<400G QSFP56-DD ZR/ZR+トランシーバ>
<400G OSFP ZR/ZR+トランシーバ>
近年、インターネット コンテンツ プロバイダーなどが、都市周辺の離れた場所にある複数のデータセンターをシームレスに相互接続し、ハイパースケール データセンターを構築しており、DCIへ適用でき、既に普及している100GE QSFP28と同様の小型サイズであるQSFP56-DDやOSFPフォームファクターで実現することで、ルーター・スイッチへ直接インストールが可能、かつWDM伝送が可能となるコヒーレント トランシーバへの要求が高まっていました。これらの要求に迅速に対応するため、標準化団体であるOIFにおいて、特定のアプリケーションである120 kmまでのDCIエッジ アプリケーションをサポートする400Gトランシーバ 「400ZR-OIF(*1)」の仕様化がなされました。
当社の400G ZRトランシーバは、400ZR-OIFに準拠したCFEC (Forward Error Correction)を適用しており、他社製品とのインターオペラビリティ性を確保しています。
アリスタ ネットワーク様7060/7280R3 400GEスイッチ装置において、当社の400G OSFP ZRトランシーバの信号疎通を確認いただいております。
400ZRと共通のQSFP56-DD/OSFPフォームファクタを維持しながら、120 kmを超える大規模なDCIリンクに対応するため、400ZR-OIFとOpenROADM (*2) 仕様の要素の組み合わせた、OpenZR+ MSA (*3)が、現在進められています。
Open ROADM MSAは、キャリアアプリケーションに焦点を当てた標準仕様であり、マルチレート、多重化機能、OTNなどの追加プロトコルをサポートする柔軟性のあるコヒーレント プラガブル トランシーバの仕様化が推進されています。
OpenZR+ MSAは、OpenROADMの高性能なOFECを適用することによる伝送距離の長延化、マルチレート イーサネットへの対応、選択可能な100G、200G、300G、400Gのライン側トランスポートリンクへ対応し、ユーザーニーズに最適な伝送距離/容量の選択を可能とすることを目指しています。
当社の400G ZR+ トランシーバは、ZRと共通のQSFP56-DD及びOSFPフォームファクタで、より高性能なOFECの適用により、伝送距離の長延化とインターオペラビリティの確保を実現しています。Line Interfaceは100G~400GEが選択可能であり、伝送距離に対する拡張性を有し、Client Interfaceは100~400GEをサポートし、効率的な多重化を可能としています。
Product | 400G ZR | 400G ZR+ |
---|---|---|
Application | Edge DCI | Regional DCI |
Standard | OIF 400ZR | OpenZR+ MSA |
Client Interface | 400GbE | 100G~400GbE |
Line Interface | 400GE | 100/200/300/400GE |
Form Factor | QSFP56-DD/OSFP | QSFP56-DD/OSFP |
SD-FEC | CFEC | OFEC |
当社の400Gコヒーレント プラガブル トランシーバは、7nm CMOSプロセスのコヒーレントDSP (Digital Signal Processor)とシリコンフォトニクス集積光デバイス、高密度実装技術による次世代コヒーレント プラットフォームの開発に成功し、小型、低消費電力化と、ビットレート当たりのコスト低減を実現しています。
また、本製品には、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の助成事業の成果が(一部)活用されています。
記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。
富士通オプティカルコンポーネンツ株式会社
マーケティング部
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日付: 2020年10月9日