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【フォーカス】これからの時代が求めるワークスタイル変革とは

2016年6月27日(月曜日)

【フォーカス】シリーズでは、旬のテーマに取り組むコンサルタントを対談形式で紹介します。

働き方に対する社員の意識が変化しつつある中、多くの企業でワークスタイル変革が取り組まれていますが、成功の決め手は何でしょうか? また、ICTでワークスタイル変革を加速することはできるのでしょうか?

本対談では、「これからの時代が求めるワークスタイル変革とは」というテーマで、富士通 IoTソリューションビジネス推進統括部の西山シニアマネージャー、総合デザインセンターの平野シニアマネージャー、株式会社富士通総研(以下、FRI)の根本シニアマネジングコンサルタントに語っていただきました。進行役はFRIテクノロジーソリューション事業部の森岡事業部長です。

1. 日本企業のワークスタイル変革の取り組み状況

【森岡】
ワークスタイルというと、少し前はホワイトカラーの生産性向上やグループウェアといった話でしたが、今は社員の多様化に応じて整備が進み、介護や育児や地域交流も見据えた働き方が求められてきています。すでに様々な会社が取り組み、皆さんもコンサルや実装を支援しておられますが、どのような狙いで取り組まれたか、効果はどうだったかといったお話を伺えますか?

【西山】
私は5年ほど前からワークスタイル変革というテーマに富士通のグローバルマーケティング部門として参加し始め、モバイルイニシアチブのビジネス目標を捉えながら富士通のイノベーションを起こすビジネスとして推進しています。日本企業のワークスタイル変革はモバイル活用やテレワーク推進といった元々の目標から、ここ数年は経営やビジネスに即活かしたいといった全社の取り組み課題に変わりつつあります。特に現場サイドのワークスタイル変革に取り組もうとしている企業が増えている印象があります。新しいイノベーションを起こすにはICTやIoTの活用が重要になりますが、情報システム部門だけでなく、全社一丸となってプロジェクトに取り組むとうまくいくのですが、そういう企業はまだ少ないと思います。富士通としては、情報システム部門から全社のワークスタイル変革にご支援の幅を広げていくようにビジネスが進んでいる実感があります。情報システム部門から現場・経営・管理部門の方々をいかに巻き込んで進めていくかが重要になってくると思います。

【富士通IoTソリューションビジネス推進統括部シニアマネージャー 西山 聡一】
【富士通IoTソリューションビジネス推進統括部シニアマネージャー 西山 聡一】

【森岡】
ツールから入ると、「IT部門のやることでしょ」となってしまうので、皆で共通の価値観を持ってやる工夫が必要です。そういう巻き込み方で新しい手法があるでしょうか?

【平野】
私は空間デザインを中心に、オフィスや店舗、街づくりのための地域や公共施設のデザインをやってきました。5年ほど前、デザインで何を実現するかフィールドワークやインタビューでは見えてこないものも多々あり試行錯誤していたとき、デザイン思考(注1)という手法を使い始め、ワークスタイルのアプローチ手法の1つとしてもプロセスに取り込みながらやってきました。デザインする空間でもプロダクトでもユーザーインターフェースでも、使う人にとってどうなのかを捉えることが様々な現場で必要になっています。様々なメーカーやBtoCのお客様に対して、現場をどう巻き込むか、どれだけ納得して使いやすいものを作るかというとき、デザイン思考や共創のプロセスが重要だと感じています。育児・介護のワークスタイル変革を社内実践していますが、会社の課題から社会テーマになっていくと、それを解決するやり方はお客様に対するリファレンスモデルにもなります。まさにテーマは働く場からソーシャル、家庭も含めたエリアにシフトしていると感じています。

【根本】
私がワークスタイル変革のテーマに関わったのは、富士通がコミュニケーション基盤をグローバル16万人で刷新し、それをリファレンスとしてお客様に提供していくタイミングでした。当初はツールを活用した業務改善を軸に据えて考えていましたが、経営層へのアピールや効果を算出することを難しく感じていて、富士通のデザイナーと新しいアプローチを開発し、ワークスタイル変革の支援を始めました。これだけ世の中で働き方を変えることが大きな経営課題になっている背景としては2つあると思います。1つはテクノロジーの進化です。これまで技術が追いついていなかったことが、コンシューマーライゼーション(注2)の波によってコミュニケーション領域を中心にビジネスシーンで普通に使えるレベルになってきたこと。もう1つは人の意識が大きく変わってきたことです。育児や介護だけでなく、ワークライフバランスなど、若い人を中心に「仕事はしっかりするけど自分の生活も充実させたい」という意識へ変わってきています。会社目線の生産性向上と社員一人ひとりが働きやすい職場作りという、相反する課題の両立を各社が模索しているのだと思います。

