プレスリリース

2015年4月20日

企業向けコミュニケーションツールの
周辺機器を販売開始

「Microsoft Lync®」で内線と外線通話機能を統合し、
効率的なコミュニケーションを実現

富士通ネットワークソリューションズ株式会社( 注1 、以下 FNETS)は、企業向けコミュニケーションツール「Microsoft Lync®」(以下、Lync)において、内線と外線通話機能を統合するために必要な音声ゲートウェイ装置(Sonus社製「SBC1000」、「SBC2000」)およびIP電話機(ポリコム社製 「Polycom VVXシリーズ」)の販売を本日より開始します。FNETSでは、Lyncを活用した「統合コミュニケーションソリューション」を提供していますが、これらの追加により、音声系ソリューションの拡充を図ります。

Lyncは、社内のネットワーク環境のなかで、各自の端末を利用してプレゼンス(在席管理)表示、IM(インスタントメッセージ)、ビデオ通話などリアルタイムコミュニケーションを実現する統合ソフトウェアです。今回、販売する周辺機器と、LyncのVoIP 外線通話機能「Microsoft Lync® エンタープライズボイス」を接続することにより、社内の通話だけでなく外線通話にも使えるLyncクライアントとして自分の端末を利用できます。

これにより、例えば、お客様からの外線通話に対しても自席のパソコンをはじめ、携帯電話やスマートフォン、IP電話機など、いつでもどこでも迅速なコミュニケーションを図ることができます。

FNETSは全国の主要拠点に Lyncに関する資格保有者を配置し、アセスメント、設計、構築、保守、運用とワンストップで提供が可能です。今回のソリューション拡充にともない、従来のレガシーPBX(構内交換機)やIP-PBXの設計・構築ノウハウを活用し、お客様の既存資産を活かしながら、「Microsoft Lync® エンタープライズボイス」へのマイグレーションをシームレスに行うなど、お客様のニーズに合わせたコミュニケーション環境の構築を強力にサポートしてまいります。

背景

昨今、ワークスタイル変革をキーワードに、プレゼンス表示、IM、ビデオ通話などのリアルタイムコミュニケーションだけでなく音声まで統合したコミュニケーション基盤としてLyncを導入する企業が増加しています。また、Lyncを導入済みの企業が、音声まで拡張するニーズも増えているため、FNETSでは、音声基盤を構築するうえで設置される国内販売実績数1位のSonus社製品の「音声ゲートウェイ装置」( 注2 )とポリコム社製品の「IP電話機」を取り扱い、「統合コミュニケーションソリューション」を強化することになりました。

特長

1.音声ゲートウェイ装置 「SBC1000」、「SBC2000」

SBC(Session Border Controller)シリーズは、Microsoft Lync®認定の音声ゲートウェイ装置であり、 Lyncクライアントから公衆網への音声通話を橋渡しします。


SBC1000


SBC2000

  • PRI / BRI / アナログなど多様な公衆網のインターフェース に対応しています。また、「SBC2000」はINS1500を複数収容することができるため大規模な拠点、「SBC1000」は小規模な拠点向けと、お客様の規模に合わせて設置することが可能です。
  • SBA(Survivable Branch Appliance)機能も搭載されており、WAN がダウンした場合でも、Lyncクライアントによる発着信通話を継続することが可能です。

2.IP電話機 「Polycom VVX シリーズ」

Microsoft Lync®認定のIP電話機であり、IPアドレスの自動取得および手動設定が可能なため、お客様のオフィス環境に合わせて柔軟に設置することができます。今回、エントリーモデルからタッチパネルのユーザーインターフェース(UI)を搭載したハイエンドモデルまで豊富なラインナップを揃えました。


VVX 300/VVX 310


VVX 600

(1)VVX 300/VVX 310

  • 低~中程度の通話量を処理するユーザー向けのコスト効率が高いエントリーレベルのIP電話機です。

(2)VVX 400/VVX 410

  • 中程度の通話量を処理するオフィスワーカーやコールセンターオペレーター向けのカラーディスプレイ付きミッドレンジのIP電話機です。

(3)VVX 500

  • 電話機の画面上でMicrosoft® Outlookのカレンダーの表示などデスクトップパソコンと密な連携が行えるナレッジワーカー向けの高性能な3.5インチカラータッチパネル付きIP電話機です。

(4)VVX 600

  • 「VVX 500」の機能に加え、エグゼクティブ向け4.3インチの大きな表示領域をもつカラータッチパネル付きIP電話機です。


IP電話のラインナップ

今後の展開

通話録音機能、利用レポ―ティング機能など管理者向けのマネジメント機能を拡充していきます。

販売価格および出荷時期

音声ゲートウェイ装置(Sonus社製)

製品名販売価格(税抜き)出荷時期
SBC1000オープン価格2015年4月20日
SBC2000

IP電話機(ポリコム社製)

製品名販売価格(税抜き)出荷時期
VVX 300/VVX 310オープン価格2015年4月20日
VVX 400/VVX 410
VVX 500
VVX 600

※上記は機器のみの価格です。

販売目標

「統合コミュニケーションソリューション」Microsoft Lync® エンタープライズボイス関連ビジネス全体で、今後3年間で12億円。

注釈

(注1)富士通ネットワークソリューションズ株式会社:本社 神奈川県横浜市、代表取締役社長 岡平 司
(注2)国内販売実績数1位のSonus社製品の「音声ゲートウェイ装置」:2015年4月1日現在。住友商事マシネックス株式会社調べ

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