PRESS RELEASE
2016年6月21日
株式会社富士通マーケティング
県外を含む近隣図書館の貸出状況を一括検索し、図書館を効率的に利用できる仕組みを実現
株式会社富士通マーケティング(本社:東京都港区、代表取締役社長:藤田 正美、以下:富士通マーケティング)は、福岡県小郡市(市長:平安 正知)様が運営する小郡市立図書館に、読書活動を推進する環境整備と相互連携ネットワークの構築を目的に近隣図書館横断検索サービスを導入し、6月20日に稼働しました。
本システムは、富士通の公共図書館業務システム「FUJITSU 文教ソリューション iLiswing V3(アイリスウィン ブイスリー)」(以下:iLiswing V3)に、株式会社カーリルの横断検索サービス「Unitrad ローカル(ユニトラッド・ローカル)」を採用することにより、小郡市立図書館だけでなく近隣図書館の蔵書も横断検索できる仕組みを実現しました。
県外を含む12館の相互協力協定図書館(注1)を横断検索できるサービスとして「Unitrad ローカル」を図書館システムに組み込んだ市立図書館は全国で初めての事例となります。
小郡市立図書館は福岡県の南部、佐賀県との県境に位置し、佐賀県内の近隣図書館とも相互協力協定を締結しています。そのため、県立図書館の横断検索だけでは利用者のニーズに応えきれないという課題がありました。そこで富士通マーケティングは、株式会社カーリルの横断検索サービス「Unitrad ローカル」を公共図書館業務システム「iLiswing V3」に組み込むことで利用者のニーズに応え、県外を含む近隣図書館の蔵書を効率的に横断検索できる仕組みを実現しました。
従来のシステムでは図書館に借りたい本がない場合には職員に相互貸借(注2)を依頼して取り寄せをするか、相互協力協定図書館のホームページにアクセスして個別に検索する必要がありました。本システムでは、株式会社カーリルの横断検索サービスを組み込むことで、利用者が相互協力協定図書館の本をワンストップで検索し、必要に応じて各館の検索システムに遷移することもできるため、効率的に本の予約・取り寄せを行うことが可能です。
本の取り寄せを依頼すると通常1~2週間かかってしまいます。近隣図書館に借りたい本がある場合には、直接借りに行った方が早いという声が多くありました。本サービスの導入により、利用者自身が貸し出し可能な図書館を横断検索ですぐに探し出すことができるようになり、取り寄せを待たずに直接借りに行くことが容易になりました。
株式会社カーリルの横断検索サービス「Unitrad ローカル」を採用することにより、協定先の図書館が導入しているシステムに依存せず検索が可能です。また、検索対象となる図書館のシステムが変更した際や、対象の図書館が増えた場合でも容易に対応することが可能です。
所在地 | :福岡県小郡市大板井136番地1 |
館長 | :新木 秀典様 |
蔵書数 | :約23万点 |
敷地面積 | :1,586.34平方メートル |
主な施設 | :開架室、ブラウジングコーナー、授乳室、おはなしコーナー、研修室、野田宇太郎文学資料館、野田資料レファレンス室 ほか |
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