2-1. 【Process】ワークスタイル変革の進め方

【森岡】
お客様はワークスタイルで変革しようと思っても、どこから手をつければよいか悩むかと思います。そういった進め方やアプローチのやり方で工夫されていることはありますか?

【西山】
ワークスタイル変革で困っている企業のタイプの1つは、課題が明確になっていて、それの実現手段を必要としているお客様です。例えばテレワークを課題にしているからモバイルワークを活用したいといった話がありますが、それはこれまでの提案でも対応できていたし、今後もお客様の様々なニーズに対応できるように提案していけると思います。もう1つのタイプは、漠然とした課題があり、未来に対するアプローチをワークスタイルとして考えたいというお客様です。ワークスタイル変革でイノベーションや経営革新を起こしたいというキーワードがある場合、どこからスタートしたらよいかわかりにくいのです。その際、目印にしていただきたいのはビジョンです。こういうビジョンを描いているから働き方はどう変わっていくのだというビジョンを見つけていただく、一緒に作っていくことが重要で、それがお客様と富士通が共創していく価値です。ただ、ビジョンだけ描いても、そこに到達するまでの筋道が描けないと、お客様はまた困ってしまいますので、その進め方の策定をご支援する必要があります。具体的にICT施策まで落としていけるビジョンを描くデザインと、それを実現していくコンサルティングと、実際のICTに落としていくインテグレーションの3つが揃って初めてお客様に安心してビジョンを描き実行していただくプロセスが作れると思います。

【平野】
何年か先を目指すときに、導入していないものをどう描くか、現場にフィードバックの場がない状態をどうするかについて、ビジョンをまず描くというバックキャスティングなやり方は重要です。目指したいところに向けて施策として何をやっていくか、共通のぶれない軸をお客様と富士通が一緒に描いていくという関係性、一緒に考えていくスタイルが、デザインのやり方として大きなポイントだと思っています。

【根本】
私もビジョンとしてありたい姿をまず描くことから入るのがワークスタイル変革では効果的だと思います。経営トップの指示でお客様自身が考えて進めるべきだと言われてやってみたけど、方向性がまとまらなかったとか、いきなり施策検討から入ってしまい、どんなツールを導入するかという議論に終始してプロジェクトが止まってしまった、という状況でご相談いただくことがよくあります。大きなビジョンから具体的なICT、オフィス環境、制度・ルールの観点で施策に落として実行計画を作るというステップがうまくいくと実感しています。また、変革の効果を経営層にアピールしていくことも重要です。ワークスタイルを変えただけで売上がすぐに何%アップするとは言いにくいのですが、富士通で実践してきたリファレンスを参考にしていただいて、定量・定性の両面から効果を算出することで前に進んでいくと考えています。

【富士通総研 シニアマネジングコンサルタント 根本 高広】
【富士通総研 シニアマネジングコンサルタント 根本 高広】

【西山】
もう1つ重要なのは、お客様と共有するツールが揃えられ始めたことです。まずビジョンをお客様と共有するためにビジュアル化し、そのビジョンマップによってお客様と共通認識ができ、それを利用シーンに落とし込むと、定量的な評価につながって、これをやったらどうなるということが明確になります。ツールが揃ってきたことで、地に足がついたコンサルティングとしてお客様に納得いただけているのだと思います。

【図1】未来志向でワークスタイルのありたい姿を描くアプローチ
【図1】未来志向でワークスタイルのありたい姿を描くアプローチ

2-2. 【Place】共創アプローチ実践の場の重要性

【森岡】
以前はシステム化で効率化を狙うなど、これを無くせばどうなると想像しやすかったのですが、新しい技術が出てくることで、思いもよらない使い方ができることを知っている人と知らない人で感覚が違うため、今までの検討の進め方や参加者への刺激の与え方を工夫した場なども富士通は提供しつつありますが、ご紹介いただけますか?

