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ケータイビジネス実践講座


第1回:「携帯電話の利用状況」


携帯電話のインターネット機能を使った消費者向けの「ケータイビジネス」が本格化している。ケータイショッピングサイトのなかには、月商2億円を超えるところまで登場した。ケータイビジネスは、リーチの広さ、ユビキタス(いつでもどこでも)、即時性、他メディア補完といった端末の魅力をさまざまに活かした展開が可能な半面、操作性やパケット代負担といった厳しい制約も受ける。パソコンを使ったネットビジネスの定石は通用しない独自の世界だ。

そこで、この連載では、ケータイビジネスに取り組む上での注意点や成功法則を紹介していくことにする。まずは、ビジネスの前提となる携帯電話の利用状況を確認しておこう。

新機能搭載携帯電話に飛びつく若年層。古くなるまで使い込む高齢層

2003年9月の携帯電話契約数は7,854万台に達したが、このうち前月からの純増数は37万台と全体の0.5%にとどまり、契約者数の伸びは鈍っている。2003年2月の時点で富士通総研が行なった「携帯電話の利用実態と新サービスのニーズ調査」の結果でも、現在保有する携帯電話の購入時の状況は、「機種変更」と「所有経験はあるが新規に購入」が86.8%と圧倒的で、純粋な新規購入は1割強しかなかった。

携帯電話の機種変更/新規購入

機種変更、新規購入



現在保有の携帯電話の購入時期は、「1年以内」が52.0%、「2年以内」が32.4%、「3年以内」が10.0%と、9割以上が2年以内に購入したものだ。購入動機は、「以前持っていた携帯電話が古くなったから」が45.3%と最も多く、これに「使いたい機能があるから(36.6%)」が続く。ただし、年代別で50~59歳は「以前持っていた携帯電話が古くなったから」を選ぶ人が半数以上で最も多かったのに対し、15~19歳は「使いたい機能があるから」、「新機種が発売されたから」を選ぶ人のほうが多い。15~19歳の購入時期は「1年以内」が66.7%と平均より高く、これと合わせて、新機能が搭載された携帯電話が発売されるとすぐに飛びつく若年層の様子がうかがえる。

現在所有の携帯電話の購入時期

携帯電話購入時期



携帯電話の購入理由(複数回答)

購入理由



インターネットアクセスやインターネットメールは標準機能。今後はカメラが標準へ

では、所有端末の機能差はどれくらいあるのだろうか。「インターネット機能(iモード、Ezweb、J-skyなど)」のある携帯電話を保有する人は9割以上、「インターネットのメールと電話会社独自のメール(ショートメールやスカイメールなど)」も86.2%となり、この二つは標準機能と言える。「Java機能(Javaアプリ、iアプリなど)」は44.2%、人気の「カメラ機能(静止画あるいは動画)」は36.6%だった。NTTドコモのみの「赤外線通信機能」は15.9%、調査時点でauのみの「GPS機能(位置情報サービス)」は1割未満と、まだ一般的ではなさそうだ。

携帯電話に搭載されている機能

搭載されている機能



「もしもし?」利用は二極分化

携帯電話を使って通話する回数は、「週に1~2回程度」の人が24.0%と最も多い。しかし、次に多いのは「毎日2回~4回(23.1%)」で、よく通話する人とそうでない人が二極分化している状況がある。性別では女性のほうが通話回数がやや少ない。年代別では、「月に1~2回程度」が28.6%にもなる若年層の通話回数の少なさが特徴的だ。

携帯電話の通話回数

通話回数



性別・年代別の通話回数

通話回数



電子メールは通話以上のコミュニケーション・ツール

電子メール(ショートメール等電話会社独自のメールを含む)の発信回数と通話回数を比較してみたところ、電子メール発信が「毎日2回以上」の比率(58.8%)は、通話が「毎日2回以上」の33.7%を大きく上回った。いまや電子メールは通話以上のコミュニケーション・ツールとなっているようだ。電子メールを毎日2回以上発信する人の率は、15~19歳で78.1%にのぼり、年代が若いほど利用頻度が高く、通話よりメールを多用する様子が伺える。なお、インターネットのアクセス回数は「毎日2回以上」が15.1%と「通話」よりも少ない。

電子メールの発信回数、通話回数、インターネットのアクセス回数

アクセス回数



性別・年代別のメールの発信回数

メール発信回数

【2003年10月作成】

【関連情報】

 ・調査レポート『携帯電話の利用実態と新サービスのニーズ調査』

 ・調査レポート『ケータイプロモーションの最新動向』


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