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No.23 : 情報技術と金融ビッグバン-金融情報サービス業への指針-

富士通総研取締役/研究開発部長 福井 和夫

1998年2月

要旨

この論文の主旨は、第1に、現在、金融の世界に大きな変化が訪れているが、その原因は資金の流れが変化してきているためであり、更にそれをもたらしている根源は金融理論の実用化と情報技術の進展だという点にある。第2に、この論文が対象としているのは、個々の金融機関であって、金融全体ではないし、ましてや経済ではない。あくまでも個々の金融機関の金融ビッグバンにおける対応である。すなわち、金融機関は金融情報サービス業ともいうべき新しい機能を担わなければならない、そして、そのためには何をしなければならないか、更に、金融サービス業における競争要因は何かということを論じている。

全体の構成は4部からなっており、第1部は金融と情報技術の融合について整理している。通常は情報技術を道具として捉えるという金融サイドからのアプローチであろうが、ここではむしろ情報技術が金融と一体になって一歩進んだ状態を作り上げている点に注目している。第2部では、金融機関にとってユーザーである企業や個人の要求の変化を述べている。今起こりつつある金融ビッグバンは金融ドリブンではなくユーザードリブンだという認識からである。第3部は、この論文の核をなす部分であり、金融サービス機能という仮説を立てている。内容はこれからのことであり、仮説を証明するまでには至っていない。最後は仮説に基づいた金融サービス業における競争力について論じている。