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電気・電子機器の特殊環境試験サービス
耐候性/ガス腐食/減圧試験
最終製品・部品製造者の想定とは異なる環境で使用されるケースが益々増える電気・電子機器。
製品開発段階で、『特殊環境』(想定外環境)での耐環境性を把握しておくことが必要不可欠です。

スマートフォンやウェアラブル製品の普及に伴い、屋外での利用シーンが飛躍的に増加しています。
紫外線、高度(減圧)、ガス、振動と温湿度の共存など、
最終製品・部品製造者の想定とは異なる環境で使用されるケースが益々増えてきています。
製品開発段階で、『特殊環境』(想定外環境)での耐環境性を把握しておくことが必要不可欠です。
こんなお悩み・ご要望はありませんか?
- ・新製品に採用する部品の耐環境性を事前に見極めたい
- ・複数の試験を一括して行いたいが、委託先が見つからない
- ・どの規格で試験すればよいのか判らない
(高)促進耐候性試験 [ウェザーメーター試験]
- 屋外での使用では、太陽光による紫外線や降雨など屋内より厳しい環境にさらされます。 太陽光・温度・湿度など屋内外の条件を人工的に再現し、製品や材料の劣化を促進させ短時間に評価することが可能です。
当社の促進耐候性試験サービスの特徴
- カーボンアークとスーパーキセノンの2種類の光源に対応した耐候性試験機を備えています。
- ご要望に応じた試験条件(降雨/ガラスフィルタ/制御波長/試料枠回転速度)(※1)に無料で対応致します。
- 試験前後の観察や測定(※2)にも対応いたします。
- 一部の規格(※3)については、ISO17025認証を取得しました。
※1 試験条件のご対応について
ガラスフィルタ切換
窓ガラスを通した太陽光は短波長側の波長が遮断されることが知られています。条件に応じて適合するガラスフィルタを用いることで各々のシミュレーション試験が可能です。
ガラスフィルタの種類と用途
#275,#295 | 屋外(直射日光) |
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#320 | 屋内(ガラス越し日光) |
赤外カット | 特に熱に弱い材料向け |
出展:スガ試験機株式会社
キセノンランプ制御波長切換
規格にあわせて、300~400nm波長帯での制御、340nm単一波長制御を指定可能です。
340nm波長制御指定関連規格
SAE J2527 | 米国自動車技術者協会規格 |
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ASTM G115 | 米国材料試験協会規格 |
JIS K 7350-2 | 日本興業規格 |
ISO4892-2 | 国際標準化機構規格 |
IEC J60950-1 付属書Y4892-2 | 国際電気標準会議規格 |
キセノン試料枠回転速度切替
お客様の試験目的に合わせて試料枠回転速度を選ぶことができます。
- 1 rpm / 2 rpm(装置3台とも対応): 一般的な促進耐候性試験
- 12 rpm (装置1台のみ対応) :車載用製品/材料の促進耐光性試験(高放射照度かつ高温度条件)等
※2 試験前後での各種光学測定
促進耐候性試験前後における下記外観光学特性測定を代行致します。
- 色差(反射物体/透過物体)
- 変退色(反射物体)
- グロス/鏡面光沢度(反射物体)
- ヘーズ (反射物体/透過物体)
- 写像性/像鮮明度(反射物体)
- 双方向反射率(反射物体)
- 光透過率(透過物体)
※3 ISO17025認定取得規格
JSK7350-2 | プラスチック―実験室高原による暴露試験方法―
第2部:キセノンアークランプ |
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JASO M351 | 自動車部品―
外装部品のキセノンアークランプによる促進耐候性試験方法 |
試験設備
促進耐候性試験(サンシャインウェザーメーター試験)
- 歴史も長く、一般的な試験方法です。カーボンアーク放電時に発生する紫外線照射により、加速評価を行います。
- 試験装置性能
- 放射照度: 255W/m2 (@300~700nm)
- ブラックパネル温度: 63℃,83℃,95℃ (湿度制御有)
- 降雨純水スプレー: 水噴霧の有り/無し、および噴霧時間についても指定可能
高促進耐候性試験(スーパーキセノンウェザーメーター試験)
- キセノン光源は太陽光照射の試験再現性に優れています。紫外線放射照度が太陽光の約3倍のため、試験時間の短縮や試験コスト削減に有利です。
- 試験装置性能
- 放射照度: 60~180W/m2 (@紫外線領域300~400nm)
- ブラックパネル温度: 50℃~95℃ (湿度制御有り)
- 降雨純水スプレー: 水噴霧の有り/無し、および噴霧時間についても指定可能
- 試料寸法: 150×70mm 最大54枚
ガス腐食試験
- 温泉水の蒸気や火山性のガスは、硫黄など機器を腐食させる成分が含まれている場合があります。
当社所有の設備では、H2S、SO2、NO2、Cl2の4種類の腐食性ガスの単独または混合雰囲気での試験が行えます。大気中の腐食性ガスによる電子部品の耐腐食性試験が実施可能です。
対応する主な試験規格
JIS C 60068-2-42 | 環境試験方法-電気・電子-接点及び接続部の二酸化硫黄試験方法 |
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JIS C 60068-2-43 | 環境試験方法-電気・電子-接点及び接続部の硫化水素試験方法 |
JIS C 60068-2-60 | 環境試験方法-電気・電子-混合ガス流腐食試験 |
試験装置性能
- 温度制御範囲: +20 ~ +50℃(湿度制御有り)
- ガス濃度(1~4種混合試験が可能):
- H2S(硫化水素ガス)濃度 : 0.01 ~ 12.5ppm
- SO2(亜硫酸ガス)濃度 : 0.05 ~ 12.5ppm
- NO2(二酸化窒素ガス)濃度 : 0.01 ~ 2.5ppm
- Cl2(塩素ガス)濃度 : 0.01 ~ 0.25ppm
- 槽内容積: W500×D500×H700mm
減圧試験
- 地上より減圧した環境では、膨らみや放電の発生など電子機器や回路に思わぬ影響が出ることがあります。当社所有の設備を用いれば、大気圧以下の減圧環境をシミュレートした試験が行えます。高層階や航空機の中など、気圧が低い状態での使用を想定した試験が実施可能なほか、モータやFANなど回転機器のベアリングオイル抜けによる寿命検証なども可能です。
対応する主な試験規格
JIS C 60068-2-13 | 環境試験方法-電気・電子-減圧試験方法 |
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JIS C 8712 | 密閉型小型二次電池の安全性 |
UL1642 | Lithium Batteries(リチウム・バッテリー) |
試験可能な環境
- 圧力制御範囲: 5 ~ 933hPa
- 温度制御範囲: +40 ~ +200℃
温湿度環境試験
対応する主な試験規格
IEC / JIS C 60068-2-30 | 環境試験方法-電気・電子-温湿度サイクル試験方法 |
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IEC / JIS C 60068-2-78 | 環境試験方法-電気・電子-高温高湿試験方法 |
代表的な温湿度環境試験機
- ハイパワー恒温恒湿器
- 低温低湿槽