【平野】
HAB-YUは、社会イノベーションや社会課題を捉えて自治体や企業、大学が施策や研究テーマや事業に生かす場を富士通の外側に作るということで設立されました。元々デザインのプロセスにユーザーとの接点を作る必要性を感じていましたし、お客様にもまだ明確でないビジョンを丁寧に描いてあげる場が必要だということが設立趣旨です。自分たちで場を持って動かすノウハウも蓄積しながら、14年9月のオープン以降、350件ほどイベントやワークショップが行われています。最初は研究活動としてスタートし、共創基盤として全社に広げたいと、今年4月に総合デザインセンターに移管し、継続して森ビル様にサポートいただいています。HAB-YUはコトを考える場ですが、TechShopも4月にオープンし、新しいイノベーションエリアとしての六本木を街全体としてタイアップする形で盛り上げて行こうとしています。

【富士通 総合デザインセンター シニアマネージャー 平野 隆】
【富士通 総合デザインセンター シニアマネージャー 平野 隆】

【西山】
これまでの空間は現状を共有するとか決めていくという場でしたが、今我々は、未来を考えていく空間づくりができたらと思っています。

【根本】
実際HAB-YUでワークショップを体験されたお客様の満足度は非常に高いです。これまで考える機会がなかったテーマを、社内で交流がなかった人と楽しく真剣に議論できたとか、未来を感じる新しい機器・テクノロジーを使いながら、新しい発想を得られたといった声をいただいています。

2-3. 【ICT】ワークスタイル変革を加速するICTとは

【森岡】
昨年の各社の中期計画や事業計画にも「コト化」や「サービス化」といったキーワードが多く出ていましたが、どう考えたらよいか、お手伝いを望まれているお客様もいらっしゃると思います。。その実現の部分はICT技術の進化も影響していると思いますが、うまく使っている例があれば、ご紹介ください。

【西山】
最近のワークスタイルUXコンサルティングサービスは進化していて、面白いお客様が2社あります。1社はR&Dのワークスタイルを変えたいというお客様ですが、知的創造活動でのICT活用ということで、ビッグデータやAIといった新しいテクノロジーをいち早く自分たちのワークスタイルに取り込むことが重要だけど、自分たちではできない部分があるので支援して欲しいという話でした。もう1社は製造業のお客様です。現場の効率化、人の効率化は日本の企業では一度終わっていますが、改めて最新のIoTを活用する話が増えていて、ワークスタイル変革を課題とするお客様がIoTを検討されたり、逆にIoTを検討されているお客様がセンシングやM2Mを突き詰めて人にたどりついたり、というのが面白いです。ワークスタイル変革から進めようがIoTから進めようが、Human to Machineの部分でICTに何ができるかが重要になっていると考えています。

【森岡】
人間が快適でストレスなく物事を進められるように環境が気遣ってくれる感じが実現できると、全然違う世界になると思いますね。

【西山】
富士通も元々Human to Humanのコミュニケーション系を支援するICT活用をしてきましたが、今向かっている方向は、Human to Machineまで進んでいるのではないかと感じています。

【平野】
私はワークスタイル変革のコンサルティングサービスとしてお客様と関係ができ、次世代店舗ビジョンのプロジェクトのお話をいただき、ユナイテッドアローズ様の経営層とこれからの店舗のビジョンを描きました。ファッションに限らず銀行もドラッグストアも本屋もオンライン化が進み、オムニチャネルや店舗のあり方を捉え直さなければいけない時期になっていて、お客様の中期ビジョンで目指す姿とその具体化のプロセスが自社だけでは難しいということでお声掛けいただいたわけです。アイデアソン/ハッカソン(注3)を取り入れてプログラム化し、外部からインキュベーターやエンジニアやプランナーを入れて、富士通からもデザイナー、FRI、アジャイル開発をやっているSEや業種SEを含めて約60名でハッカソンを3月までやっていました。そこで8つのアイデアが出て、今後プロトタイピングへ進めたいと考えています。店舗の新しいサービス、接客、ファッションを通じたこれからの生活の豊かさや、新しいサービスとは何かといった切り口のアイデアとプロトタイプを具体化していきたいと考えています。

