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【連載】XBRLの動向

第3回 XBRLの新分野

マネジングコンサルタント 大槻 文彦

2009年3 月23日(月曜日)

これまで2回にわたって、日本における法令開示、適時開示へのXBRL(*1)の適用について紹介してきました。最終回では、新分野である国際会計基準の動向と、新規の適用分野について紹介します。

国際会計基準委員会財団(IASCF(*2))は、IFRS(*3)といわれる国際財務報告基準(通称:国際会計基準)を開発している団体です。また、この国際会計基準に準拠したIFRSタクソノミ(*4)も併せて開発しており、バウンドボリュームと呼ばれる国際会計基準のルールブックとIFRSタクソノミを一体化して、国際会計基準の適用を支援しようとしています。

IFRSタクソノミは国際会計基準の電子化基本ルールブックとでもいうべきものであり、それまで各国ごとに開発・維持されてきた会計基準(いわば会計の各国語)を国際的共通語に切り換えるための、業務サイド・システムサイド双方で共有できる業務規定の枠組み、基盤となると考えられています。国際会計基準の適用という大きな業務変革のためのツールとして、XBRLを活用すること が国内外で議論されています。

さらに、これまでご紹介した財務情報開示分野以外にも、企業内部のビジネス報告への適用として、内部統制関連領域、リスク管理、コンプライアンス領域への適用が検討され始めています。

富士通総研では、早くからこれらの企業内部でのXBRL応用分野に着目し、内部統制タクソノミやERM(*5)タクソノミなどの研究開発に取り組んできました。これらの先行研究の成果をXBRL Internationalや、OCEG(*6)等の国際標準化活動に還元・貢献しながら、「標準化されたビジネス上の意味を人間とコンピュータが共有する」というXBRLの本質的目標に向かってグローバルに活動しています。

また、企業情報開示・税務・統計・公会計・経営管理などの分野でのビジネス報告革新のため「XBRL適用コンサルティングサービス」をご提供しています。本サービスは、国内外の公的機関、金融機関、財務情報関連企業、開示関連ソフトウェア開発企業など多くのプロジェクト実績から培った方法論・ノウハウ・ツールをもとに、経験豊富なコンサルタントがお客様の業務へのXBRL適合性検証、グローバルなトレンドに合致したタクソノミの設計・開発、業務システムへのXBRL適用の技術支援などを行うことで、お客様の業務のXBRL化を早期かつ円滑に実現します。そして、XBRLが広く資本市場や企業経営の問題解決・ビジネス改革に有効であるとの認識のもと、内部統制、連結決算プロセス、ERMなどの分野でのXBRL適用の可能性を継続的に提案・検証しており、今後より広くお客様の業務改革・企業価値向上に寄与したいと考えています。

第1回 XBRLの動向 (XBRLと法定開示)

第2回 XBRLの動向 (XBRLと適時開示)

注釈

*1 XBRL : eXtensible Business Reporting Language
拡張可能な事業報告言語
http://www.xbrl-jp.org/

*2 IASCF : International Accounting Standards Committee Foundation
国際会計基準委員会財団
http://www.iasb.org/XBRL/XBRL.htm

*3 IFRS : International Financial Reporting Standards
国際財務報告基準

*4 タクソノミ : ビジネス報告で使用される科目・項目をXBRL形式にて定義した語彙辞書

*5 ERM : Enterprise Risk Management
事業リスク管理

*6 OCEG : The Open Compliance & Ethics Group
http://www.oceg.org/Details/FujitsuTC

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