GTM-MML4VXJ
Skip to main content

English

Japan

  1. ホーム >
  2. 調査・研究成果 >
  3. 研究レポート >
  4. 2000年 >
  5. デマンドサイド型環境ビジネス -エネルギー市場における考察

No.89 : デマンドサイド型環境ビジネス

-エネルギー市場における考察

上級研究員 生田 孝史

2000年8月

要旨

  1. 「環境」への対応が商品価値を持つようになり、環境ビジネスの成長が期待されている。環境ビジネスの対象範囲の拡大と需要増が、環境ビジネスの市場規模の急速な拡大に寄与すると考えられるが、環境ビジネスの発展を現実のものにするためには、行政主導型の市場構築に加えて、需要家のニーズを汲み上げるデマンドサイド型の環境ビジネスの成長が欠かせない。
  2. 新エネルギーや省エネルギー(グリーンエネルギー)分野のビジネスは、環境ビジネス市場の中でも今後の成長が期待される分野の一つである。グリーンエネルギー分野は、地球環境問題とエネルギー安定供給からの要請によって脚光を浴びており、原子力計画の不透明化によって、さらに、その推進が重視されている。省エネルギーの推進にはライフスタイルを含めたエネルギー消費構造の抜本的な変革が、新エネルギーの普及には経済性・潜在性・安定性の問題の改善が必要であり、両者とも需要家ニーズに対応したビジネスの成長が求められている。
  3. グリーンエネルギーに関する需要家のニーズには、需要家自身の新エネルギーや省エネルギーの取り組みのほか、他者が生産した新エネルギーの購入、グリーンエネルギープロジェクトへの投資や、グリーンエネルギーが生み出す環境価値の取引などがある。これらのニーズに対応したビジネスとして、需要家自身の取り組みを支援する情報提供・コンサルティング、機器販売・エンジニアリングやファイナンスなどのビジネスのほか、グリーン電力供給サービス、グリーンファンド、新エネデベロッパーや、グリーンエネルギー取引などのビジネスが出現している。
  4. 日本のグリーンエネルギービジネスの現状は、製造やエンジニアリング部門を除いた、いわゆるサービス提供という分野で、欧米の先進地域に遅れをとっている。日本においてデマンドサイド型のグリーンエネルギー市場を活性化させるためには、需要家が自由意志でグリーンエネルギーを選択できる場の存在、仲介・代行ビジネスの存在、取引可能な環境価値の創造、及び制度上のサポートなどが必要である。

全文はPDFファイルをご参照ください。

デマンドサイド型環境ビジネス -エネルギー市場における考察 [105 KB]