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インフォミディアリとWeb Squared(ウェブの二乗)

経済研究所 主任研究員 浜屋 敏

2009年8月24日(月曜日)

インフォミディアリは、「情報仲介業」を意味する言葉です。ネットバブル全盛期には大きな注目を浴びましたが、バブル崩壊とともに話題になることも少なくなりました。しかし、これまでインフォミディアリが仲介してきた情報がデータベースとして蓄積され、それが新しい付加価値を生み出すようになっています。

また、Web Squared(*1)(ウェブの二乗)という言葉は、センサー技術などの普及とともに、それまでインターネットとは関係のなかった現実世界の情報もネット上に取り込まれることによって生じる大きな変化を表しています。インフォミディアリがこのような情報を扱うようになれば、そのデータベースはますます大きな価値を持ち、ネットビジネス以外の分野にも大きな影響を与えることでしょう。

WebSquaredイメージ

例えば、PHR(Personal Health Record)も、インフォミディアリの一つであり、Web Squaredの事例です。PHRは、医療機関などに保管されている個人の医療情報をウェブ上で閲覧できるサービスであり、米国ではGoogle HealthやMicrosoft HealthVaultなどが既に利用されています。また、オバマ政権が力を入れている「スマート・グリッド」(賢い電力網)が実現されると、家庭における電力使用料などのデータがネットワーク上を流通することになります。更に、GPS機器を持った人間や自動車の位置情報も、近い将来ウェブと統合されるようになるかもしれません。

ウェブと現実世界の融合、すなわちWeb Squaredが進むと、インフォミディアリのプラットフォーム上には、今までインターネットとは無関係だったものも含めて、様々な情報が流れ、蓄積され、新しいビジネスの源泉になります。不況の時期こそ、視野を少し広げて次の新しいビジネスを考えるチャンスです。

富士通総研では、インフォミディアリやWeb Squaredというキーワードと日本企業の今後のビジネスについて、研究や調査を進めています。

注釈

*1 Web Squared:
Web 2.0という言葉を最初に提唱したTim O'reillyらが、Web 2.0の次の注目すべき変化として指摘している言葉。

参考情報

Web2.0 summit 2009

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