GTM-MML4VXJ
Skip to main content

English

Japan

  1. ホーム >
  2. 調査・研究成果 >
  3. 研究レポート >
  4. 2000年 >
  5. ネット企業集積の条件 -なぜ渋谷~赤坂周辺に集積したのか

No.99 : ネット企業集積の条件

-なぜ渋谷~赤坂周辺に集積したのか

研 究 員 絹川 真哉 /上級研究員 湯川 抗

2000年12月

要旨

  1. これまでサンフランシスコ、ニューヨークにおけるネット企業の集積地の調査を通じ、ネット企業は一部地域に集積することで発展しており、集積が起るにはいくつかの条件(若者向けソーシャルアメニティの充実、アーティストの存在、安価なスペース、関連教育機関、クライアントや人材供給源となる既存の産業)があることを明らかにしてきた。そして東京のネット企業の集積に関する調査を独自に行い、東京におけるネット企業の集積は、渋谷~赤坂周辺という限られた地域に始まっていることを発見した。
  2. 本稿では、東京におけるネット企業の集積には、若者向けソーシャルアメニティの充実が重要な要因であったという仮説を検証すべく、これまでに蓄積してきた東京23区におけるネット企業のデータ、及び ぴあデジタルコミュニケーションズ(株)のデータベース等をもとに計量経済分析を行った。
  3. 分析結果は以下2点に集約される。(1)集積の初期段階においては、既存集積の大きさといった歴史的経緯に加え、ソーシャルアメニティの存在がネット企業の立地に対して誘因を与えており、その後は集積が集積を呼ぶメカニズムが支配的になる。(2)ネット企業の立地に誘因を与えたソーシャル・アメニティは、大勢の人が集まるような大型の施設ではなく、比較的少数の様々な趣味を持つ人達向けのファッション性のある施設によって特徴づけられる
  4. 分析結果の政策的含意は、新たなネット企業集積を政策的に直接作り出すことは非常に困難ということである。これまでネット企業振興策として主張してきた「条件の整った大都市における集中的支援」という提言の正当性が実証されたと考える。

全文はPDFファイルをご参照ください。

ネット企業集積の条件 -なぜ渋谷~赤坂周辺に集積したのか [211 KB]