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  5. 日本型経営システムの変容と今後の課題

No.48 : 日本型経営システムの変容と今後の課題

主任研究員 米山 秀隆

1999年4月

要旨

  1. 本型経営システムはこれまで、日本企業の競争力を生み出す重要な源泉となってきた(変化への柔軟な適応力、熟練・技能に裏打ちされたハイレベルの製造技術の醸成など)。しかし、環境や技術の変化が激化するなかで、日本型経営システムは適応能力を喪失し、非効率な状態に陥っている。
  2. 新たな経営システムのモデルとなるのが、近年革新を遂げたアメリカ型経営システムである。アメリカ企業は80年代後半以降、日本型経営システムの長所を、情報技術(IT)を活用することによって、より先進的な形に進化させ、経営システムに取り入れた。
  3. 日本企業は、新しいアメリカ型経営システムにならい、情報共有・外部連携の可能性を広げる必要がある。そうしたことを通じて、企業間関係や雇用関係を柔軟に組み替え、環境や技術の変化に対し、短時間かつ最小の費用で適応する柔軟性を身につけることが求められている。
  4. 他方、日本型経営システムの中から生み出されてきたハイレベルの製造技術は、ITの発達によってその役割が相対的に低下している。こうした面からも従来の日本型システムの優位性は失われつつあり、日本企業は、新たな競争力基盤の構築を求められている。