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インターネットユーザーの現状


4.アクセス内容

利用ユーザーがインターネットのどの機能を使って、主にどのような活動をしているか等、アクセスの内容や活動の実態についてご紹介します。



(1)情報収集
(2)コミュニケーション(特定個人間1:1の連絡)
(3)コミュニティ(不特定多数間の交流)
(4)情報発信(個人の情報発信)
の4つに分類することができます。


それぞれに対応するアプリケーションは図のとおりですが、ユーザーはこれらのどれを重視し、どのように使いこなしているのでしょうか?この4つの機能に関するユーザーの意識と行動について調査結果で得られた主な特徴を紹介します。




インターネットでの主な活動は「情報収集」

前頁で紹介した4つの機能のうち、ユーザーが最も重視するインターネットの機能は情報収集で、「ニュースや自分の趣味、仕事など特定分野の情報を見る」ことを重視する人は、1番目、2番目に重視する人を合わせて7割以上に達しています。つまり、多くのユーザーが主に自分の趣味や関心事など特定テーマの情報収集を中心とした活動をしていることがわかります。

次いで「友人・知人と連絡を取り合う」が5割以上(54.6%)と続き、1対1のコミュニケーション機能についてもかなり重視されています。

以下、「特定の情報に限らず、さまざまな情報を見る」43.1%、「同じ関心を持つ人々と知り合ったり、情報を交換する」コミュニティ機能重視が17.2%と続きます。




情報収集のためのインターネット

多くのユーザーが、主に自分の趣味や関心事など特定テーマの情報収集を中心とした活動を行っていることは前頁で述べたとおりです。

それでは、ユーザーの定番的な情報収集活動はどのようなものなのでしょうか?気に入って何度も繰り返しアクセスする定番WWWサイトの数は、6−10ヵ所が40.0%、1−5ヵ所が33.8%で、合わせて7割以上が10カ所以下とさほど多くはありません。こうした定番WWWの内容は、主に検索サービスや自分の趣味関連のサイトであり、テレビや雑誌と違って、細かく自分の嗜好や感覚に合った情報を探せるニッチメディアとして、利用していることがうかがえます。

定番サイトの見つけ方としては、検索サービスが74.4%で最も多く、次いで、関連するWWWからのリンク(48.6%)、電子メールニュースで見た(43.1%)も比較的多くなっています。




無料メールマガジンの受信数が増加

ニュースや趣味の情報が送られてくる無料のメールマガジン*は96%の人が受信していて、確かにユーザーが好みの情報を探す有効な手段となっているようです。10種類以上受信している人の比率も25.5%と、半年前と比べ7.9ポイントも増加しています。

これとは対照的に、有料のメールマガジンの受信者は15.7%、有料WWWサイトの利用者も14.0%と低調で、有料になると購読者はとたんに減少し、「インターネットの情報=無料」という意識が依然として強いことを裏付けていると思われます。
(*メールニュースともいう。メーリングリストは除く)




メーリングリストと掲示板の利用が増える

一方、不特定多数の人とのコミュニケーションやオンライン・コミュニティへの参加を目的とした各種サービスの利用は、WWWでの情報収集や電子メールと比べると、ユーザーの利用率はかなり下がる傾向にあります。

それでも半年前と比較すると、メーリングリストの利用が59.5%と前回から7.5ポイントの増加、さらに掲示板、会議室、フォーラムについても2.7ポイント増加し53.9%になるなど、徐々にではありますが活発化しつつあるようです。

なお、ホームページの個人所有率は調査開始以来増えていたが、この半年は30%近辺で停滞しています。


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