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次世代400Gコヒーレント プラガブル トランシーバのポートフォリオを拡充

2020年10月9日

当社は、クラウドデータセンター間接続の 120km WDM 伝送に適用する 400Gbps(以下400G)ZR トランシーバに加え、共通のQSFP56-DD、およびOSFPフォームファクタで120km 超のWDM 伝送を可能とする400G ZR+トランシーバを実現致しました。400Gコヒーレント プラガブル トランシーバのポートフォリオを拡充し、データセンターインターコネクト(DCI)において、エッジアプリケーションからリージョナルアプリケーションまで、大容量化・低コスト化のソリューションを提案致します。当社は、本製品の2021 年の本格導入に向け、サンプル出荷を開始し致しました。

400G QSFP56-DD ZR
<400G QSFP56-DD ZR/ZR+トランシーバ>

400G OSFP ZR
<400G OSFP ZR/ZR+トランシーバ>

400ZR

近年、インターネット コンテンツ プロバイダーなどが、都市周辺の離れた場所にある複数のデータセンターをシームレスに相互接続し、ハイパースケール データセンターを構築しており、DCIへ適用でき、既に普及している100GE QSFP28と同様の小型サイズであるQSFP56-DDやOSFPフォームファクターで実現することで、ルーター・スイッチへ直接インストールが可能、かつWDM伝送が可能となるコヒーレント トランシーバへの要求が高まっていました。これらの要求に迅速に対応するため、標準化団体であるOIFにおいて、特定のアプリケーションである120 kmまでのDCIエッジ アプリケーションをサポートする400Gトランシーバ 「400ZR-OIF(*1)」の仕様化がなされました。

当社の400G ZRトランシーバは、400ZR-OIFに準拠したCFEC (Forward Error Correction)を適用しており、他社製品とのインターオペラビリティ性を確保しています。

アリスタ ネットワーク様7060/7280R3 400GEスイッチ装置において、当社の400G OSFP ZRトランシーバの信号疎通を確認いただいております。


Open ZR+

400ZRと共通のQSFP56-DD/OSFPフォームファクタを維持しながら、120 kmを超える大規模なDCIリンクに対応するため、400ZR-OIFとOpenROADM (*2) 仕様の要素の組み合わせた、OpenZR+ MSA (*3)が、現在進められています。

Open ROADM MSAは、キャリアアプリケーションに焦点を当てた標準仕様であり、マルチレート、多重化機能、OTNなどの追加プロトコルをサポートする柔軟性のあるコヒーレント プラガブル トランシーバの仕様化が推進されています。

OpenZR+ MSAは、OpenROADMの高性能なOFECを適用することによる伝送距離の長延化、マルチレート イーサネットへの対応、選択可能な100G、200G、300G、400Gのライン側トランスポートリンクへ対応し、ユーザーニーズに最適な伝送距離/容量の選択を可能とすることを目指しています。


当社の400G ZR+ トランシーバは、ZRと共通のQSFP56-DD及びOSFPフォームファクタで、より高性能なOFECの適用により、伝送距離の長延化とインターオペラビリティの確保を実現しています。Line Interfaceは100G~400GEが選択可能であり、伝送距離に対する拡張性を有し、Client Interfaceは100~400GEをサポートし、効率的な多重化を可能としています。

【Muxponder application 例】

Fujitsu Optical Compornent Limited

 

【Product Line-up】

Product 400G ZR 400G ZR+
Application Edge DCI Regional DCI
Standard OIF 400ZR OpenZR+ MSA
Client Interface 400GbE 100G~400GbE
Line Interface 400GE 100/200/300/400GE
Form Factor QSFP56-DD/OSFP QSFP56-DD/OSFP
SD-FEC CFEC OFEC

当社の400Gコヒーレント プラガブル トランシーバは、7nm CMOSプロセスのコヒーレントDSP (Digital Signal Processor)とシリコンフォトニクス集積光デバイス、高密度実装技術による次世代コヒーレント プラットフォームの開発に成功し、小型、低消費電力化と、ビットレート当たりのコスト低減を実現しています。

また、本製品には、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の助成事業の成果が(一部)活用されています。

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富士通オプティカルコンポーネンツ株式会社 
マーケティング部
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icon-mail E-mail:foc-contact-pr@dl.jp.fujitsu.com

日付: 2020年10月9日