を大幅に加筆・修正したものである。

全文はPDFファイルをご参照ください。

「秘密」の法的保護と管理義務:情報セキュリティ法を考える第一歩として [773 KB]