プレスリリース
2015年6月8日
スマホの位置情報を連動させ、
必要な人に必要な場所で情報を配信
観光や防災などの情報配信と位置情報の収集・分析の一体化を実現
富士通ネットワークソリューションズ株式会社( 注1 )(以下 FNETS)は、お客様のビジネス拡大や新しい価値創造を支える富士通株式会社(以下、富士通)のデジタルビジネス・プラットフォームの概念に基づいた、スマートデバイスのアプリ向けのコンテンツ配信と、端末利用者の位置情報をビッグデータとして収集するサービスを一体化した位置情報活用プラットフォーム「FUJITSU Ubiquitous Computing Service POSIGEO(ポシジオ)」(以下、POSIGEO)をクラウドサービスとして2015年6月末より販売を開始します。
「POSIGEO」は、サービス提供者がサーバやネットワーク設備を自前で導入することなく利用が可能なクラウドサービスです。
サービス提供者自身でコンテンツを手軽に更新できるため、観光施設、自治体等が保有する魅力ある情報や防災情報を観光客、住民に対してタイムリーに提供することができます。
また、富士通の位置情報サービス「SPATIOWL(スペーシオール)」( 注2 )と連携することで、様々なサービスに利用できます。例えば、観光客が多く通る道路の交通規制を変更したり、災害時に避難者の避難経路を分析し避難に使用される道路の整備計画に役立てることも可能です。
今後、API( 注3 )連携により、インターネット上の様々なサービスを連携させ、サービス事業者様のビジネス拡大を加速させるとともに、IoTなどの新しいオンラインビジネスのプラットフォームとしてサービスを拡大してまいります。
また、2015年6月10日~11日に東京国際フォーラムで開催される、「ケーブル技術ショー2015」にてデモ版を公開します。
本サービスの概要
「POSIGEO」のコンテンツ配信は、アプリ利用者の位置情報を使ってタイムリーに行うことができます。音声や映像ファイルの再生を端末の位置情報と連動させ自動的に再生したり、AR( 注4 )を使って施設の方向や距離を同時に表示し、アプリ利用者の利便性を向上させることができます。また、利用者がスマートデバイスにインストールするアプリは、5か国語に対応しており、利用者の端末環境に合わせて自動的に言語を切り替えることができることから、急増する訪日外国人向けのサービスとして提供することができます。
位置情報と紐付てコンテンツの参照履歴をビッグデータとして収集しており、人の往来数などを曜日や時間などで見える化し、道路の交通規制に役立てたり、近隣店舗のイベントの計画に役立てたり、新しいマーケティングデータとして事業者様にフィードバックすることができます。
このような、コンテンツの配信とビッグデータの収集を一体にしたサービスは、これまで構築に数か月を要しておりましたが、アプリをテンプレート化することにより、最短で1か月ほどでサービスを開始でき、事業者のビジネス拡大のチャンスを逃しません。
今後、位置情報を活用したサービスの基盤として「POSIGEO」のAPIを公開し、防災情報などの安心安全サービスや、交通機関や教育機関、ヘルスケアと連携したサービスなど、事業者様のビジネス拡大を加速するサービス基盤として成長させてまいります。
当社では、2014年1月より、神奈川県鎌倉市の歴史を題材にしたスマートデバイス用観光アプリ「街めぐ~鎌倉編」を無償提供してまいりました。「街めぐ~鎌倉編」で培ったアプリ運用やコンテンツ制作のナレッジと、位置情報活用プラットフォーム「POSIGEO」により、位置情報を使ったお客様のイノベーションとビジネス拡大を支援してまいります。
提供するサービスの種類
地域活性化や観光事業の活性化などを目的に、観光スポットや商業施設などの情報を掲載し情報を発信する仕組みを提供するサービスです。
今後、様々なサービスを、位置情報活用プラットフォーム「POSIGEO」に展開し提供してまいります。
イベント出展について
名称:ケーブル技術ショー2015
日程:2015年6月10日~11日
会場:東京国際フォーラム
参考URL:
http://www.fujitsu.com/jp/group/fnets/about/resources/news/press-releases/2015/0428-01.html
提供開始時期
2015年6月末 販売開始予定
予定販売価格
(1) | 初期費用 100万円~
クラウド構築・初期設定費用などを含む。コンテンツ制作・アプリ登録費用などは含まず。 アプリのカスタマイズには別途費用がかかります。 |
(2) | 月額利用料 5万円~
アプリのカスタマイズが発生した場合は別途費用がかかります。 |
販売目標
2015年度 150ユーザ
注釈
(注1) | 富士通ネットワークソリューションズ株式会社:本社 神奈川県横浜市、代表取締役社長 岡平 司 |
(注2) | SPATIOWL(スペーシオール):「FUJITSU Intelligent Society Solution SPATIOWL」富士通株式会社が提供する位置情報サービス |
(注3) | API(Application Programming Interface):ソフトウェアどうしがやり取りするインターフェース |
(注4) | AR(Augmented Reality):拡張現実とよばれ、目標のある方向をカメラで撮影するとその目標物の紹介などが画面上に浮かびあがる。エアタグは画面上に吹き出しでテキストが表示される。また、3D-CGアニメをオーバーラップ表示することも可能。 |
(注5) | GPSロガー:GPS(Global Positioning System、全地球測位システム)を使って、移動した軌跡を地図上に表示する。 |
商標について
- 記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。
- 「街めぐ」は当社の登録済商標です。
- 「POSIGEO」は当社で商標登録申請中です。
お客様お問い合わせ先
富士通ネットワークソリューションズ株式会社
ビジネス推進本部 ソリューションビジネス統括部
TEL:045-752-9790 FAX:045-228-5023
URL: http://www.fujitsu.com/jp/fnets/contact/
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