近年、クラウドコンピューティング等の普及により通信トラフィックが急激に増加しており、さらに本格的なIoT(Internet of Things)時代を迎え、今後通信トラフィックの増加がさらに加速することが予想されています。これに対応するため、通信ネットワークへの100G光ネットワークの導入が現在急速に拡大しており、また更なる大容量化のニーズに対応するため、次世代の400G超ネットワークへの要求が高まっています。
伝送容量の拡大手段としては、シンボルレートの高速化、変調フォーマットの多値化、キャリア数の増加の3つの手段が考えられますが、現在実用化されている100G/200Gコヒーレント伝送で用いられている方式は、32 Gbaud、DP-QPSK(注2)16QAM、シングルキャリアの方式が主流です。
今般、当社は、シンボルレートを現在の32 Gbaudから、64 Gbaudへ高速化した当社製の64Gbaud LN変調器、64Gbaud集積コヒーレントレーバ)の採用とDP-64 QAM変調方式への対応を可能にすることにより、単一波長600Gコヒーレント通信に対応した高帯域CFP2 ACOトランシーバの開発に成功しました。
記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。
(注1) QAM: Quadrature Amplitude Modulationの略。
(注2) DP-QPSK: Dual Polarization-Quadrature Phase Shift Keyingの略。
日付: 2017年3月14日
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