【根本】
現在、ワークスタイル変革の施策としてお客様が進めているのはオフィス業務を変えるICTとしてのコミュニケーション基盤の導入が圧倒的に多いと思います。今まではメール、テレビ会議、情報共有など別々のツールを使っていました。これからは統合されたツールをワンクリックで操作し、チャットで話してその場で意思決定したり、在宅勤務でセキュアに社内情報にアクセスできるVDI(Virtual Desktop Infrastructure)(注4)などがスムーズに利用できるようになりました。効果がわかりやすく見えるので活用が進んでいると感じています。現場の働き方を変えるためにどうICTを使っていくかという話はワークショップでもよく議論されていて、例えば人工知能やビッグデータを使って社内の技術のシーズと社会のニーズをマッチングさせる、保守点検の場でAR(Augmented Reality:拡張現実)・VR(Virtual Reality:仮想現実)を活用していくといったアイデアが出ています。それをPoC(Proof of Concept:概念実証)に進めていくお客様が増えていて、今後が楽しみです。

3. ワークスタイル変革成功の要諦と事例

【森岡】
現場の改革ということでは、もっとお客様のフロントに入らせていただくと、業務で減らせる部分を見つけられると思います。R&D業務は聖域で入り込みにくいですが、同じ実験が3割あるとか事務手続きを短縮するとか手を入れられる部分があるし、現場の点検も、今まで紙で集計していたのをその場でできるよう一歩先までデジタル化されると、その後の処理も楽になる流れが作れるでしょう。多数の案件に取り組まれた経験から、失敗や成功のポイントはありますか?

【富士通総研 執行役員 テクノロジーソリューション事業部長 森岡 豊】
【富士通総研 執行役員 テクノロジーソリューション事業部長 森岡 豊】

【西山】
ワークスタイル変革に取り組まれるお客様はここ2、3年で倍増していますが、お客様の中で特別プロジェクトを立ち上げて有志を募りアイデアを出して、という形で進められて、うまくいっていないというお話もよく伺います。アイデアは出るけど、まとめられないというのです。未来のまとめ方をするとビジョンになっていくわけですが、いかにまとめていけるかが成否を分けるポイントだと思います。

【森岡】
ただ言葉をつなげればいいわけではないので難しいですね。一番言いたいことを咀嚼して引き出す能力を訓練する必要があると思います。

【平野】
デザインという意味では、可視化する技術は職能として持っていますが、そこをもうワンステップ進めるために可視化が有効だと感じます。そのなかなか突破できないところに有効でデザインの力の出しどころだと。また、様々な部門の横通しでやれるかもポイントです。大企業で縦割りという状態から人がつながって普段顔を合わせない部門とコミュニケーションできる副次的なメリットがあったりチームができたりするところに富士通のやり方が使っていただけると、ブレークスルーになるかと感じています。

【森岡】
デザインとしてアプローチして訴求するところを見せるテクニックと、お客様の文化を考慮しなければいけないというのもありますよね。

【根本】
最近、働き方ワークショップを行ったお客様で、自分たちが働き方を変えられない原因は企業文化であり、新しい施策を導入しても一時的に盛り上がってもすぐ形骸化してやめてしまうとか、やってもうまくいかないからと何もやらない風潮があるという意見がありました。100年以上の歴史がある会社ですが、どう文化を創造的に壊すかがテーマになっていました。それが実現すれば働き方も変えられるだろうということで、企業文化のとらえ方もキーポイントになります。

【森岡】
成長している会社は年齢層も低く新しいことに飛び込みやすいけど、歴史のある会社は人員構成も決まっていて、そのまま上がっていくので、変えるのは難しいですね。

【根本】
40社以上をご支援してきて、うまくいく会社の共通点を「VMAP」という言葉で捉えています。1つめの「V」は経営層から現場まで全社で共感できるビジョンを出発点にすること。2つめの「M」はMeasurementで、定量的な効果を見せて定期的にモニタリングし、効果が出ていることを社内で共有すること。3つめの「A」は、ツールだけでなく制度面、ファシリティ面を見直すActionを決めること。最後の「P」は、変えていきたいというPassionを持ち続けることが変革を進めるので、途中で諦めないこと。ある企業は創業100周年で「VMAP」をきちんと実行され、ワークスタイル変革だけでなく、ブランディングの刷新、事務所の移転といった施策を全体プロジェクトとして進めておられました。短期間でコミュニケーション基盤を入れ替え、ブランドイメージも変えたことで、マスメディアに取り上げられ、会社が内側から変わっていきました。成功した会社はそういうやり方をされています。

