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富士通オプティカルコンポーネンツと古河電工、40Gbps,100Gbps光ネットワーク向け集積型受信モジュールの開発で協力

2009年8月18日

古河電気工業株式会社(以下、古河電工)と富士通オプティカルコンポーネンツ株式会社(以下、FOC)は、現在世界的に導入が進んでいる毎秒40キガビット(以下、40Gbps)、及び次世代の毎秒100ギガビット(以下、100Gbps)の超高速光ネットワーク向け集積型受信モジュールの開発で協力します。

古河電工は、集積型受信モジュールの小型化に有効なPLC (注1)技術を開発し、FOCがPLCや高速の受信素子、増幅器を含めた受信モジュールの集積化技術を用いて、集積型受信モジュールの開発、製品化を行います。

今回の開発協力により、FOCは、集積型受信モジュールの製品開発のスピードアップを図り、超高速光ネットワーク用装置向けに、小型、低消費電力、低価格の集積型受信モジュールをタイムリーに市場へ提供していきます。

また、古河電工は、受信モジュールに必要なPLCによる光干渉回路の基本的な技術を確立し、次世代光通信のキーデバイスとして広く展開していきます。

近年、クラウドコンピューティング、インターネットビデオなどの新たなサービスの普及により、通信トラフィックが急激に増加しており、伝送容量を拡大するためにコアネットワークへの40Gbps光ネットワークの導入が活発化しており、さらに次世代の100Gbps光ネットワークの実用化に向けた研究開発も盛んになっています。
これに用いられる40Gbps, 100Gbps等の光ネットワーク装置では、性能実現のために装置の大型化、消費電力の増大等がもたらされており、いかに環境負荷を減らしながら、通信トラフィックの増加に対応していくかが大きな課題となっています。

40Gbps, 100Gbpsの光伝送では、伝送路で生じる信号劣化、雑音の影響を大きく受けるため、従来の光強度をON/OFFする2値変調方式でなく、位相変調を用いた多値変調方式やデジタルコヒーレント方式が導入され始めています。1シンボルで4値を伝送するDQPSK (注2)変調では遅延干渉計 (注4)、デジタルコヒーレント方式のDP-QPSK (注3)変調では90度ハイブリッドと呼ばれる光ミキサー (注5)、さらにいずれの方式においても複数のバランスド・レシーバ (注6)が必要となりますが、これまではそれぞれ個別の光部品を接続して使用してきました。しかし、今後、40Gbps, 100Gbpsの適用が進むにつれ、小型化や低価格化等の要求に応えるため、これらを集積した受信モジュールが必要となります。さらに、DQPSK変調やDP-QPSK変調では、遅延干渉計あるいは光ミキサーの構造が複雑になるため、それらの部分を小型、低コスト、低消費電力で実現できるPLC技術が有効となります。

今回、両社のそれぞれ長年の実績に裏付けられた下記の技術的強みを組み合わせることにより、集積型受信モジュールの製品開発のスピードアップを図ります。

【古河電工の技術的強み】

  • 光スプリッタ・アレイ導波路格子等に代表されるPLCチップの高い設計技術,高品質・量産性に優れたプロセス技術を有しています。
  • PLCチップの小型化を実現する高屈折率差(>1%)を持つプロセス技術を開発し実用化しています。
  • アレイ導波路格子の温度無依存化技術など、パッケージ技術の低コスト・量産技術を有しています。

【FOCの技術的強み】

  • LN変調器などのデバイスからDWDMフルバンドチューナブル300pinトランスポンダに亘る幅広い先端光コンポーネントに対する設計、量産化技術を有しています。
  • 小型・低コスト製品を実現する高周波設計、デバイス制御、光学設計、高密度実装設計などの高い設計技術を有しています。
  • 高品質な製品を量産するLNプロセス、マイクロアセンブリ、自動調整・試験技術などの高い製造技術を有しています。

古河電気工業株式会社

古河電工は、1896年に設立。情報通信部門では、米子会社OFS-Fitelと光ファイバのグローバル展開をするとともに、フォトニクスネットワーク事業でも、光増幅器、波長合分波器、励起用レーザ等のWDM光通信ネットワークで必須となる光部品を広く世界中に供給しています。今後も、光ネットワークの高速化、容量増大、動的なネットワーク形態の変更に対応するような製品を提供してまいります。(本社:東京都千代田区)

富士通オプティカルコンポーネンツ株式会社

FOCは、富士通グループの光モジュール事業の更なる強化を目指し、営業、研究・開発、製造の一元化を図ることで、スピーディーかつ柔軟な事業展開を推進し、お客様のニーズに対応した製品を提供していくために、2009年4月1日に富士通100%出資の新会社として設立されました。FOCは、テレコムマーケットとデータコムマーケットに対応した、先進かつ高信頼、顧客志向の光コンポーネント製品を世界市場へ供給するリーディングサプライヤーであり、DWDM用プラガブルトランシーバ、フルバンドチューナブル 300pinトランスポンダ、G-PON用トランシーバ、40G/100G LN変調器等の光コンポーネント製品に加え、先進の40G/100G集積型受信モジュールをラインナップしてまいります。(本社:神奈川県川崎市)


関連ホームページ

古河電気工業株式会社

富士通オプティカルコンポーネンツ株式会社

商標について

記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。

注釈

(注1) PLC
Planar Lightwave Circuitの略。シリコンまたは石英基板上に、光を伝搬する導波路を光波長オーダを超える精度で形成した光回路チップ。

(注2) DQPSK
Differential Quadrature Phase Shift Keyingの略。デジタル信号の位相変調方式のひとつで、変調された4つの光位相(0°、90°、180°、270°)に2ビットのデータを割り当てることのできる方式。

(注3) DP-QPSK
Dual Polarization-Quadrature Phase Shift Keyingの略。デジタル信号の位相変調方式のひとつで、P偏光波、S偏光波のそれぞれについて、変調された4つの光位相(0°、90°、180°、270°)に2ビットのデータを割り当てることのできる方式。

(注4) 遅延干渉計
位相変調を復調して強度変調に変換する光部品。位相変調された光を二つの光路に分波して、一方の光路に1ビット相当の時間遅延を与え、光を干渉させて、強度変調光に変換するデバイス。

(注5) 90度ハイブリッド(光ミキサー)
コヒーレント信号を復調するヘテロダイン、イントラダイン受信方式に必要な光部品。受信光と局発振光(受信側に配置する光源)をミキシングして、バランスド・レシーバへ合成光信号を出力するデバイス。

(注6) バランスド・レシーバ(Balanced receiver)
受信方式のひとつで、遅延干渉計や90°ハイブリッドから出力される正相、逆相の光を受ける2つのフォトダイオードからなり、それらのフォトダイオード電流の差分を利用することで受信特性を向上できる方式。

日付: 2009年8月18日

本件に関するお問い合わせ

富士通オプティカルコンポーネンツ株式会社
営業統括部
マーケティング部
icon-telephone  電話: 044-754-3135(直通)
icon-mail  E-mail: foc-contact-pr@ml.jp.fujitsu.com