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MVNO向けソリューションビジネスの展開策策定支援

実現性あるMVNO事業の候補抽出と市場規模算定を実施

上級研究員 伊藤裕万

2008年7月4日(金曜日)

皆さん、ディズニー・モバイルのコマーシャルをテレビや吊り広告等で目にしたことがあるでしょうか。ご覧になったことがある方は、きっと「えっ、ディズニーが携帯電話サービス!」と思ったのではないでしょうか。携帯電話事業は、今日まさに多様化の時代に入ってきています。こうした携帯電話事業の多様化動向はMVNO(*1)と呼ばれる事業者によって推進されています。MVNOとは、自ら無線局設備を開設・運用せずに、NTTドコモやKDDIといった、既存の移動通信事業者(MNO(*2))が提供する移動通信サービスを利用したり、それに接続したりすることによって、モバイルサービスを提供する移動体通信事業者なのです。

現在、MVNOで先行する欧米では、既存のMNOの市場との棲み分けがより明確である、ローコスト(低料金)型の事業モデルが主流になっています。一方、携帯電話先進国である日本では、新サービスや新端末による高付加価値型事業モデルのMVNOが展開されており、様々な業種からの事業参入が図られつつあるとともに、自動販売機やゲーム機など、携帯電話機以外の新たな端末による多種多様なビジネス展開も期待されています。

今回、モバイルビジネスの活性化策として注目を集めている、こうしたMVNO向けのソリューションビジネスの展開策策定に関するご支援をしましたので、簡単にその内容をご紹介いたします。

ご支援したお客様は、通信事業の業務やシステムに精通している企業で、自らが有するノウハウやチャネルを基軸に、MVNO市場向けのソリューションビジネスの展開を目指しておりました。そのため、お客様からは、今後のMVNOの市場規模や事業構造、競合状況、さらには、それらに関する諸課題などを調査・分析し、ビジネス展開をより実効性のあるものにするために、どのような取り組みを図るべきかについての指針を示すことが期待されておりました。

その期待に対し、今後2015年までに出現しそうなMVNOの各タイプの分類を行い、事業戦略や市場価値、参入や撤退時の障壁、商品・料金、ビジネスプロセス、代表的な想定サービスイメージ等について、その可能性を検討しました。また、あわせて、各MVNOが持つ課題や問題点を明らかにし、各々に対応したソリューションの必要度合いについて判断するとともに、実現性のあるMVNO事業の候補抽出と市場規模算定を行いました。

例えば、MVNO市場での優位性や顧客リーチの可能性を評価するために、MVNO市場での各MVNOプレーヤーやMVNE(*3)、競合他社を含めたソリューションプロバイダーのポジションを明確にし、市場環境の変化動向を考慮した各MVNOの市場ポジショニングや、その推移について分析しました。また、どのタイプのMVNOに、どのタイプのソリューションプロバイダーが、どんなソリューションを提供するか、その方向性について分析するとともに、お客様のコア領域の強みを活かすため、補完すべくソリューションを提供する他者との連携スキームに関しても、その可能性を提言しています。

MVNOへの新規参入は、今後ますます増加傾向を示すことが予想されます。一方、そのビジネス構造を踏まえると、サービスや端末の各開発・提供者やMNO等、業種業態を超えた多岐にわたる関係者が連携して、ビジネス展開を図る可能性も多くなるでしょう。MVNOの事業性評価(フィージビリティスタディ)を考えているお客様、また、そうしたお客様に対して、技術・社会・市場動向を踏まえた戦略的なアプローチを行おうとお考えの方は、是非とも、ご相談頂ければと思います。

注釈

*1 MVNO: Mobile Virtual Network Operator (仮想移動体通信事業者)

*2 MNO: Mobile Network Operator (移動通信事業者)

*3 MVNE: Mobile Virtual Network Enabler (MVMOサポート事業者)

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