4. 今後に向けた取り組み

【森岡】
今後も変化は続くと思いますが、こんなことをやってみたいとか、こんな道具ができたらといった思いがあれば、お聞かせください。

【西山】
コンサルティングの対象がコミュニケーション中心から現場に移って思うのは、我々自身がお客様の業務の未来をコンサルティングできるようになりたいということです。破壊的なイノベーションを起こすには今の延長線上の解決策ではいけないところがあって、何かしら外からの力が必要になります。そういったことをお客様に提供させていただくには、我々自身が各業種でのプロフェッショナルであり、ICT活用のプロであり、未来を予測しながら進んでいくことが大事なので、富士通自身が未来を発信していくことが重要です。ワークスタイル変革ではWork Renaissanceというコンセプトを発信していますが、発信が足りていないので、多くの業種や業務の未来における発信をしていきたいと思います。

【図2】Work Renaissanceのコンセプト
【図2】Work Renaissanceのコンセプト

【平野】
HAB-YUが今後も活動を継続するということで、森ビル様とも活動を広げていますが、育児・介護の社内実践でも介護をされている方や家族の暮らしが改善されたとか、育児をしながら働くことを続けられる社会が広がるとか、社会にインパクトがあるところまでリーチできればと思います。それができるとリファレンスとなりますし、外部との接点としてHAB-YUを活用してNPOや政府機関の知見を取り入れて富士通の中で機能させながら、蓄積しアップデートされていく仕組みとして動かしていければと思います。

【根本】
ここ数年のワークスタイル変革に熱心な企業は、いつでもどこでもワークということで、製造業や流通業が中心であり、金融や自治体は抵抗勢力が多いのか、取り組みに差があると思いますので、今後は業種を広げて支援させていただきです。また、ワークスタイル変革で何か変わったと日本国内で思うだけでなく、それが日本企業の強さになって、グローバルでも存在感があり、優位に競争できるような基盤作りにつながる支援にしていきたいと思います。

【森岡】
人を中心に考えると、業種に縛られる必要はないし、もっと現場の人が活性化できる仕組み、働き方だけでなく生活全体を捉えて動ける仕組みをICTでサポートし続けていければと思います。

(対談日:2016年5月10日)

対談者

対談者(写真左から)

  • 森岡 豊 : 富士通総研 執行役員 テクノロジーソリューション事業部長
  • 西山 聡一 : 富士通 IoTソリューションビジネス推進統括部 シニアマネージャー
  • 平野 隆 : 富士通 総合デザインセンター 兼 富士通総研 経済研究所 シニアマネージャー
  • 根本 高広 : 富士通総研 テクノロジーソリューション事業部 シニアマネジングコンサルタント

注釈

(注1) : デザイン思考 : 共感・視覚化・評価と改良・実現のステップから成る新たな製品・サービスやプロセスを創出するためのイノベーション技法。

(注2) : コンシューマーライゼーション : 企業が自社の情報システムを構築する際、一般消費者向けのハードウェアやソフトウェア、サービスなどを導入すること。

(注3) : アイデアソン/ハッカソン : 「ハッカソンHackathon)はHack+Marathonの造語で、ITベンチャーのプログラマーやデザイナーが1日から数日間で既成品の追加ソフトウェアや新しいアプリケーションを開発し、そのスキルやアイデアを競うイベント。「アイデアソン(Ideathon)」はIdea+Marathonの造語で、特定のテーマについて多様なメンバーが対話を通じてアイデアを出し合うイベント。

(注4) : VDI(Virtual Desktop Infrastructure) : 企業などで、デスクトップ環境を仮想化してサーバ上に集約したもの。利用者はクライアント機からネットワークを通じてサーバ上の仮想マシンに接続し、デスクトップ画面を呼び出して操作する。

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